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おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

暑い日の簡単料理:2種類のタレで食べる野菜たっぷり豚しゃぶ

2010-08-01 15:11:29 | 豚肉


今さらながら、今年の夏は暑い。
冷房嫌いの私も、今年ばかりは、たっぷりと冷房のお世話に。
料理も火を使うのを極力減らし、ワンディッシュに走っている。

とはいえ、夏バテ防止はしっかりした食事から。
こんなときに、重宝するのが冷しゃぶだ。
野菜たっぷりにして、タレをいくつか用意すれば、
1皿で2皿、3皿分のバリエーションとなる。

用意するのは薄切り豚肉と、あり合わせの野菜。
豚肉は、必要なときに必要なだけ取り出して使える、
板状に冷凍された、生協の薄切りロース。
これは味もいいし便利なので、我が家の冷凍庫の常備品となっている。

野菜は、冷蔵庫を覗いてキャベツ、オクラ、ナス、トマト、ワカメにした。
お湯を使って茹でるのは暑いので、キャベツとオクラはチンをする。
だけど、ナスは、油で揚げたほうがおいしいから、
これだけは細く切って、少ない油で揚げておく。
あとは、解凍しておいた豚肉を、酒を入れたお湯でサッと茹でればいい。

この際だからと、ラー油を使った便利ダレをつくった。
ラー油ダレはいろんなレシピがあって、
薬味を炒めたのもおいしいが、
私のは材料をそのまま使ったフレッシュ・バージョン。

ベースは、みじん切りしたニラ、ニンニク、生姜。
ここにつゆの素、醤油、ラー油、七味唐辛子、レモン汁かシークワーサ汁、
それに、黒酢と胡麻油を加えて混ぜる。
作った当日は激辛味が勝っているが、2~3日後には味がまろやかに。
1週間以上たつと、ニラが溶けて臭いが強くなってくるが、
私の好みでは、このころからの1~2週間がいちばんおいしいと思う。

もう1種類は豚の冷しゃぶの基本のタレ、胡麻ダレ。
手抜きするときは、市販の胡麻ダレに、おろしニンニク、醤油、
それと練り胡麻を加えれば、相当、イケるタレができあがる。

茹でた豚肉の水気を切って、この胡麻ダレにチャポンと浸け、
取り出して野菜と一緒に盛りつける。
ピーナツやくるみなど、トッピングをパラパラと振りかければ、さらにおいしく。

これに、冷奴でもあれば、バランスもバッチリ。
ニラがベースのラー油ダレは、ここでも大活躍の万能ダレだ。
タレさえ用意しておけば、15分で夕食の支度はOK.
夏はおいしく手抜きしましょう。


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煮込みコトコト:豚肉の白菜ロール、大根とがんもどきの煮もの、ぽん酢もずく

2009-11-05 11:50:33 | 豚肉
11月4日(昼食)

寒くなると、煮込みが恋しくなる。
こんなときは、ヒマを見つけてコトコト煮込みを。

白菜と豚肉があったので、これでなにかおいしいものを、と考えた。
重ね蒸しもいいけれど、そのまま巻いてしまってもいいのでは?
白菜でもキャベツでも、ロールにするにはひき肉を使うが、
コトコト煮込めば、ふつうの肉もお箸で切れるようになる。

手順はごくごく簡単に。
白菜を茹でて絞って、醤油と酒で下味をつけておいた豚肉を乗せ、
さらに細切りしたしいたけと生姜を乗せ、クルクルと巻いて、
チキンスープに鰹だしをちょっと加え、
醤油、塩・コショーで薄味をつけた出汁で、ひたすらコトコト煮込む。
白菜がお箸で切れるようになったら食べごろだ。

煮込めば煮込むほど、肉と生姜の味が白菜にしみこむので、
たくさんつくっておいて、温め直して食べればなお、おいしい。
肉と生姜の味がたっぷり出た煮込み汁は、
片栗粉を加えて、あんかけ風に白菜ロールにかけるのがいい。

大根とがんもどきの煮ものも、つくり置きのできる1品。
こちらも極めて簡単で、お米を入れて柔らかくなるまで茹でた大根と、
市販のがんもどきを、出汁でコトコト煮込むだけ。
出汁のおいしさが決め手になるので、いい出汁を使おう。
私の愛用は、取り寄せしている焼きあごの入った「茅の舎だし」ティーバックと、
自然食品店で購入している顆粒の「おかべやの鰹だし」。

コトコトを手軽にやるには、保温調理鍋が便利。
ついつい買っちゃったこの魔法瓶の鍋版。モトを取らなくちゃ、と使っているが、
とくにシチューやカレー、この白菜やキャベツのロールものは、
ほうっておけば勝手に柔らかくなっているので、とても重宝だ。
今回は2日に分けて、この保温調理鍋で2品をつくった。

たくさんつくって、何回でも食べられる煮込み。
これからの季節は、出番が増えそう。

男おひとりさまでもできる簡単料理:豚肉の玉ドレ生姜焼き、きのことオクラのみぞれ和え

2009-10-14 15:54:42 | 豚肉
10月13日(昼食)

知人に奥さんを亡くした、男おひとりさまがいる。
このブログのことを話したら、さっそく見てくれて、
「手抜き料理なんて、ウソ~」と言われた。
私は相当手抜きしているつもりだが、
料理が苦手な知人にはそうは見えなかったらしい。

確かに、うまく手抜きするためには準備と経験が必要だ。
経験は積んでいくしかないが、準備はちょこっと学べばできる。
そのひとつが、タレやソースをいくつか用意しておくこと。

たとえば、豚の生姜焼きはタレがあれば、あと必要なのは豚肉とキャベツだけ。
キャベツのような野菜は、生よりもチンしたほうがたくさん食べられる、
というようなことも知っておくと、栄養バランスがうまく取れる。

私はゆでチン野菜と言っているが、野菜をいくつか茹でたりチンしたりして、
冷蔵庫にストックしておくと、いろんな使い回しができる。
そんなときに、和えもの、炒めもの、サラダと活躍するのも、タレやソース。

ちょうど外出前のバタバタどきだったので、
焼き鳥とギョーザとキムチ以外、味が広がらないという知人の参考にもなるかもと、
2種類のタレを使って、超速攻ランチをつくってみた。

まずは、以前にも何回か紹介した玉ねぎドレッシングを使った生姜焼き。
玉ドレは、玉ねぎ(小1個=すりおろす)、生姜とニンニク(1かけ=すりおろす)、
つゆの素(カップ半分)、酒(大匙1)、味醂(大匙1)、
それにサラダ油(あればオリーブ油 小匙1)を目安にお好みで。
容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、2週間はもつし、
サラダから、ステーキ、焼き魚、炒めものまで、幅広く使える便利ダレだ。
しかも、熱を加えると玉ねぎの甘味が出て、生のままとは一味もふた味も違う。
すりおろして混ぜるだけなので、ぜひ、ときどきつくってみてほしい。

このタレに豚肉を漬けること10分間。
フライパンに油を敷いて、あとは焼いて、チンしたキャベツと一緒にお皿に盛れば、
タレがキャベツにまで浸透し、”生姜だけ焼き”よりも断然おいしく食べられる。

2品目のみぞれ和えの材料は、ゆでチン野菜と大根おろし、それとぽん酢ダレ。
ぽん酢は市販品でもいいけれど、私は瓶詰の絞りカボスやシークワーサと、
無添加つゆの素を混ぜて、安心・安価なぽん酢をつくっている。
今回は、茹でてあったしめじを大根おろしで和えて、オクラの上に乗せ、ぽん酢をかける。
山椒の実煮なんかがあったら乗せると、また一味ちがったものが楽しめる。

タレさえあれば、調理時間は10分足らず。
お惣菜コーナーの焼き鳥や餃子よりも、ダントツにヘルシーですよ~。


今夜は休肝日メニュー?:ごぼうの梅味豚巻き、キムチとわかめの冷奴、かぼちゃのニンニク炒め

2009-09-06 12:35:13 | 豚肉

9月5日(夕食)

昨夜は、30年ぶりに会った友人の「かぼすパーティ」にお邪魔した。
このブログに突然コンタクトしてくれた友人の「再婚式」で再会。
当時まだ学生だった彼は、スキーに一緒に行った同級生のユキちゃんと結婚し、
施設、店舗、住宅と、モダンな建築を幅広く手掛ける建築家になっていた。
美大の同級生数人を集めたごく内輪の集まりへの、ご招待だった。

当夜の料理は、九州から友人が送ってきたというかぼすを使った”かぼす攻め”。
鯛のカルパッチョ、鶏もも肉のエスカベッシュ、五目ちらし寿司、
そして、これが出てきたころには宴たけなわだったので、聞きもらしてしまったけれど、
たぶん、かぼすをふんだんにたらした、ごぼうの豚肉巻き。
おしゃべりしながら、ビール、焼酎、ワインとしこたま飲んで、今日は二日酔いと相成った。

というわけで、今夜は休肝日。
ご飯に合うおかずを・・・と考えていたら、
なんだか、また練り梅を塗った豚肉巻きが食べたくなった。
二日酔いの日は、やはりイメージのほうも低空飛行になるらしい。

冷凍ごぼうがあったので、ごま油とぽん酢で炒めてみたら、なかなかいい味になった。
冷凍の三枚肉を解凍して、練り梅を塗り、これを巻く。
あとは外側にも練り梅を塗って、フライパンでコロコロ転がしながら焼くという
この手軽さがたまらない。
肉巻きの中身は、先日の山芋、今夜のごぼうのほか、アスパラやしめじはもちろんのこと、
チーズ、たらこ、ピクルスと、いろんな可能性がありそうだ。
私はあまりやってこなかったけど、人気メニューになるだけの理由はある。

お試しをやっている生活クラブのお店で、空芯菜を見つけたので、
これをニンニクでと鷹の爪で炒め、ナンプラーで味付けして、付け合わせに。

さて、今日の豆腐は、キムチとわかめ、ニラをざく切りにして、
つゆの素と黒酢と胡麻油で味付けしたタレで、冷奴。

それと、チンしたかぼちゃをニンニクで炒めれば・・・・
あれれ、ご飯のおかずというより、やっぱり居酒屋メニューになっちゃった。


ご飯にもお酒にも合う和洋風:山芋梅の豚肉巻き、イカときゅうりの柚子胡椒

2009-08-30 11:19:04 | 豚肉
8月22日(夕食)

2日間、夜は友人と居酒屋で一杯。

女友だちと軽く飲んだ店は、近所の居酒屋。料理好きな若い店長が、
「こんなのつくったんですけど~」と、新しいメニューに挑戦。
半量でも「いいですよ~」と言いながら出してくれるので、
いろいろ食べられるのがうれしくて、ときおり一人でも立ち寄る。

オッサン友だちと「やっぱり居酒屋がいいよね」と言いながら飲んだのは、
ご夫婦でやっている隣の駅の小さな店。
こちらはご主人が和洋風で頑張っている大人の店で、
塩らっきょうからタコ飯まで、10品近くをどんどん頼み、
しこたま飲んでも、1人4000円。

考えてみたら、和洋中華の調理法をミックスし、
これだけバラエティ豊かな料理が安価で出てくるのは、
世界広しと言えども、日本の居酒屋くらい。
日本の食文化に感謝、である。

さて、我が家の今夜の料理。冷凍の豚肉とイカを使って、
ご飯にもお酒にも合う和洋風をつくってみよう。

数日前から、豚肉の山芋梅巻き、というのをやってみたかった。
どこかで食べたわけじゃなくて、ふと思いついた料理。
脳はいろんなところから集めた情報を組み合わせ、
ときおり、クリアなイメージをパッと見せてくれるらしい。

山芋は5×3センチくらいにカットして、オリーブオイルで焼いて、さましておく。
焼いているときからいい香りが漂ってくるので、うまくいきそうな予感がする。
豚肉を広げて練り梅をすりつけ、山芋を中心にクルクル巻いて、塩・コショー。
これをオリーブオイルで、コロコロ転がしながら焼くだけだ。
つけあわせは千切りキャベツでもいいけれど、
きのこをニンニクとドライトマトで炒めれば、イタリアンになる。
つけあわせ次第で、和風にも洋風にも。

もう1品は、思いっきりサッパリと。
軽く湯がいて冷ましたイカと、きゅうりを混ぜて、ダイス状に切ったトマトで和える。
味付けは塩+レモンやシークワーサ+オリーブオイルひとたらしだけでもいいが、
柚子胡椒を入れたら、一味ちがうピリ辛になった。
少し酸味がきついくらいのほうが、おいしいと思う。

豚肉の山芋梅巻きは、予想以上に大成功。
定番メニューに加えましょう。