名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

クラシック展望 その3

2008年03月23日 | 競馬
○若葉S 阪神芝2000
・ノットアローン(1着)
なかなか人気しにくい馬だが、これが3勝目。
姉がモンローブロンドやルミナスポイントだから
もっと短距離が合うタイプなのかと思っていたが、牡馬に出たぶん、
距離への適応度は高いのかもしれない。
ただ今回は多分に展開に恵まれたのも事実で
皐月賞で同じ競馬となると、厳しいと思われる。

・ダンツウィニング(2着)
常に安定して力を発揮して、気づいたら馬券圏内にいる。
有力馬が力を出し切れない中で、うまいこと先行して流れ込んだ感が強く
G1で勝ち負けとなると、ちょっと厳しいんじゃないだろうか。
父コマンダーインチーフだし、ここまでは安定して走れてもG1だと必要以上に崩れそう。

・キングスエンブレム(5着)
前回すみれSの時に「堅実」と評したとたんに崩れることはないのに(笑)。
馬体重が10キロ減っており、鞍上のレースコメントも状態がイマイチだったようにも取れる。
状態が本当でなかったのと、内枠でもまれたのと、根幹距離がダメなのかもしれないのと
追って伸びるタイプではないのと、といったあたりが重なっての敗戦なのか。


○フラワーC 中山芝1800
・ブラックエンブレム(1着)
ポンとスタートを切って、逃げる形。
道中外から被せられる場面があったものの、最後までしのぎきって重賞勝ち。
前走の馬群を縫う競馬とは対照的な競馬となったがそれでも勝ってしまうあたり
能力がある証拠だろう。
ウォーエンブレム産駒らしく気性が勝ったタイプなため、初めての関西遠征で
消耗してしまう危険性はあるが、そこさえクリアできれば桜花賞で勝ち負けすることは
十分可能ではないだろうか。
ウォーエンブレム産駒がチューリップ賞、フラワーCと勝ったことで
「ウォーエンブレム=トライアル血統」
という図式がなりたってしまう可能性もあるが(特にこの馬は母父ヘクターでその傾向が強いかもしれない)。

・レッドアゲート(2着)
後方待機策がはまっての2着。
とりあえずウッチーは芝ではこういう人気薄の後方一気が狙い時なのかもしれない。
極端な競馬でよく来るのは、中央移籍してきた元地方在籍騎手の共通点だが。
桜花賞というよりオークスの3着候補っぽい感じ。

・シングライクバード(3着)
賞金加算ができず、桜花賞出走はおそらくかなわない。
まあ血統的、実績的には距離延びてよさそうなタイプなので
次走オークストライアルか忘れな草あたりだろうが、
そこでは軸として信頼できるんではないだろうか。

・アロマキャンドル(10着)
賞金で桜花賞には出られそうだが、ちとつらいか。
「牝馬のいちょうS勝ち馬は出世する」論者
としてはこのまま終わってほしくないんだが。


○スプリングS 中山芝1800
・スマイルジャック(1着)
これでデビューから7戦連続で馬券圏内という、ころころ勝ち馬が変わる今年の
牡馬クラシック戦線の中においては貴重な安定馬。
中山が苦手なタニノギムレットの産駒だが、この馬の場合
「後方から末脚の爆発力で差してくるタニノギムレット産駒」
とは少しタイプの違う、好位から競馬のできるタイプなので
中山芝で勝っても不思議ではなかった。
とはいうもののこれまでの結果からもさすがに勝ちきるとは思っていなかったが。
距離2000になって、極端にパフォーマンスを落とす事はないとおもうので
次走も買っておきたい。
ただ今回にピークが来てしまった感もあるので本命にするのは躊躇われる。

・フローテーション(2着)
これでデビュー以来芝千八で【2.1.0.0】だから千八ホースの疑い。
次走2000になるのはあまり好材料とは言えないだろう。
また状態面でも今回がピークだった気もするし、ノリ様スペシャルも2度連続は無理だろう。
母がスティンガー、サイレントハピネスの姉ということで基本トライアル血統だろうし。

・ショウナンアルバ(3着)
向こう正面で、これでもかというくらいに引っかかった割に3着に粘れた。
ただ千八のトライアルだから3着に粘れたわけで、
これと同じような競馬をG1の二千でやってしまった場合、もっと下の着順になるだろう。
また鞍上の中山芝重賞成績が
千八【10.5.10.40】 15.4% 23.1% 38.5% 214 116
二千【2.8.3.40】 3.8% 18.9% 24.5% 26 85
と「中山芝の非根幹距離では強い蛯名正義」なので(マイルの重賞も成績が悪い)
鞍上の二千替わりという点でもマイナス。

・アルカザン(5着)
ダンス産駒なので中山コースは合わなかっただろうし
権利取りのために前目の競馬をしたのも向かなかったんだろう。
この馬もアインラクス同様菊花賞で狙いたい、といった感じ。
あ、その前に京都新聞杯でも注意が必要。

・ドリームシグナル(6着)
やはり距離と直線の急坂が最後に響いたのか。
前走にしても溜めに溜めたからあれだけの脚を使えた感があるので
今回のように好位につけて、すっといい脚を使えるような馬でもないんだろう。
母系がアドマイヤマックスのファンシミン系で、
ペールギュントと同じシンザン記念勝ちのプロフィールから
「来年か再来年の高松宮記念で来る。」
と予言しておこう(笑)。

・レインボーペガサス(7着)
道中外を回って、結局伸びきれなかったわけだが
そこそこ人気で、そういう王道競馬をして勝てるほどには強くないということだろう。
母が千八で4勝のギャンブルローズなので、なんとなく非根幹距離馬っぽいが
この敗戦で再度ダート馬のレッテルを貼られて人気を落とすようなら
配当的に狙っても良いかもしれない。

・アポロドルチェ(8着)
今回は距離も長かったし、3歳になっての成長も感じられない。
後はダートに替わった時に一度狙ってみたい感じの血統ではある。

・レッツゴーキリシマ(9着)
今回は後ろからの競馬でノーカウントとしてよいだろう。
本番では鞍上が腹くくって逃げるくらいの競馬をするのが最低条件だが
そういう競馬ができたところで、たとえば昨年のヴィクトリー、サンツェッペリンや
一昨年のメイショウサムソンのような
「前前で積極的な競馬をして後続を封じ込める力強さ」
はこの馬からは感じない。

・ベンチャーナイン(11着)
弥生賞後にも書いたが、「中山芝二千重賞で連対あり」
という1点でしか皐月賞での買い材料がない上に今回の惨敗。
ただ相変わらずメンバー中1位の上がりを使っており(デビューから7戦中6戦で上がり3F1位)
展開がはまって前が総崩れになるような競馬なら突っ込んでくるかも。
皐月賞がそういう競馬になるとは思わないけど。

・サダムイダテン(12着)
結局使える脚が短いとか云々以前に、短距離馬なんだろうか。
もともと生産サイドでは「マイネルセレクトみたいな馬」を作りたくて
この配合をしたらしいので、そういう観点からも今後はクラシックを捨てて
短距離へ向かった方が良いような気がする(気づくのが遅いって?すみません)。

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名馬電機POG07-08(3/22.23)

2008年03月23日 | POG
3/22(土)
中山5R 未勝利 オフリミッツ T氏 13着 0P
中山5R 未勝利 マイネベクルックス 事務 1着 500P
中京10R あざみ賞 マイネルインゼル 事務 5着 100P
阪神3R 未勝利 アドマイヤテキサス firstroad 9着 0P
阪神5R 未勝利 フィッツロイ 社長 2着 200P
阪神10R 若葉S ノットアローン kc 1着 1900P

3/23(日)
中山5R 未勝利 アイアムジュエル 経理 12着 0P
中山7R 500万 オメガファルコン T氏 3着 180P
中山11R スプリングS ドリームシグナル 経理 6着 0P
阪神6R 500万 ナムラハーン kynthia 3着 180P
阪神9R 雪割草特別 メスナー kc 2着 400P


【追記】
久々にポイント更新しました。
春開催になってからkcさんが好調ですねぇ。

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