演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

さよなら神様

2020年05月25日 20時36分08秒 | 読書

麻耶 雄嵩の小説で、本格ミステリ大賞受賞作。前作「神様ゲーム」の続編ともいえる作品だが、単独で読んでも全く違和感がない。大体前作は講談社で、本作は文芸春秋だ。
殺人事件が連続して起きる話なのだが、推理は当たっているのか当たっていないのかよく分からない形で進行していく。
まあ、前作よりも後味は苦くないので、この作品だけが漫画化されたのもわかる気がする。
こういうのを、心理ホラーミステリーというのだろうか。さりげなく打たれた布石が、なるほどそうだったのかと、思わせるのだが、一つ疑問なのは、こういうのを本格的ミステリーというのだろうか?


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