演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

子供に演技を教える-3

2009年05月07日 23時16分27秒 | 子供に演技を教える

拡散と集合

普段私たちは、安全な距離で人と接しています。
と、私は説明しました。

これは、子供たちには難しかったようです。
大学生にも難しかったかもしれません。

つまり普段は、お互いが傷つかない距離をもって
会話を交わしているのですが
これではドラマにならないのです。

ここで、キーワードとなるのが
拡散と集合です。

二人だけの会話で、お互いの距離をどうとるのか
というのは、難しいし子供たちの演技ではほとんど必要とされません。

子供の芝居では、感情をうまく表現しているよりも
状態を表現していることのほうがおおいのです。

「おなかがすいたなあ」
「ぺこぺこだよ」

ここでは舞台上に拡散しているほうがいいでしょう。

「明かりが見える」
「どこ、どこ」

みんなが一箇所に積み重なるように集まる。

絵が見えましたか?

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