このところ大学関係のシステム、制度を調べています。
共通一次試験から現在のセンター試験まで、通算すると32年経っています。
多少の紆余曲折はあったけれど、まず順調にセンター試験は成長してきたと思う。
筆者の担当科目である数学に関して言えば、当初より問題の質が良くなったと思う。
例えば、以前は問題解法の誘導意識が希薄で、ただ単に答えを求めさせるだけの問題が散見されたが、現在では、無理の無い素直な誘導がついている。この誘導にスムーズに乗ることがハイスコアを達成する秘訣でもある。
センター試験は、ある程度、受験生の高校での学習成果を測る上で、十分な機能を果たしている。しかしここへきて、もうひとつの「接続テスト」が計画されているのをご存知でしょうか。高校、大学での「接続テスト」は高校における、学習成果がどの程度かを測るテストです。「教育の質が問われる時代」だからこそ、資格試験のような、共通テストが必要なのだと考えられている。
さらに、大学卒業時点での、学生の達成度を測り、各種職業の採用条件とすることも可能な新たな資格試験も考えられ始めている。
センター試験が終わっても、さらに選抜試験は続くのです。