電源が入るのみ確認という製品を2,700円で購入しました。1986年発売で当時の価格は74,800円という高級チューナーで性能もずば抜けています。高周波関係は他のメーカーには負けないとして「力」が入った製品です。KENWOODはチューナーを受信機として見ていてその性能を追求した感じでSONYはオーディオ製品としてチューナーを作ったという感じでしょうか。
前面 汚れはありますが目立つ傷はありません。
ACコードは修復されているのであとで新品に交換します。
後側
電源を入れるとFL表示は大丈夫なようですがSGから信号を入れるとずれているようです。また感度も悪いようです。
カバーを取ったところ DET基板やDCC基板などが垂直に取り付けられています。
裏蓋が大きく開くのでメンテナンスが非常にやりやすいです。 熱の出るTRやRCA端子は半田をやり直しておきます。
5連バリキャップとNEC-3SK122 Dual MOS FETを2段使った豪華なフロントエンドです。
トランスも大きめのを使用しています。 この機種に限ったことではありませんがACコードがトランスに直に入っています。つまり電源SWを入れなくても1次側はAC100Vが通電されたままになっています。電源SWは2次側のON,OFFをしています。省エネではないですね。
フロントのカバーを外して掃除します。
FL 表示もきれいにします。
SメーターとMODULATIONを調整
FL表示もすっきりとなりました
調整して終了 経年により各部はけっこうずれていました。このチューナーの状態がよかったのか調整すると歪が劇的に下がりました。
試聴中 SONY ST-S333ESXと好みがわかれるところですがこのKT-1100Dはカチッとした音が特徴でST-S333ESXは柔らかさがあるという感じでしょうか。
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