英語・ダイエット・その他徒然なるままに

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自動詞・他動詞も当てにはならない

2015年06月06日 01時38分51秒 | 英語
そろそろ寝ようと思って、寝る前に今日購入したのTOEIC TESTプラス・マガジンのPart 6の問題を軽く解いていたら、またまたよく分からない表現に出会ってしまいました。ので、もう一発いきます。設問箇所ではありませんが。

We have decided to promote from within to fill Raquel's position.

Raquelさんという人が我が社を去るという内容の社内向けの案内文で、後半に上記のセンテンスが出て来ました。言っていることは何となく分かるでしょう。

Raquelが努めていたポジション(職位)を埋めるために、内部から昇格者を出すことを決定しました。

です。問題はこのセンテンスの構文解析です。promoteという動詞ですが、これはネットやどの辞書を見ても「他動詞」としか書いてません。自動詞用法は載っていないのです。手元の英英辞典でもそうでした。でも、、上の文のpromoteには目的語に相当する語がありませんよね。

from withinの部分ですが、このwithinは「内・内部」という意味の名詞のようです。前置詞ではありません。fromという前置詞がwithinという名詞を目的語に取って、「内部から」という意味を形成しています。で、このfrom within全体としては、修飾語としか言いようがないでしょう。

from within全体を「内部からの者」と無理やり名詞的に解釈して、それを他動詞promoteの目的語と考える、、、いや、それは無理があるでしょう。だとすると、このpromoteは何者なのか?promoteが常時他動詞なんて、嘘じゃないか!

まあ、promote (someone) のように目的語が省略されていると考えるべき定型表現、として理解するのが正しいのだと思いますし、それ以上は解析しようのない文だと思います。それ以上突き詰めて考えても無駄でしょう。

大切なのは、、、「promoteは他動詞」なんて呪文のような、そして、考えようによっては必ずしも真理とも言えないようなハリボテルールを暗記するのではなくて、promote from withinという表現を経験的に知っていて、「これは正しい英語だ。なぜなら、こういう風に言うのを確実に見た事があるから。俺も使うし。」と言い切れるようになることなんです。細かい英文法ルールに精通しつつ、こういう経験値も増やす。そして、いつしか、経験がルールを上回る。そういう道を歩むのが王道でしょう。武道でいうところの”守・破・離”のプロセスに似てますね。

このpromote from within(内部昇格者を出す)って表現、過去にどこかで目にしたような記憶があるんだよな。。