大学入試必勝法。それは、「先行逃げ切り」です。
センター試験でブッチギリの高得点をあげて下さい。
難関大学、地方国公立以外の大学では、二次試験の得点率が余り高くなくとも、楽々合格できる場合があります。
大切な観点は、センター試験と2次試験の得点配分なのです。
一般に、難関大学、学部ほど2次試験の比率が高くなる傾向があります。
参考までに、昨年度の名古屋大学のセンター試験、2次試験の学部ごとの配点、合格者の最高点、最低点、平均点を調べてみた。(名古屋大学発表、一般入試:前期試験結果)
学部 センター試験 2次試験 合計点 最高点 最低点 合格者平均点
文学部 900 1200 2100 1661 1436 1508.25
教育学部 900 1800 2700 2091 1722 1856.71
法学部 900 600 1500 1206 1027 1079.16
経済学部 900 1500 2400 1855 1557 1642.63
情報文化学部
自然情報学科 900 1100 2000 1503 1207 1303.27
社会システム 900 1100 2000 1615 1357 1413.14
理学部 900 1450 2350 1842 1436 1544.63
医学部
医学科 900 1650 2550 2197 1860 1974.55
保健学科 900 1500 2400 1731 1244
工学部 600 1300 1900 1444 1095
農学部 900 1400 2300 1832 1432
*保健学科、工学部、農学部は学科ごとの結果発表であった。
この結果から、工学部は他学部と比較し、センター:二次試験=6:13であり、二次試験重視を鮮明に打ち出している。逆に、法学部はセンター:二次試験=3:2であり、センター試験重視を打ち出している。
また、名古屋大学では、センター試験の上位1割、二次試験(個別試験)の上位1割を特別合格枠として、設定しているので、この制度で合格を目指すことも考慮に入れたい。
その他、募集人員(一般、推薦、社会人、留学生)も重要なファクターなので、十分調べておくこと。