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ロンドンから徒然に

視覚方言

2010-02-03 | 日常
 お昼の食事時にTVを見ていたらアカデミー賞のノミネートを発表していました。
 昨年は『スラムドッグ・ミリオネア』の作品賞やケイト・ウィンスレットの主演女優賞と、イギリス映画の華々しい活躍があったのですが、今年から作品賞のノミネート数が倍の10本に増えたことや大本命の『アバター』の存在もあって、本来のハリウッド色が強く出ているような気がします。



 そんな中で『A Single Man』のコリン・ファースや『An Education』(邦題は『17歳の肖像』)のキャリー・マリガンといったイギリス俳優がそれぞれ主演男優賞、主演女優賞にノミネートされているので、こちらでもまだまだ注目は高いでしょう。

 ところでこの映画の原題のeducationなんて、それこそ英語を習い始めたらごく最初に出てくる言葉なので誰でも知っていると思うのですが、ではeducashun、ejucation、eddication、iddicasionとなったらどうですか?




 いや、別に難しく考えることはなくて、どれも同じeducationなんです。
 これeye-dialect(視覚方言)と言われるもので、作家が作品の中で意図的に方言を用いる時に使われるみたいです。

 ところでロンドンでの有名な訛りにいわゆるコックニー訛りがあります。
 一言では説明しにくいのですが、言葉の最初や最後の音が欠落したり、“アウ”とか“オウ”といった二重母音が無くなったりして、普通の英語とはかなり違うのですが、それも次のような感じで表記されているみたいです。
 例えばhappen は ’appen、downは dahn

 日本でも最近は方言ブームらしいですが、確かに言葉が活き活きとしてくるような気がします。
 もっともそこまで楽しんで英語の本を読むほどの余裕はないのですが(苦笑)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Max)
2010-02-07 06:58:35
以前リヴァプールに行った時、地元の人と少し会話したのですが、最初はもう同じ英語とは思えませんでした。ビートルズの4人の中ではどちらかというとジョージとリンゴが訛りが強いように感じるのですが。
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Unknown (Goteauxsson)
2010-02-07 00:31:07
コックニー訛はジョニー・ロットンで意識し始めたものですが、ロンドンに行った時、ハイド・パーク脇のバス・ターミナル(だったと記憶してますが)の番号を案内の男が「アイト!」と叫んでいるのを耳にしておお、と思ったものです。Beatlesがリヴァプール訛と言われますが、その辺はよくわかりません。ジョンが彼の本のなかで「リディプール」とか書いてるのを覚えてますが。
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