過去10年（1999-2009年）の傾向 ※京都年は除く
・前走着外【0-1-2-69】馬券になった3頭は（3歳時に）G1連対歴がすでにあった馬。
要は前走で着外に沈みながら巻き返せるような馬は、「かつてG1で連対歴がある」＝「すでにある程度の実力が担保されている」ような馬しか来ないという事。
・前走天皇賞(春)組が【4-6-1-20】12.9% 32.3% 35.5% 92-77、そのうち勝ち馬は【2-3-0-1】33.3% 83.3% 83.3% 303-186。連対5頭は天皇賞勝ち以前にG1勝ちがあった馬で、G1初勝利だったマイネルキッツは着外。
古馬中長距離路線の王道ローテ「天皇賞→宝塚記念」だけあって勝ち馬は好調。ただ天春が初G1勝利だった馬は集計期間外でもメジロブライトが消えているだけに、今年のジャガーメイルには不安材料か。
・前走金鯱賞組【2-4-3-27】5.6% 16.7% 25.0% 41-100。うち勝ち馬が【2-3-1-2】25.0% 62.5% 75.0% 185-188
「長距離はちょっと長いんだよねー」という馬がプレップレースとして使用するだけあってなかなかのリンク具合。基本勝ち馬フォロー。
・目黒記念組で馬券になるのは目黒記念を勝っていて、かつ3000以上のG1連対もしくは重賞勝ち実績があること。
ハンデ戦だしG2ながら他の路線よりは宝塚記念との間に厳しめの壁がある感じ。
・４歳【6-5-2-30】14.0% 25.6% 30.2% 159-79
年代ごとに出来不出来があるだろうから一概に「何歳有利」とは言えないんだが、占有率で１着２着とも５割オーバーしてるんだから「迷ったら４歳」くらいには考えていいのかも。
・前走Ｇ１で上がり1位【6-2-1-10】31.6% 42.1% 47.4% 343-112
宝塚記念は阪神内回りの2200mだから前が残るのかと思いきや、早めに各馬が動くからか意外とゴール前でガラっと様相が一変するケースが多い。そういう流れで「前走良い脚使ったけど差し切れず着順が悪かった馬」が人気落として巻き返すから率といっしょに回収値もついてきているのだろう。
イコピコ
母父ジェイドロバリーの平地重賞成績は
Ｇ３【7-7-7-86】 6.5% 13.1% 19.6% 87-101
Ｇ２【3-0-4-29】 8.3% 8.3% 19.4% 89-108
Ｇ１【0-2-0-29】 0.0% 6.5% 6.5% 0-20
とG1は苦手。父としてもG1での勝負弱さが目立った馬だけに、G1は割引。脚質的にも広いコースでのびのび走ってこその印象。
アーネストリー
好相性の金鯱賞勝ち馬。確かに今年の金鯱賞はメンバーに恵まれた感はあるが、それでも過去に金鯱賞勝ち→宝塚記念好走した馬たちがハイレヴェルなメンバーの金鯱賞を買ってきた馬ばかりかと言うと、必ずしもそうではないわけで、その点は心配しなくても良いだろう。初の58キロも馬格がある馬だし気にならない。
ネヴァブション
埒を頼って走りたい馬だけに内枠を引けたのはプラス。前走香港でも逃げているし、この枠でこの鞍上なら思い切って逃げの手はあるかもしれない。ただどうしても中山専科のイメージがぬぐえない上関西遠征は【0-0-0-4】と苦手。
スマートギア
非常に脚の使いどころが難しい馬で、テン乗りというのは不安材料。差し馬が強い宝塚記念ではあるが、この馬のように一瞬の切れというよりは、ダラダラと長く良い脚を使うタイプが向くと思うのでタイプとしても違う。
ナムラクレセント
先行有利な流れだった金鯱賞で先行して8着。菊花賞3着、天皇賞春4着と「G1でこそ力を発揮できるタイプ」なのかもしれないが、いずれもメンバー的にG1の中では手薄だったのも事実で、このメンツでとなると…、というのが率直な感想。
セイウンワンダー
前走エプソムCで朝日杯以来久々の勝利。それなりの相手にそれなりの競馬を続けてきた馬。G1で入着実績もあるし、特別な消し材料はなくヒモで。
マイネルアンサー
さすがにOP、しかもG1となると厳しい。
ブエナビスタ
これまでの実績を考えると相当高い能力の持ち主であることは疑いようがない。ただ、ベストの舞台（勝ち切れる舞台）というのは広く、直線が長いコースでじっくり溜めて乗れる場所、レースだと思う。なので2200内回りで、早め早めに各馬が仕掛けてロングスパートになると読んでいるためこの評価まで。
ロジユニヴァース
どろどろ馬場のダービーを勝っていることからも、道悪適性は高いはず。ただし織ってからの切れ味がないタイプであり、好勝負に持ち込むには逃げ先行の手を採らざるを得ない。しかしそうなると「比較的差しが決まりやすい宝塚記念」という特質上あまり上位では推せない。またなんだかんだで前走6着というのは不安材料。
ジャガーメイル
過去傾向的には「前走G1で上がり1位」という○要素と、「前走天皇賞春でG1初制覇」という×要素を併せ持っている。上位クラスでは直線の長い、広いコースで良績を残しており、内回りの2200がどうかだが、出走経験自体が少ないので「やってみないとわからない度合い」が高く、中心視はしないが消しまでもできない。
トップカミング
G1実績がなく前走9着、しかも勝ち馬しか馬券にならない目黒記念での9着ではプッシュしづらい。厩舎的に境直さんなのでがんばれ馬券くらいは買うと思うが。
メイショウベルーガ
道悪適性はありそうだが、それが他馬との実力差を逆転できるほどのものかというと若干の疑問が。どちらかというと直線平坦の方がハマるタイプに思われ、G1連対実績のない前走着外という事もあり消し。
フォゲッタブル
稍重、重でそれぞれ【1-0-0-0】。各馬はやめのスパートで消耗戦となれば（イメージはヒシミラクルが優勝した年）スタミナ＆差し脚が活きると見る。有馬記念、天皇賞春はともにダンスインザダーク産駒が苦手とするレースであり、この2戦はノーカウントで良い。天皇賞時に「エアダブリンに似ている」といわれその通り1番人気で敗れたが、エアダブリンはその後宝塚記念で6番人気3着、そして前日段階でフォゲッタブルも6番人気。オカルト的側面からも後押し。
マキハタサイボーグ
2007年の宝塚記念に出走して10着大敗。さすがにスタミナ寄りに振れ過ぎていてここでは狙いづらい。
アクシオン
ベストは千八、二千で2200のここは若干適性外だと見る。また内枠【5-0-0-1】と相当な内枠馬で外枠引いたのもプラスではない。
ナカヤマフェスタ
コース形態が似ている中山芝2200のセントライト記念で、今回と同じ17番枠を引いて1着。どちらかというとスタミナタイプの差し馬で、展開が厳しくなればなるほどこの馬向き。
ドリームジャーニー
昨年の勝ち馬ではあるが、ここに至る臨戦過程を見ると昨年より力落ちが感じられる。またマクリ脚質の馬の割に外枠で取りこぼすケースが多くこの枠もマイナスにはなれどプラスにはならない。一応ヒモには抑えるが中心視するのは危険。
◎フォゲッタブル
○アーネストリー
▲ナカヤマフェスタ
△ブエナビスタ
注ジャガーメイル
☆セイウンワンダー
×ロジユニヴァース、ドリームジャーニー
程よく人気を落としたフォゲッタブルを中心に。
・前走着外【0-1-2-69】馬券になった3頭は（3歳時に）G1連対歴がすでにあった馬。
要は前走で着外に沈みながら巻き返せるような馬は、「かつてG1で連対歴がある」＝「すでにある程度の実力が担保されている」ような馬しか来ないという事。
・前走天皇賞(春)組が【4-6-1-20】12.9% 32.3% 35.5% 92-77、そのうち勝ち馬は【2-3-0-1】33.3% 83.3% 83.3% 303-186。連対5頭は天皇賞勝ち以前にG1勝ちがあった馬で、G1初勝利だったマイネルキッツは着外。
古馬中長距離路線の王道ローテ「天皇賞→宝塚記念」だけあって勝ち馬は好調。ただ天春が初G1勝利だった馬は集計期間外でもメジロブライトが消えているだけに、今年のジャガーメイルには不安材料か。
・前走金鯱賞組【2-4-3-27】5.6% 16.7% 25.0% 41-100。うち勝ち馬が【2-3-1-2】25.0% 62.5% 75.0% 185-188
「長距離はちょっと長いんだよねー」という馬がプレップレースとして使用するだけあってなかなかのリンク具合。基本勝ち馬フォロー。
・目黒記念組で馬券になるのは目黒記念を勝っていて、かつ3000以上のG1連対もしくは重賞勝ち実績があること。
ハンデ戦だしG2ながら他の路線よりは宝塚記念との間に厳しめの壁がある感じ。
・４歳【6-5-2-30】14.0% 25.6% 30.2% 159-79
年代ごとに出来不出来があるだろうから一概に「何歳有利」とは言えないんだが、占有率で１着２着とも５割オーバーしてるんだから「迷ったら４歳」くらいには考えていいのかも。
・前走Ｇ１で上がり1位【6-2-1-10】31.6% 42.1% 47.4% 343-112
宝塚記念は阪神内回りの2200mだから前が残るのかと思いきや、早めに各馬が動くからか意外とゴール前でガラっと様相が一変するケースが多い。そういう流れで「前走良い脚使ったけど差し切れず着順が悪かった馬」が人気落として巻き返すから率といっしょに回収値もついてきているのだろう。
イコピコ
母父ジェイドロバリーの平地重賞成績は
Ｇ３【7-7-7-86】 6.5% 13.1% 19.6% 87-101
Ｇ２【3-0-4-29】 8.3% 8.3% 19.4% 89-108
Ｇ１【0-2-0-29】 0.0% 6.5% 6.5% 0-20
とG1は苦手。父としてもG1での勝負弱さが目立った馬だけに、G1は割引。脚質的にも広いコースでのびのび走ってこその印象。
アーネストリー
好相性の金鯱賞勝ち馬。確かに今年の金鯱賞はメンバーに恵まれた感はあるが、それでも過去に金鯱賞勝ち→宝塚記念好走した馬たちがハイレヴェルなメンバーの金鯱賞を買ってきた馬ばかりかと言うと、必ずしもそうではないわけで、その点は心配しなくても良いだろう。初の58キロも馬格がある馬だし気にならない。
ネヴァブション
埒を頼って走りたい馬だけに内枠を引けたのはプラス。前走香港でも逃げているし、この枠でこの鞍上なら思い切って逃げの手はあるかもしれない。ただどうしても中山専科のイメージがぬぐえない上関西遠征は【0-0-0-4】と苦手。
スマートギア
非常に脚の使いどころが難しい馬で、テン乗りというのは不安材料。差し馬が強い宝塚記念ではあるが、この馬のように一瞬の切れというよりは、ダラダラと長く良い脚を使うタイプが向くと思うのでタイプとしても違う。
ナムラクレセント
先行有利な流れだった金鯱賞で先行して8着。菊花賞3着、天皇賞春4着と「G1でこそ力を発揮できるタイプ」なのかもしれないが、いずれもメンバー的にG1の中では手薄だったのも事実で、このメンツでとなると…、というのが率直な感想。
セイウンワンダー
前走エプソムCで朝日杯以来久々の勝利。それなりの相手にそれなりの競馬を続けてきた馬。G1で入着実績もあるし、特別な消し材料はなくヒモで。
マイネルアンサー
さすがにOP、しかもG1となると厳しい。
ブエナビスタ
これまでの実績を考えると相当高い能力の持ち主であることは疑いようがない。ただ、ベストの舞台（勝ち切れる舞台）というのは広く、直線が長いコースでじっくり溜めて乗れる場所、レースだと思う。なので2200内回りで、早め早めに各馬が仕掛けてロングスパートになると読んでいるためこの評価まで。
ロジユニヴァース
どろどろ馬場のダービーを勝っていることからも、道悪適性は高いはず。ただし織ってからの切れ味がないタイプであり、好勝負に持ち込むには逃げ先行の手を採らざるを得ない。しかしそうなると「比較的差しが決まりやすい宝塚記念」という特質上あまり上位では推せない。またなんだかんだで前走6着というのは不安材料。
ジャガーメイル
過去傾向的には「前走G1で上がり1位」という○要素と、「前走天皇賞春でG1初制覇」という×要素を併せ持っている。上位クラスでは直線の長い、広いコースで良績を残しており、内回りの2200がどうかだが、出走経験自体が少ないので「やってみないとわからない度合い」が高く、中心視はしないが消しまでもできない。
トップカミング
G1実績がなく前走9着、しかも勝ち馬しか馬券にならない目黒記念での9着ではプッシュしづらい。厩舎的に境直さんなのでがんばれ馬券くらいは買うと思うが。
メイショウベルーガ
道悪適性はありそうだが、それが他馬との実力差を逆転できるほどのものかというと若干の疑問が。どちらかというと直線平坦の方がハマるタイプに思われ、G1連対実績のない前走着外という事もあり消し。
フォゲッタブル
稍重、重でそれぞれ【1-0-0-0】。各馬はやめのスパートで消耗戦となれば（イメージはヒシミラクルが優勝した年）スタミナ＆差し脚が活きると見る。有馬記念、天皇賞春はともにダンスインザダーク産駒が苦手とするレースであり、この2戦はノーカウントで良い。天皇賞時に「エアダブリンに似ている」といわれその通り1番人気で敗れたが、エアダブリンはその後宝塚記念で6番人気3着、そして前日段階でフォゲッタブルも6番人気。オカルト的側面からも後押し。
マキハタサイボーグ
2007年の宝塚記念に出走して10着大敗。さすがにスタミナ寄りに振れ過ぎていてここでは狙いづらい。
アクシオン
ベストは千八、二千で2200のここは若干適性外だと見る。また内枠【5-0-0-1】と相当な内枠馬で外枠引いたのもプラスではない。
ナカヤマフェスタ
コース形態が似ている中山芝2200のセントライト記念で、今回と同じ17番枠を引いて1着。どちらかというとスタミナタイプの差し馬で、展開が厳しくなればなるほどこの馬向き。
ドリームジャーニー
昨年の勝ち馬ではあるが、ここに至る臨戦過程を見ると昨年より力落ちが感じられる。またマクリ脚質の馬の割に外枠で取りこぼすケースが多くこの枠もマイナスにはなれどプラスにはならない。一応ヒモには抑えるが中心視するのは危険。
◎フォゲッタブル
○アーネストリー
▲ナカヤマフェスタ
△ブエナビスタ
注ジャガーメイル
☆セイウンワンダー
×ロジユニヴァース、ドリームジャーニー
程よく人気を落としたフォゲッタブルを中心に。