植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

うっかり風邪もひけない 馬鹿とコロナにつける薬はない

2022年10月07日 | コロナ
昨日から急激に冷え込み、今日にかけては11月中旬、晩秋の気温なのだそうです。3日前には半袖シャツ一枚だったというのに。こんな時、特に高齢者にとって体調を崩しやすいのです。また、風邪をひきやすい状況になります。
聞いた話では、コロナに感染しても病院では診てくれず、発症しても自宅療養で入院なども出来ないのだそうです。つまり、うっかり風邪をひいて熱が出たりしても病院に行かず市販の風邪薬を飲んで寝ていろ、ということになります。

風邪で咳が出て寝込むくらいは屁でもない、そこまではいいのですが、問題は、風邪と違ってコロナは、人に感染させ、場合によっては命に係わることになりかねないことを理解できない人が大勢いるという事です。自宅に療養してもせいぜい熱さまし程度の薬を飲むだけです。しかし、周りの人間も検査の結果は別にして一定期間、外出や仕事を制限され収入が減る、後遺症が残る、基礎疾患があっても無くても死に至ることがある、そのリスクを軽視して経済優先するお国の姿勢がどうしても解せないのであります。

第7波はどうやら収まりつつある、といっても実際毎日数万人が罹患し、100人近い人が亡くなっているという報告がなされています。これすら、ちゃんとPCR検査を受けられない人が圧倒的に多いので、信用できません。政府や自治体がコロナ対策の遅れや不備を批判されるのを恐れ、実態を分かりにくくし、感染状態を矮小化させてきたのは明らかですから。現に、このところでも、近所の自治会の役員など、数名感染しています。

今週末は、当町内は地区レクレーション大会という厄介なイベントに駆り出されているのです。大人の運動会、地元の一大イベントですが、4年前の台風で中止以来コロナによって3年間未実施に終わっていました。それを平塚市が市政90周年の節目(笑)なのでどうしてもフルに実施するのだと、一部の人間が大騒ぎして実施することになったのです。

自治会長たるワタシは幸か不幸か、当日、倅の結婚披露宴があるので欠席いたします。ざまーみろ(笑)

コロナがあっても無くても、高齢化が進んで世帯構成も高齢者の比重が大きくなりました。当町内は370世帯あり、その中で70歳以上が290人、一方子供会(小学生)は30数名しかいません。親たちは、運動会を控え、自分たちの生活が脅かされるのを恐れ、3名しか参加しないと報告を貰っています。そんな中で、綱引きやらリレー、玉入れを町内対抗で一日中やるというのです。町内の誰に聞いても、楽しみにしているという人は居ません。自治会の理事30名の中で半数以上が欠席です。

殆どの人が迷惑し「やる意味がない」のに、コロナのリスクを冒して、人の生活を侵害し大事な時間を奪う、その馬鹿さ加減に呆れかえっています。

海外からの旅行者に対する制限は撤廃する、それは結構でしょう。もはやほとんどの他国より日本の方が蔓延しているのですから。マスクの付け方すら緩和しますと報道されています。だからといって、旅行業界を救うための「振興策」は実施すべきではありません。
全国旅行支援の開始は、今月11日からと岸田さんが明言したそうです。
ホテルの巨額な不正受給は、証拠不十分などといって捜査がすすみませんが、大手旅行業者やホテルが制度を悪用して助成金を騙しとったことは明らかであります。こうした業界に、さらに政府が援助を行うことを、「盗人に追い銭」と言います。少なくとも、そちらに「丁寧に」調査し、しっかり不正を糾すことがが先決でしょうよ。

やったもの勝ちを黙認するのではなく、不正をやった業者が、業界の中で締め出されるような仕組みにならなければ浄化されないと思いますね。

それにしても、大事な披露宴があるのでうっかり風邪ひいたり出来ません。体調管理に万全を尽くしたいと思います。
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無策のおかげで割を食う日本の国民 その1(コロナ編) 

2022年08月20日 | コロナ
ここひと月ほどは、世界でもっともコロナの新規感染者数が多いのが日本だそうです。
理由には、他のコロナ先進国がオミクロン感染が一巡して、多くの国民が免疫を取得したからだ、とか多くの国が、正確な全数把握を放棄しカウントが減ったからだ、などが挙げられています。

欧米では、もはやマスクもせず、日常生活をやっていいという方針を取る一方、相変わらず中国では、Noコロナ政策で、感染者が発見されるとすぐさまそのエリアを封鎖し、規模が大きくなるとロックダウンを強行いたします。どちらがいいのかは分かりませんが、後者には大きなコストがかかるのは間違いありません。それでも、ロックダウンによって、短期間に感染が終息するのは理論的にも現実でも明らかであります。何万人感染しようが、次に誰にもうつさなければ今のオミクロン株ならば10日で消えて無くなるはずであります。経済的な立ち直りや病院の医療体制維持などには、こうした人権無視の徹底した対策が最も有効でありましょう。

毎日20万人以上の新規感染者が出ています。数百人が毎日亡くなっているのです。7波はピークを越したかのような印象があっても高止まりであります。

また、各種給付金が食い物にされ多額の不正受給がいまだに発覚していますが、その欠陥だらけの制度設計をし運用した役所や団体にはなんのおとがめも無いのですね。

そこで、最近は①2類を5類に変更する ②全数報告を止めるといった点が議論されてきました。全数報告を義務付けするから公表される感染者数が多くなるのだ、とかコロナを特別扱いするから報告に手間がかかる、一般の病院で診療出来ない、といった意見が政府筋や医療関係者から出ています。

2類は、感染対策が厳格で行動制限を行い細かな報告を速やかにしなければなりません。また、費用は公費全額負担になります。5類はインフルエンザ程度なので、届け出も不要一般病院で受診治療が受けられる一方、自己負担になります。

もし手間がかかるのが問題ならば、報告する仕組みを簡素化しカルテなどで代用すれば済みます。コロナは今まで想定したことが無い新種の感染症なので、今までの枠にとらわれず、現実に対応できる新たな6類を設けるべきだと思うのです。そのために、役人も議員も、高い歳費を貰ってるのではありませんか。

5類に「手間がかかって医療機関の負担が大きい」という、医療者側の理由で移行させるのは他に邪な意図があるのです。一つは政府が負担する医療費を払いたくない→個々の患者に負担させる、という魂胆であります。もう一つは生命保険会社がコロナなどの感染症にかかった場合に支給する特約の一時金(大体30万円)の支払いが膨大になっているということです。加入者もこれを逆手にとってPCR検査で陽性になればまとまったお金を貰えるので、心のどこかで感染してもいい(どうせ軽症ですむ)という心理が働きます。これが5類ならば、支給せずに済むのです。

国民の生命や健康、生活を考えて優先すべき事柄を拙速に決められては、結局割を食うのが国民になりかねません。

ウイズコロナで、自己責任だという風潮が強まっているのも事実、社会経済を混乱させ低迷させる位なら、コロナに感染しても仕方ないという考え方にも一理はあります。ワタシは、近隣や友人で、罹るべくして感染した人が多くいるのも見聞きしています。(大体は飲み会ですが)

現実には特効薬はありません。PCR検査はキャパシティーが小さくて検査できる人は限られています。実際には発表されている数倍もの感染者がいる、とも言われています。先日4回目のワクチン接種予約を申し込みに行ったら、クリニックの先生に「ファイザーが入ってこないので予約は難しい」と言われました。集団接種会場にいくのが良いとアドバイスされました。発熱外来も増やさず、コロナ病床もすぐに満杯、救急車は発動しても受け入れする病院が見つからずに、自宅へ舞い戻るということが常態化しています。

政府も自治体も手を拱いて、なんら有効な対策を出そうとしていません。マスコミも「統一教会」事案ばかり。

つまり、この日本は、世界一マスクをしているのに、世界一感染者が増え、コロナに立ち向かう対策・体制は崩壊したままで、カネにまつわる議論ばかりやっているように見えるのです。
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コロナ無くすに刃物は要らぬ 

2022年07月23日 | コロナ
予想通りというべきかあるいは予想以上に、コロナが急拡大しています。
株はオミクロンBA5という変異株らしいですが、その前のものと混在していて、一番感染力が強いBA5に置き換わっているのです。

その特徴は、過去の変異株に比べて①感染力が最強 ②無症状は少なく発熱とせき、のどの痛みがある ③今までのオミクロンと違って肺炎の症状が出る ④感染から発症・陰性化までの期間が短くだいたい1週間くらい ⑥既存のワクチン接種が効かない ⑦今までのコロナに一度感染しても、再度感染する、というようなもののようです。

ただいまの所、政府は重症化や死亡率が低いので、経済を回し日常的な生活を優先する、という選択をしています。体調に異変があったらPCR検査を受ける、陽性ならば自宅療養する、重症化したら救急車を呼べ、と簡単に言っていますが、PCR検査キットや検査能力が絶対的に不足していて、都市部では検査もままならないそうです。発熱外来にせよ一般病院にせよ、保健所などにも電話がつながらないのです。また、体調不良で感染が疑われても、仕事や日常生活をするという人が増えているようです。体が動ければもう保健所や病院に連絡せず、外出するのです。

救急車は、熱中症が増えていてコロナも急増で出ずっぱり、出動しようにも車が間に合わないのだそうです。そもそもコロナの疑いでの救急要請は、結局受け入れ病院が見つからず、自宅の舞い戻る破目になるのだとか。

つまり、お上は絵に描いた餅で腹を満たせといっているのに等しいのです。

コロナが出始めた頃、何人かの専門家がこれは3,4年かかると言っていたのを思い出します。過去のパンデミックのパターンで言えば数年で自然消滅しているという論拠でした。そこにワタシが疑問を抱いたのは、今回のコロナが自然発生したものでは無く、地球上に存在しなかったウィルスを中国の研究所でわざわざ作ったということです。恐らく人類が経験したことがない厄介で危険な代物である、と想像しました。

また、100年以上前の疫病の世界と決定的な違いは、人口(密度)であります。世界人口が20億人に満たない時代から80億人に増加した今、流行り病の感染確率は4倍、しかも交通機関の発達国際的な人流の拡大によってその何倍も感染する可能性が高まっています。従って今までの疫学的常識や経験則は通用しないのです。

もう一つの懸念が、更なる変異があるという危険です。感染率が強まったり、既存の抗体がきかない新種の変異株が出るのに、致死率・重症化率が高い変異株が出ないという理屈は通用しません。変異株の出現メカニズムは知りませんが、一般論として、細胞が分裂を繰り返すとき一定の確率で「突然変異」が起きるのです。一人の人体でそれが数億回も繰り返される、そして、それがまた誰かに移って変異するのです。その繰り返しならば、感染力が強い(猛烈な勢いで感染者が増える)コロナが更に進化するリスクも増していく、と考えるべきであります。
 
つまり、風邪のような症状で、重症化する確率が低いのでマスクして手洗いして、あとは感染するのは仕方ないという姿勢は油断を生み、将来とんでもない変異株の出現を許すことに繋がりかねないということなのです。

そこでどうすればいいか、世界の偉い学者や医者が考えてもその防護や解決策を導き出せません。そんなものがワタシに分かるはずもないのです。

しかし、極めて単純な原理が、コロナは人体から外に出れば1,2日で死滅する。現在何人感染者がいようが、その人達が次に誰にもうつさなければ1週間で本人は「陰性」となり、この世の中からコロナが消えて無くなるという動かしようのない論理です。これを実践したのが中国であります。

コロナのたすきリレーを断ち切るには、1週間完全に人同士の接触を断つ、という社会実験を行えないものか、と考えます。例えば海で隔てられた四国だけで1週間食糧備蓄をし、食糧・医療・介護などの例外的緊急的な職種だけを除いて、一切の外出を禁じる(ロックダウン)をすることは可能ではなかろうかと思うのです。

コロナを殺すには刃物も薬も要りません。島国の日本人のみんなが1週間我慢して家に居ることだと思うのですが、これって絵空事なんでしょうか。


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赤信号(コロナ)みんなで罹れば怖くない

2022年07月21日 | コロナ
わが巨人軍は、永久に不滅であったはずなのですが、もはや全壊・崩壊状態であります。

順調な開幕スタートであったのです。しかし、ここ二か月は完全に失速し、ほぼ全カードで負け越し、4,5連敗も当たり前となりました。第一義的には先発投手が前半で持たない、中継ぎで試合を壊すというパターンが増えました。勝ちを計算できるのは「戸郷」くらいで、外国人助っ人の先発は4人とも、制球力・球威に欠けて他球団になめられてつるべ打ちにあっています。

なによりも異常に四死球が多く、エラーも12球団でワースト。守りがボロボロなのです。攻撃の要、坂本は離脱、主力の岡本は「かかし」のようにただぼーっと打席に立っているだけで覇気も闘争心も感じられません。無気力な三振と凡フライの山。そして、とどめをさしたのが「コロナ」集団感染であります。その1週間前にヤクルトの一軍選手や監督などが20人以上コロナになって離脱して一縷の望みがありました。しかし昨日、わが巨人はそれを上回る主力選手の感染が発表になりました。チーン、ナムナム、ご愁傷様。もう今年は終わりました。

そこで、コロナであります。各球団で次々に集団感染が明らかになりました。その前にはJリーグで東京ヴェルディが、試合不能なレベルで罹りました。また、これまでコロナでは欠かせなかった相撲取りの感染であります。今名古屋場所を当たり前のようにNHKで放送していますが、これだけ世間で感染爆発しているのに変だなぁと思っておりました。そうしたら昨日の感染者が7部屋125名(全体の2割)という発表がありました。

さもありなん、ワタシの期待通り(笑)、凄い人数であります。しかし本場所は中止にしないんですね。ドミノ式に広がってるのではないのですか。マスクをしないで(*´Д`)ハァハァ、抱き合って濃厚接触してるのですよ。マスクもせず、消毒は手に塩を付けて指を舐めるだけ(笑)。観客だって関係者だってえらい人数です。

「赤信号(コロナ)みんなで罹れば怖くない」ということになったようです。

当町内でも、数日前一家で感染したという連絡を受けたばかりだったのですが、昨日はワタシの会社で貸しているコンビニ(今ワタシがPCに向かっている真下)で4名感染したという衝撃の事実が判明しました。おかげで数日間、店長は使用人が半分になった店舗で、配達もこなし孤軍奮闘し、熱中症やらなにやらでフラフラになっていました。ちょっと前なら店舗閉鎖で全館消毒となるはずが、なんの変化も無く通常営業しております。

昨夜は自治会長の会議でありました。全国的に過去最多の感染者が出ている中で、自治会のイベントを中止・自重すべきと言う意見が出る中、会長は「市役所が行動制限不要、イベント続行を期待している」からいいんだという理屈で、いけいけであります。この会長はすでに10年以上自治会連絡協議会という自治会のまとめの上部団体の会長をしていて、催事・行事が大好き、終わってからのお弁当や飲食はもっと好き、という御仁であります。様々な役職を嫌な顔もせず引き受け、細部にわたって人や過去の経緯などを熟知しているので、誰も口出しできません。コロナで慎重論・消極的な意見には耳を貸しません。

政府は、すでにして「放置・非介入・無責任」という立場をとっています。マスクさえすればあとはお好きにどうぞ、酒を飲むのも旅行もカラオケもなんでもござれというスタンスであります。コロナに罹ったと思ったら自宅療養すれば、発熱など数日で収まるからPCR検査・診療・届け出・治療すべて不要ということなのです。

事実、コロナで救急車要請しても来てくれません。受け入れ先の病院が無くて家に連れ戻されるだけです。保健所はパンクし、クラスターを追いかけることはとっくに放棄しています。当然、PCR検査も一般人が受けることが叶わず、代議士や著名人、スポーツ選手、マスコミなど優先になっているようにみえます。貧弱な検査体制は全く改善されないので、検査のニーズと処理能力とのギャップはますます開きました。中国は1日当たり5165万件 検査できると公表していますが、日本は最大一日42万件だそうです(それもMAXまで検査出来ておりません)。日本は国民一人当たりの検査回数はOECD加盟国36カ国中35位と最低レベルなのです。

何かやろうとすると批判されるし、合理的有効な手段は見つけられないし、お金はもう出したくない。補助金制度を作れば悪用」不正受給されるし、というわけで、もう「コロナは自己診断(病院も検査も不要)・自己責任・自己解決(自分で鎮痛解熱剤などを飲んで自宅療養)」でいいんじゃね、というのがお上の決定事項に思われます。罹るのもご自由に、うつすのも勝手にどうぞ、ということでありますな。

祭だ祭だワッショイワッショイ、コロナだワッショイ・・・


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おらが町の年寄りは怖いもん無し

2022年02月12日 | コロナ
 このところ当地平塚にある「なんでもそろう」オリンピックのスーパーのレジの行列が長く、待たされるようになりました。以前から買い物客が少ない商業施設で、特に平日は、がらがら、閑散としているので、よくこれで商売がもってるなぁと感じておりました。コロナになってから、持ちこたえていたフードコート内などの飲食店が相次いで撤退しました。タピオカの店、はなまるうどん、モスバーガー、ラーメン店と半分近い店舗が撤収し、次のテナントも決まりません。

 そんなOlympicなのに、スーパーのレジだけは大混雑、よく見てみると缶詰やらカップラーメンなど「日持ちがしそうな」食品をまとめ買いし、買い物かごを二つ一杯に持ち込む若い人が多いのです。恐らく荷物を運ぶために連れ合いや子供を帯同してきているのでいやに人が多くなっているのです。

 これは、オミクロンの流行と関係しているのです。今回の第六波は、行政や保健所が感染者を追わず自宅療養自己責任にしてね、という方針であります。検査キットもワクチンもなく、体調が悪いとコロナか風邪かな、と思ったらオミクロンとおもって、自宅で寝てなさいとなりました。勝負が早く1週間で発症から陰性になり、公的な支援が間に合わないのです。
 今更パルスオキシメーターを貸し出されても手遅れ、良くて熱が下がって他の家族に移した頃段ボールにわかめごはんやレトルトカレーが届くようです。

 軽症でも2,3日は40度近い高熱が出て、のどの痛みで水も飲めない状態になるため、家族間でも接触しないで済むよう、飲み物やら料理せずに食べられるインスタント食品を備蓄しようとスーパーに並んでいるのですね。

 オミクロン株の感染状況は、どうやらピークに差し掛かっているようです。連日十万人前後の新規感染者が報告されていますが、それはあくまで検査した人に限定されます。氷山の一角、検査キットが少なく、病院は発熱患者を拒否、保健所はクラスター追跡放棄であります。無症状者は当然検査などしたしません。また医療関係者にかぎらず一般の家庭でも、コロナが疑われる症状が出たら、黙って部屋に寝かせてどこにも連絡や相談をしないということが現実に起きているようです。1週間以上も家族がそのために自宅に缶詰めにされると、現役の人は学校も会社にも行けず、買い物にも出られなくなるからです。

 おそらく感染者はその数倍、毎日数十万人が感染していると思って間違いありません。控えめに見て仮にそれが3倍として、6日間が他人に感染させるとすると、日本では現在180万人が感染力をもっていると想像できるのです。確率で言えば50人に一人はコロナ感染中であり、接触すればうつされる可能性が高いのです。「人を見たらコロナと思え」であります。

 重症化率が低く死者も少ないとはいえ、絶対的な感染者数が過去最大のレベルに達しているので、毎日沢山死んでいます。あなたが無症状でも、あなたが映した人が重症化しないという保証はありません。だから、感染しない様感染させないようにみんなが最大限注意すべきなのです。

 ところが、昨日は町内で大門稲荷の初午祭がありました。極め付きの重症化リスクが高いじじい10名ほどが狭い大門の座敷に座り、朝9時から祝詞が始まりました。お祭りは20分ほどで終了し、お神酒を頂戴して散会、かと思いきや刺身に乾きもの、ビール、ハイボールが出されて酒盛りが始まりました。
ワタシは、普段やることが山ほどあって車の運転もするので、ビールに口をつけただけで30分足らずで退出しましたが、LINEのやりとりで、昼過ぎ1時まで飲み続け、さらに寿司屋やら居酒屋をはしごして夕方4時過ぎに「只今終了」とのコメントが届きました。80歳近くなっても7時間飲み続けるのが祭り男たちの矜持なのです。

 長老たちの半数はすでに3回接種を終え、「あんなもの酒飲んでたらうつらねぇ。」「風邪みたいなもんだろ、おれなんか多分もう何回も感染して抗体が出来てる」と意に介さないのであります。さすが、漁師町の地元「須賀」の男たち(笑)、彼らが長く御神輿を担ぎ神事に関わってきているのです。

 そういえば、年寄りで固めた自治会連合会でも周年記念行事の出席確認の連絡が入り、来週行われる「公民館祭り」にも目玉の展示物があるので挙っていらっしゃいとLINEが来ております。オミクロンなどどこ吹く風、神様がバックにいるので何も怖くないのでしょうね。
 
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