いよいよ秋のG1シリーズ開幕。
あと3カ月で今年も終わりとも取れますがね。
過去10年、中山で行われた9回の傾向
・7歳以上【1-0-1-21】4.3% 4.3% 8.7% 18-13。1着はテイクオーバーターゲット、3着はダイタクヤマトでともに前走セントウルS2着。
・休み明け6戦以上【0-0-1-28】0.0% 0.0% 3.4% 0-8。3着1回はビービーガルダン。
・休み明けで来るのは前走G1で、かつ自身もすでにG1を勝っている馬。
・来るのは前走重賞のみ。
というわけで全頭チェック。
サンダルフォン
7歳以上&休み明け6戦以上で消し。中山【0-0-0-6】、内枠【0-0-0-6】と買い要素は皆無。
ダッシャーゴーゴー
前走セントウルSで古馬を撃破。近年のスプリント路線は「物理的に斤量が軽い馬が優勢」というのもあるし3歳55キロという条件は有利に働くかも。ただそれ以外にあまり強調材料も無いので上位に推せるかというと…、な感じ。
サンカルロ
気性的に道中流れが落ち着くマイル以上よりも、前がガンガン飛ばして折り合いの心配が無い1200-1400があうタイプ。後は脚質的に後ろから行くことが確実なので上手いこと馬群を割ってこられるか。
アイルラヴァゲイン
内枠【1-0-5-7】とあまり内枠の成績が良くないのと、年齢面でも引っかかる。
ビービーガルダン
意外と気性面でもろいところがある馬で、前走も内枠で揉まれたことがマイナスだった印象。今回はそれよりは外からの発走だし、人気も落ちマークも薄くなるから戦い易くなるだろう。
グリーンバーディー
前走は行き場を失って相当後ろからの競馬になったが本来はもうちょっと前で競馬ができる馬。斤量も軽くなるし、前走で坂を克服できた点も大きい。奇しくも過去10年で馬券になった7歳馬2頭と同じくセントウルS2着という臨戦過程でおおいに期待できる。
ウルトラファンタジー
グリーンバーディーよりも前の方で競馬できる馬。こちらの場合はプレップを使わなかったので、坂を克服できるかという問題が残るがタイム面に関しては直線コースで55秒台で走って2着という実績もあるのでそう気にしなくてもよいだろう。あと傾向的には8歳という年齢が引っかかる。
ワンカラット
阪神1400の重賞で2度連対しているが、ここ2走の競馬ぶりを見る限りやはりベストは直線平坦コースのような気がしてならない。サマースプリント目標だった気もするし、人気するのならあえて嫌いたい。
ローレルゲレイロ
昨年もセントウルS大敗から巻き返しているので着順自体は気にする事はないんだが、問題はその競馬ぶり。昨年のセントウルSが負けたとはいえ道中ハナを切っていたのに対して、前走は3角9番手、4角8番手と相当後ろ。ドバイでのレース後のインタビューでも藤田騎手が「ハナに行けなくなっている」という主旨のコメントを残しているように年齢とともにズブくなっている面があるのかもしれない。今回もハナを主張しそうな馬が何頭かいて苦戦を強いられそう。
ファイングレイン
年齢、休み明けの過去傾向から消し。またこの馬自身としても休み明けはよくない。
プレミアムボックス
ファイングレイン同様に年齢、休み明けの過去傾向から消し。
ヘッドライナー
この馬の課題はなんと言っても直線の急坂。中山【0-0-0-1】、阪神【0-0-0-5】とこれまで直線急坂のあるコースで1度も馬券になった事が無い。人気が無いしうっちーへの乗り替りで新味が出るかもしれないが中心視するにはこの坂適性の低さがおおいに気になる。
マルカフェニックス
G1勝ちのない休み明けという点で消し。
キンシャサノキセキ
前走疝痛でプレップを使えなかったという点は少なくともプラスには働かないだろう。また脚質的に4角大外ブン回しの可能性が高いが果たしてそれをして届くのかという問題もある。もちろん実績面から抑えは必要だろうが人気とのバランスを考えると私は「積極的には買いたくない」とジャッジした。
ジェイケイセラヴィ
テンのダッシュ力もあり、中山の急坂への対応力もある。過去傾向から特に減点する材料も無くこれくらいの人気ならオイシイ部類に入ると言えよう。鞍上の一発の魅力も加味して積極的に買いたい。
ウエスタンビーナス
年齢面から消し。
◎グリーンバーディー
○サンカルロ
▲ジェイケイセラヴィ
△ウルトラファンタジー
注ダッシャーゴーゴー
☆キンシャサノキセキ
×ローレルゲレイロ、ヘッドライナー
グリーンバーディーの実力を信頼しての本命。前残りの展開ならジェイケイ、ウルトラ、差しの展開ならサンカルロあたりが絡んでの決着を希望する。
凱旋門賞
◎ケープブランコ
一応こっちの予想も書いておく。とりあえず凱旋門賞はマイルールとして「3歳馬中心に買う」というのがあるので、3歳馬から選びたい。普通に考えれば地元のプレップニエユ賞でワンツーしたベカバット・プラントゥールの2頭からのチョイスとなるんだろうが、フランス国内で走ってきた2頭よりも古馬の一線級と戦ってきたケープブランコの方に魅力を感じる。フランスに遠征したフランスダービーは大敗を喫したが、その後アイリッシュダービー1着、キングジョージ2着、アイリッシュチャンピオンS1着と高いパフォーマンスを発揮しており、特に前走のチャンピオンSではハナを切ってそのまま押し切る強い競馬。このように速いラップを自ら刻んで逃げる形に持ち込めば相当強いんではないかという印象。特に今回は多頭数、重馬場と後ろから行く馬には不利な条件があり、前前で競馬できるこの馬には有利な条件と言えよう。
あと3カ月で今年も終わりとも取れますがね。
過去10年、中山で行われた9回の傾向
・7歳以上【1-0-1-21】4.3% 4.3% 8.7% 18-13。1着はテイクオーバーターゲット、3着はダイタクヤマトでともに前走セントウルS2着。
・休み明け6戦以上【0-0-1-28】0.0% 0.0% 3.4% 0-8。3着1回はビービーガルダン。
・休み明けで来るのは前走G1で、かつ自身もすでにG1を勝っている馬。
・来るのは前走重賞のみ。
というわけで全頭チェック。
サンダルフォン
7歳以上&休み明け6戦以上で消し。中山【0-0-0-6】、内枠【0-0-0-6】と買い要素は皆無。
ダッシャーゴーゴー
前走セントウルSで古馬を撃破。近年のスプリント路線は「物理的に斤量が軽い馬が優勢」というのもあるし3歳55キロという条件は有利に働くかも。ただそれ以外にあまり強調材料も無いので上位に推せるかというと…、な感じ。
サンカルロ
気性的に道中流れが落ち着くマイル以上よりも、前がガンガン飛ばして折り合いの心配が無い1200-1400があうタイプ。後は脚質的に後ろから行くことが確実なので上手いこと馬群を割ってこられるか。
アイルラヴァゲイン
内枠【1-0-5-7】とあまり内枠の成績が良くないのと、年齢面でも引っかかる。
ビービーガルダン
意外と気性面でもろいところがある馬で、前走も内枠で揉まれたことがマイナスだった印象。今回はそれよりは外からの発走だし、人気も落ちマークも薄くなるから戦い易くなるだろう。
グリーンバーディー
前走は行き場を失って相当後ろからの競馬になったが本来はもうちょっと前で競馬ができる馬。斤量も軽くなるし、前走で坂を克服できた点も大きい。奇しくも過去10年で馬券になった7歳馬2頭と同じくセントウルS2着という臨戦過程でおおいに期待できる。
ウルトラファンタジー
グリーンバーディーよりも前の方で競馬できる馬。こちらの場合はプレップを使わなかったので、坂を克服できるかという問題が残るがタイム面に関しては直線コースで55秒台で走って2着という実績もあるのでそう気にしなくてもよいだろう。あと傾向的には8歳という年齢が引っかかる。
ワンカラット
阪神1400の重賞で2度連対しているが、ここ2走の競馬ぶりを見る限りやはりベストは直線平坦コースのような気がしてならない。サマースプリント目標だった気もするし、人気するのならあえて嫌いたい。
ローレルゲレイロ
昨年もセントウルS大敗から巻き返しているので着順自体は気にする事はないんだが、問題はその競馬ぶり。昨年のセントウルSが負けたとはいえ道中ハナを切っていたのに対して、前走は3角9番手、4角8番手と相当後ろ。ドバイでのレース後のインタビューでも藤田騎手が「ハナに行けなくなっている」という主旨のコメントを残しているように年齢とともにズブくなっている面があるのかもしれない。今回もハナを主張しそうな馬が何頭かいて苦戦を強いられそう。
ファイングレイン
年齢、休み明けの過去傾向から消し。またこの馬自身としても休み明けはよくない。
プレミアムボックス
ファイングレイン同様に年齢、休み明けの過去傾向から消し。
ヘッドライナー
この馬の課題はなんと言っても直線の急坂。中山【0-0-0-1】、阪神【0-0-0-5】とこれまで直線急坂のあるコースで1度も馬券になった事が無い。人気が無いしうっちーへの乗り替りで新味が出るかもしれないが中心視するにはこの坂適性の低さがおおいに気になる。
マルカフェニックス
G1勝ちのない休み明けという点で消し。
キンシャサノキセキ
前走疝痛でプレップを使えなかったという点は少なくともプラスには働かないだろう。また脚質的に4角大外ブン回しの可能性が高いが果たしてそれをして届くのかという問題もある。もちろん実績面から抑えは必要だろうが人気とのバランスを考えると私は「積極的には買いたくない」とジャッジした。
ジェイケイセラヴィ
テンのダッシュ力もあり、中山の急坂への対応力もある。過去傾向から特に減点する材料も無くこれくらいの人気ならオイシイ部類に入ると言えよう。鞍上の一発の魅力も加味して積極的に買いたい。
ウエスタンビーナス
年齢面から消し。
◎グリーンバーディー
○サンカルロ
▲ジェイケイセラヴィ
△ウルトラファンタジー
注ダッシャーゴーゴー
☆キンシャサノキセキ
×ローレルゲレイロ、ヘッドライナー
グリーンバーディーの実力を信頼しての本命。前残りの展開ならジェイケイ、ウルトラ、差しの展開ならサンカルロあたりが絡んでの決着を希望する。
凱旋門賞
◎ケープブランコ
一応こっちの予想も書いておく。とりあえず凱旋門賞はマイルールとして「3歳馬中心に買う」というのがあるので、3歳馬から選びたい。普通に考えれば地元のプレップニエユ賞でワンツーしたベカバット・プラントゥールの2頭からのチョイスとなるんだろうが、フランス国内で走ってきた2頭よりも古馬の一線級と戦ってきたケープブランコの方に魅力を感じる。フランスに遠征したフランスダービーは大敗を喫したが、その後アイリッシュダービー1着、キングジョージ2着、アイリッシュチャンピオンS1着と高いパフォーマンスを発揮しており、特に前走のチャンピオンSではハナを切ってそのまま押し切る強い競馬。このように速いラップを自ら刻んで逃げる形に持ち込めば相当強いんではないかという印象。特に今回は多頭数、重馬場と後ろから行く馬には不利な条件があり、前前で競馬できるこの馬には有利な条件と言えよう。