まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

安野光雅さんのこと、シビル・ウエッタシンハさんのこと

2021-03-08 16:34:03 | 文庫のページ
■□■1月17日の新聞で、安野光雅さんの訃報(2020.12.24)を知り、約1ヶ月、文庫にある安野さんの絵本をたくさん並べ、紹介しました。お話の時間にも安野さんの絵本を何冊か読みました。
 おもしろかったのは1970年9月号のかがくのとも『なかまはずれ』です。見開きのページにたくさんの絵が並べられていて、仲間外れをさがす絵本です。福音館書店の月刊絵本から出発した安野さんの4冊目の絵本です。子ども達はすぐに仲間外れを見つけて、どうして仲間外れか理由もしっかり語ってくれました。表紙と裏表紙の絵のからくりにも気づいてくれました。
 しりとりの絵本は、やるたび違ったしりとりに発展し愉快です。今回は「ん」で終わる言葉にたどり着けませんでした。
 大人の方には久しぶりに『旅の絵本』シリーズをたくさん借りていただきました。
■□■スリランカのシビル・ウエッタシンハさんが7月に92歳でお亡くなりになったことも知りました。
 3月3日のお話の時間に、大好きな『きつねのホイティ』を読みました。3年生の男の子の反応がとても楽しかったです。動きのある伸びやかな線と色の鮮やかさ、登場人物の表情の豊かさ、物語の持つユーモアなど、大好きな絵本で、1997年、文庫の20周年記念にこの絵本と『ねこのくにのおきゃくさま』の原画展を開きました。
 日本で出版になっている絵本は7冊、自伝が1冊です。『ふしぎな銀の木』(2017年)というスリランカの昔話絵本が最後の絵本になりました。もっともっとすてきな絵本を描いてほしかったです。残念です。
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