おれは、土門拳になる。第2章 写真家増浦行仁公式ブログ

写真家<増浦行仁>のオフィシャルブログ。
志を追い続けた増浦が「夢を追う」こととは何かを本音で語る。

“日本の翼”JALにて講演

2013年03月04日 | 日記--感じたことなど
丁度一週間前、日本航空さんで講演させて頂いた。
不思議なことに、僕の生き様が、経営者や役員方にウケるのだ。
小学生の頃から“土門拳になる!”と、一流の写真家を目指して来た僕の半生は、ひたすら我武者羅で無謀とも言えるものだった。
挫折を何度も繰り返しながら、でも諦めずにやって来たから今がある。と、そんな体験談を、JALの社員さんの前でお話して来た。





ご存知のように、2年と8ヶ月前にJALは経営破綻した。そこで稲盛和夫氏が経営を引き受けられ、驚異的な早さで再上場となったのだ。だから、同じ轍を踏まぬようにと、定期的にリーダー教育をされているらしい。

なんといっても、現名誉会長の稲盛氏は盛和塾長でもあるし、JALの再建は日本を元気にし、世界経済の発展にも繋がると、盛和塾生と共に尽力した矢崎勝彦氏(盛和塾前理事)は、人生の父でもあるので、塾生のはしくれである僕の拙い話が、少しでもお役に立てれば嬉しい。

そういえば、いつから人は、“根性”や“忍耐”を古くさいものと捉えるようになったのか? かつては日本人の美徳とされたものなのに・・・“星飛雄馬”や“おしん”は、過去の遺物となってしまった。
楽して生きたい、とは誰もが思うことで、もちろん僕も例外ではない。
でも、楽をして、本当の喜びや生きる意義を見出せないし、自分がなりたいものにはなれないのだ。
適当に生きて、死んで行く人生なんて何が面白い?

昭和が見直されている今、根性と忍耐で思いっきり泥臭く生きるのは“新しい”かも知れない。

JALさんも翼に“鶴丸”が戻って来たことだし、
日の丸日本を背負って、誇り高く世界に羽ばたいて頂きたい。