英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

一字一句たりともおろそかにするな

2015年06月16日 22時03分09秒 | 英語
ここ数回、誤訳の指摘ばかりしてきて、少々感じ悪かったかもしれません。別に揚げ足とりをしたかったり、自分の力をひけらかしたかったわけではなくて、このブログを読んで頂いている皆さんに1つのメッセージを伝えたかったのです。それは、英語に触れるときには

一字一句たりともおろそかにするな

ということです。

色々見てきた後で多くを語るのは野暮なので手短かにしておきますが、やれスラッシュリーディングだの、パラグラフリーディングだの、聞き流すだけのxxxだの、そんな事ばかりやっていて、今までこのブログで例に挙げたようなPart 6とかPart 7の問題に正確に対処できるような力が付くと思いますか?ってことです。付くわけないですよね。

もちろんTOEICの問題が解けるようになることだけが英語学習の目標ではありません。しかし、あの程度の問題のあの程度のワナを自力で回避する力なくして、一体何ができますか?

私は今の時代の学校の英語教育の実態は知りませんが、我々の中学・高校時代は、まさに一字一句をヒステリックなくらい綿密に追いかけていく英文和訳ばかりやらされました。その反動だかどうだか知りませんが、実用英語になったとたん、多くの人が”大まかな”英語との接し方に傾倒していき、自分が過去に受けて来たそのような英語教育が、さも、自分が英語ができないことの元凶のように考えるようになっていくようです。学生時代に大して勉強しなかった奴に限って、そうなっていきます。

そして、何よりも恐ろしいのは、例えば私がここ数回の記事の中で取り上げたような問題についていうなら、あれらを私が書いたレベルで正しく読解できていなかったとしても、ざっと読む限りにおいては”大体どんな事が書いてあるのか”は何となく分かってしまうということです。これが恐いのです。学校でやらされる難しい評論文とか文学作品なら、正しく読めていない=何を言っているのかサッパリ分からない、ということになり、ある意味分かりやすいのですが、TOEICのようになまじ日常生活に密着した内容自体は平易な英語の場合、

自分が正しく読めていないことに気づかない

という事が頻繁に起こるのです。そういう事に気づかないまま何となく読んで、何となく分かった気になって、何となく問題解いて、何となく(間違いを含んだ!?)解説を読んで、騙されていることにも気づかず(笑)、何のケアもしないまま次の問題に進む。これが、多くの人がやっている”勉強もどき”です。それで、TOEICの点数が上がらない、上がらないと言っている。800点は取れるけど900点はどうしても無理とか言っている。当たり前でしょ。まともな勉強してないんだから。

要するにやり方が甘ちゃんなんです。