「通電のみ確認のジャンク品」が出ていたので1,000円で購入しました。1980年発売で当時の価格は67.000円という高級品です。フロントエンド5段バリキャップ、レシオ検波ですが個人的に好きなチューナーです。
フロントは汚れています。
上面は傷があります。
リアも汚れが見えます。簡易的に清掃したようですが元はかなりほこりや汚れが多かったようです。倉庫にあったものか捨てられていた物かな?
表示部分のアクリルに目立つ傷があります。
傷を取るため800番の耐水ペーパーで磨きその後1500番で磨いてから車用コンパウンドがあったので磨いて傷を取り除きました。
ケースを取ったところ。電源回路が豪華です。40年以上も前の機種なので電源回路の電解コンデンサーが膨れていたので全部交換します。
裏側 半田の怪しいところはやり直します。
フロントパネルを取りほこりを取ります。
FL管表示は大丈夫なようです。
裏側に取り付けられた部品 改良点があったのかな?
個人的な意見ですがIFTが大きいチューナーは音が良い気がします。(レシオ検波IFT)
IFTが曲がって取り付けられているので直します。(同調点調整用IFT)
IFTを取って中を見るとチタコンが入っています。黒くないので大丈夫かな?
交換部品 最近コンデンサーも生産終了品がちらほら出てきたので困ってしまいます。商売なので需要の無いものは無くなっていくのは仕方ないのですが・・・
調整終了 フロントエンドは調整する必要が無いほどで使用している部品が良いのでしょうか、当時の高級チューナーでデザインも気に入っています。
試聴中 このST-J75は今までに使用してきたチューナーで一番好きな音がします。KENWOODのパルスカントやPioneer F-120 パルスカウント、SONY ST-333ESG PLL検波のような電波が強くないと本領を発揮しない平面的な音ではなくこのチューナーは深みのある滑らかな音がするきがします。
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