講談社ミステリーランド第4回配本の西澤保彦作品。
あらすじは講談社BOOK倶楽部より
菅野智己は母が再婚した4年生の頃、突然、眠りに就くことで猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持った。身体を借りている猫にジェニイという名前をつけ、巨大なセントバーナード犬のピーターと友達になった智己が6年生のとき、クラスメイトを含め3人の女子児童が襲撃されるという事件が発生し、1人が重態に。昨年秋に、同じく町内で起きた女子児童誘拐未遂事件の犯人と同一人物の仕業のようだ。被害者の共通点は、智己の義理の姉久美子さんが家庭教師だということ! 智己はジェニイになって、ピーターとともに事件を調べることにした。
ポールギャリコの「ジェニイ」という小説へのオマージュ、と作者自身が書いている。ポールギャリコの小説は読んだような読まなかったような、記憶があいまいだ。
お話として読めば、楽しめる作品かもしれない。ただ、大人のコーナーに置くのではなくヤングアダルトか子供向けのコーナーに置いておいて欲しい作品だった。
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