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ロンドンから徒然に

高所・閉所

2009-01-31 | 日常
 絶対にやりたくない仕事。もちろん色んな意味でたくさんありますが、これだけは迷いなく言えます。高層ビルの窓拭き。その他高い所に昇らなければならないものは絶対に避けたいです。



 高所を怖がるのは人間の本能として当然だと思っているのですが、それにしても普通の人より苦手かもしれません。例えば、ロンドンの某美術館の上階でよく面白い企画の展覧会が開かれるのですが、ここの階段、実は下が透けて見えるのです。いつも足がすくんで昇るのに一苦労しています。
 あるいは高層マンションで、外側がオープンで通路のあるタイプ。部屋を訪ねるのにこの通路を歩くときは、つい内側の方に擦り寄ってしまいます。

 高い所だけならいいのですが、狭い場所も苦手です。でも、気づいたのですが、これって単純に狭いからダメなわけじゃなくて、いざという時に逃げられないという“閉じ込められた状況”が怖いんですね。
 だから地下鉄に乗ること自体はどうってことないのに、途中で止まってしまって動かないなんてことになると、冷や汗が出そうになります。

 もっというなら、どうやら場所に関係なく心理的な閉塞状況も辛いみたいで、若い頃ミラノのホテルで盗難に遭ってパスポートを盗まれた時、この国から外に出ることができないんだ、と思った途端に呼吸が苦しくなってしまったほどです。

 昨日・今日とTVでパリの暴動が報道されています。彼らもある意味、この経済の閉塞状況に対して反抗しているのでしょう。
 そういった方法がいいかどうかはともかく、日本ってやっぱりおとなしいんだなと思います。あまり閉所恐怖症の人はいないのでしょうか(笑)

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