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劇作家で内閣官房参与の平田オリザとかいう御仁が政府広報として、17日、在韓日本大使館の主催する講演で、韓国の日韓問題専門家らを前に「震災と 日本再生」について講演。
質疑応答の中で「汚染水の処理問題では韓国の方々にも大変な迷惑をかけた。流された水は非常に低濃度で、量も少ない。米国政府からの強い要請で(海に)流れた」と述べたという。
本人は翌日になって、ことの重大さを知り、あわてて、
「内閣官房参与であるが、この問題には全くかかわっておらず、事実関係を確認できる立場でもない」と発言を撤回、仙谷由人官房副長官に電話で謝罪したとか(「毎日」)。
ともあれ、本人も後ほど報告を受けた枝野官房長官も、「原発対応に係る情報に接する立場にない」ことを理由に単なる「勘違い」だったで幕引きしようともくろんでいるようである。
果たして、そうだろうか?「失言」と「勘違い」では大違い。
前者なら、「立場上、口にすべきでない発言をうっかりしてしまう」ことであるし、後者なら、「単なる思い違い」
ま~、今のところ情報は少ないのだが、マッシーパパなりに念のため、検証してみたいと思う。
いや、その前に、そもそもが平田オリザ氏は何者? なぜ劇作家が菅内閣中枢に入り込んでいるのか?だが、
どうやら、氏は鳩山前首相の参与として演説の草稿書きからしゃべり方の演出まで伝授していた御仁で、管内閣では引き続き国際交流担当。
しかも、韓国大好き人間のようで、「韓国民団が企画した<第4回永住外国人地方参政権シンポジウムin鳥取>で基調講演を行い、在日韓国人の地方参政権付与に賛意を示した」とか(wikipedia)。
とすれば、前述の講演も韓国に阿ねて、「反米、親韓」を演出した結果の「米国犯人説」をでっち上げたと、取れなくもない。
ただ、それだと、「日本政府の代表が韓国の地で、デマゴギーを撒き散らした」となって、もっと問題が大きく、「守秘義務違反」どころでなくなる。
それに、状況証拠から見ても、平田氏の「アメリカの強い要請」とわざわざ強調していることから、かなり引っかかるものがある。
仮に、それが平田氏の事務所のいう「ほかのことと混同して」なら、何と混同したかを明確にして、つじつまを検証しない限り、簡単に「誤解」だったではすまないだろう。
処で、枝野氏や細野氏が東京新聞スクープの、「放出を事前にアメリカに通告」した件に触れて延べたという、
「聞いていない(枝野)」とか「決して米国からの要請でない。保安院が"流してよし"と判断した(細野)」も、わざとらしくて面妖なこと。
犯罪心理学(?)からみても、痛いところを突かれて、慌てて否定するかのように見えるのですがね。
それに、アメリカが強く要請(命令の誤り?)したのはあながち、的外れでもないようだ。
何しろ、原発事故の最初から、(日本政府と東電は)アメリカの言うことを聞かず、稚児のように、「自分でやる」と言ってやってることはとても危なかしい。
これでは米国ならずとも、見てもいられず、口出しするなというほうが無理。
何しろ、オバマ大統領にとって、「原子力発電」はアメリカ再興の切り札。ここで、日本が下手打てばどれだけアメリカの損失に繋がるか?
ましてや、福島の原発は米国GE製。大事なスポンサーの面子をつぶすわけには行かない・・って、
この辺の事情は日経コミュニケーションの水野博泰氏が「米原発業界を守るオバマ大統領の事情(http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110407/219354/#author_profile_tag)」に詳しいところである。
ともあれ、状況判断からはどうみても、「アメリカの強い要請」はクロに近いのだが、それにしても、菅内閣中枢から情報が漏れるようではこれまた、アメリカの信用を失い、問題。
どちらに転んでも大変なことになったようである・・。
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