去年オランダを旅した時に数多くのゴッホの作品を目にして来ました。
『ひまわり』でお分かりのように、ゴッホの作品のいくつかにはひとつの絵でいくつものヴァージョンが存在します。現在オルセー美術館展で日本に来ている『アルルのゴッホの寝室』にも3つのヴァージョンが存在し、最初のものはアムステルダムのファン・ゴッホ美術館にあります。
オルセーにある『医師ガシェの肖像』。この作品は第2ヴァージョンで、ゴッホがガシェ本人に贈ったものと言われています。
そして第1ヴァージョン、故斉藤了英氏が1990年に125億円近い金額で、ニューヨークのクリスティーズの競売で競り落とし、「自分が死んだら棺桶に入れてくれ」と言って物議を醸したあの作品、1996年に斉藤氏が亡くなった後売却され、その行き先が不明だったのですが、意外(というか、やっぱりと言う人も多いのでしょうが)なところから出てきた、という記事が朝日新聞に載ってました。
有名なヘッジ・ファンド投資家のウォルフガング・フロットル氏が破産して、絵が売りに出された中に、この『医師ガシェの肖像』があったのです。
斉藤氏が購入した1990年以降、人の目に触れることのなかったこの名画。サザビーズの競売にかけられそうな雰囲気なのですが、また美術愛好家(あるいは投資家と呼ぶべきか)の手元に行ってしまうのでしょうか?
どこか美術館が買い取って公開してもらえませんかね。
『ひまわり』でお分かりのように、ゴッホの作品のいくつかにはひとつの絵でいくつものヴァージョンが存在します。現在オルセー美術館展で日本に来ている『アルルのゴッホの寝室』にも3つのヴァージョンが存在し、最初のものはアムステルダムのファン・ゴッホ美術館にあります。
オルセーにある『医師ガシェの肖像』。この作品は第2ヴァージョンで、ゴッホがガシェ本人に贈ったものと言われています。
そして第1ヴァージョン、故斉藤了英氏が1990年に125億円近い金額で、ニューヨークのクリスティーズの競売で競り落とし、「自分が死んだら棺桶に入れてくれ」と言って物議を醸したあの作品、1996年に斉藤氏が亡くなった後売却され、その行き先が不明だったのですが、意外(というか、やっぱりと言う人も多いのでしょうが)なところから出てきた、という記事が朝日新聞に載ってました。
有名なヘッジ・ファンド投資家のウォルフガング・フロットル氏が破産して、絵が売りに出された中に、この『医師ガシェの肖像』があったのです。
斉藤氏が購入した1990年以降、人の目に触れることのなかったこの名画。サザビーズの競売にかけられそうな雰囲気なのですが、また美術愛好家(あるいは投資家と呼ぶべきか)の手元に行ってしまうのでしょうか?
どこか美術館が買い取って公開してもらえませんかね。