国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

水川じゃなくて

2021-10-25 | 日記
この訃報を知ったので、その指揮者のCDをこれからしばらく集中的に聴くことにしました。

上は1980年代中頃のベートーヴェンの交響曲全集(録音1回目)、およびラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ほか。(本気で棚を捜せばまだ出てくるかも?)

あとは全部ブルックナーです。左上は全集ボックスで9枚組(1963〜1972年録音)。そして中央の1枚(ウィーン楽友協会の建物)が実は人生で初めて買ったCDでした。(こちらに出ているのは再発盤ですが、音楽雑誌の評論で興味を持った私が大学生協で注文し、購入したのは1985年の初発盤で定価3200円でした。→追記:ここにありました。)その後40代に入ってブルックナーのディスクを狂ったように買い求めていた時期にこれだけ揃えましたが、それでも全部ではありません。(いわゆる「海賊盤」の類がいくつあるか把握していないし、近年の録音もおそらく一部が未入手です。)

日本では歯に衣着せぬことをセールスポイントにしていた某評論家が「愚鈍のかたまり」(注1)などと酷評したことも災いして人気が出るのが遅れた感もありますが(注2)、海外ではずっと前から押しも押されもせぬ大巨匠でした。(注1:「そういや最近コントの大会で優勝したお笑いコンビの片割れがそういう芸名だったな」と思い出したので無理矢理タイトルに。注2:死人に鞭打つようで恐縮ながら、その罪は非常に重いといえよう。←そのU氏の「口癖」を真似てみました。)なお一昨年のラストコンサート(フェアウェル・コンサート)はNHK-BSでも放送され、もちろん録画しました。永久保存版です。

追記

ショスタコーヴィチを忘れてました。行き帰りの車の中で交響曲全曲(第1〜15番)を聴くために棚から取り出して積んでおいたのを、というより持っていたこと自体を失念するとは我ながら情けない。ハイティンク指揮は上の4枚で、曲そのものの出来が良くない左上(第2&3番)を除き、いずれも名演ですが、とくに第13番「バビ・ヤール」(左下)は1986年に音楽之友社レコード・アカデミー賞(交響曲部門)を受賞した会心作です(大学生協の店頭で帯のキャッチコピーを見て買ってしまった1枚)。なお後にソ連当局の要求で第1楽章の歌詞の一部が改作されてしまいましたが、この演奏で採用されているのはもちろんオリジナル(初演時のもの)です。(そういえば今月、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」でバビ・ヤールの番組を観たなぁ、と思い出し検索してみたものの見つけられず。判ってみればスカパー無料放送日に試聴したBBCワールドニュースのものでした。その関連ニュース (映像付き) がこちらに。)

おまけ

ベートーヴェンの交響曲全集の5枚ですが、ジャケットやレーベル面のロゴは2種類あります。それは指揮者が移籍したからではなく、2007年にフィリップス社のクラシック部門がデッカ・ミュージック・グループに吸収されたからです。思えば1990年代からクラシック音楽業界は不況に陥り、数え切れないほどの吸収合併およびリストラが行われました。ハイティンクもベートーヴェンの交響曲は完成まで漕ぎ着けられたものの、後に始まったブルックナーとマーラーの全集録音がフィリップスとの契約解消によって打ち切られてしまったのは何といっても残念なことです。

おまけ2

そのベートーヴェンの交響曲全集をiTunesで聴くためパソコンに取り込んでいました。3枚目までは何ということもなかったのですが、次の第6&8番その他で事件が。

前にも同じことを述べたと思いますが、「誰だ、こんなディスク情報を書き込んだ奴は!」と文句を言いたい。第6番「田園」は作曲者が各楽章に付けた標題から始まっているし、第8番も「アレグロ」とか「アレグレット」などは演奏への指示(速度標語)に過ぎません。とにかく見苦しいったらありゃしない。(まともなのはトラック10だけ。)

それでこの1枚だけは「トラック名を取得」で選び直しました。日本語が混じることで統一感が損なわれますが、仕方ありません。(聴く分にはまったく問題ありませんが・・・・・見ていて美しくない。)
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