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なにやらおかしな展開になってきた。マスコミは尖閣ビデオが流出してより、その”犯人探し”に奔走し、今又、投稿者が海保職員と判明すれば、事件の背景と罪の行方を競って報じようとする。
それも決まって、(ビデオが)どこから、どのように流出したのか、その目的は?とか、或いは、この保安官は果たして、秘密漏洩の罪に問われるのか否かなどである。
おやおや、いつの間に、マスコミはこの問題を投稿者の個人的問題に矮小化しようとするのか?
これではこの問題の原罪である政府の弱腰外交や尖閣ビデオを隠蔽したことがうやむやになりかねないのである・・。
と釈然としない思いを募らせていたら、11日の「ワイドスクランブル」が平沢勝栄氏と危機管理のオーソリティ・佐々淳行(さっさあつゆき)氏をゲストに迎え、その辺の事情を解説してくれた。
中でも、佐々氏はこの状況こそが仙石官房長官の意図する「セント・オフ戦術」、すなわち、「英国の伝統的狩猟スポーツ(狐狩り)」に使われる囮作戦」のように、犯人探しで国民の目を逸らせ、挙句は犯人逮捕によって、自分たちの責任を隠そうとする高等戦術だと指摘しているのである。
なるほど、言いえて妙。そういえば、ビデオ流出から早々と刑事事件に切り替えた官憲の捜索。しかも、仙石氏自身次々、会見しては、
①「事実関係を調査できればしかるべく中国に説明する(11月5日)」と国民の知る権利より中国第一の媚びた言いよう。
②しかも、ビデオ流失の刑事告発を受けるやいなや、予算委員会で秘密保全法制の強化検討を発表する(11月8日)用意周到さも。
③又、映像がインターネット上に流出して以降、海上保安庁に「激励」の電話が相次いでいることについて聞かれれば、
「公開して『よくやった』というのか。犯罪行為を称揚することで、そういう気分は日本国中に少々あるかも分からないが同意はしない(11月8日)」と不快感を示してみせる。
④さらには、(海保職員が警視庁の事情聴取を受けていることについて)
「大阪地検特捜部の事件に匹敵する由々しい事案だ。犯罪がもし発生しているとすれば、刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない。徹底した捜査に基づいて処分を行う必要があれば行う」と記者会見(11月10日)
⑤(同時に、世論は職員に寛大な措置を取るよう求める声が多いとの質問に対しては)、
「国民のうちの過半数がそう思っているとはまったく思っていない。いろんな事件が起これば、けじめのついたしかるべき措置をしてもらいたい、という健全な国民が圧倒的な多数だと信じている」とでたらめな発言を平気でする(11月10日)。
なんとも困った御仁だが、平沢氏は、仙石由人があせる背景には中国に、
「流出は政府となんら関係がない。やったのは跳ね返りもの」と強調するためにどうしても犯罪人に仕立て上げる必用があったと、背景を説く。
おそらく、巷間に流布している「仙石密約(フジタ社員救出に仙石氏の密命を受け中国に細野氏が行った際に、ビデオは出さないと中国に確約)」を意識(?)しての説明かも。
いや~、なるほど、佐々氏といい、平沢氏のこの説明なら腹に落ちる。
だからこそ、佐々氏もこんな「仙石目くらまし」に引っかかり、この問題を海保の個人問題にするのでなく、日本の国防に目を向ける礎にするべきなのだと説くのだろう。
つまり、中国のとんでもない陰謀で今、尖閣が危い。それを海保の彼らは命懸けで守ろうとしているのに、政府はま逆のことをしている。
このままでは間違いなく、中国がかさにかかってくるだろうが、そうなれば海保だけでは尖閣を守るのは難しい。
実際、その辺の事情が「週刊文春(11月10日発売)」の記事、『民主党は国を殺す/中国漁船はやっぱり「スパイ船」。証拠を掴んだ!』にも書かれているのだ。
それによると、尖閣ビデオが別途、米国にも送られているが、明らかに意図を持った追突で、中国政府のミッションを帯びた「スパイ船」の類だと分析されていると言う。
いや、それよりも、中国の尖閣奪取の戦略はすでに、スパイ船による日本の出方覗いから海域の調査船活動、大型漁業監視船の出番にエスカレートしており、一刻の猶予もできないというのである。
一方、これに対し、海保の保有艦船や要員ではもはや手薄。しかして、自衛隊の国境の守りも磐石でない。
それだけに、国防を弱腰民主に任せていれば、それこそ国を滅ぼすと記事は警鐘を鳴らすのだ。
いや~、まさに「国が殺されない」うちに、国民は民主に三行半を突きつけねばならないのでは・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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なにやらおかしな展開になってきた。マスコミは尖閣ビデオが流出してより、その”犯人探し”に奔走し、今又、投稿者が海保職員と判明すれば、事件の背景と罪の行方を競って報じようとする。
それも決まって、(ビデオが)どこから、どのように流出したのか、その目的は?とか、或いは、この保安官は果たして、秘密漏洩の罪に問われるのか否かなどである。
おやおや、いつの間に、マスコミはこの問題を投稿者の個人的問題に矮小化しようとするのか?
これではこの問題の原罪である政府の弱腰外交や尖閣ビデオを隠蔽したことがうやむやになりかねないのである・・。
と釈然としない思いを募らせていたら、11日の「ワイドスクランブル」が平沢勝栄氏と危機管理のオーソリティ・佐々淳行(さっさあつゆき)氏をゲストに迎え、その辺の事情を解説してくれた。
中でも、佐々氏はこの状況こそが仙石官房長官の意図する「セント・オフ戦術」、すなわち、「英国の伝統的狩猟スポーツ(狐狩り)」に使われる囮作戦」のように、犯人探しで国民の目を逸らせ、挙句は犯人逮捕によって、自分たちの責任を隠そうとする高等戦術だと指摘しているのである。
なるほど、言いえて妙。そういえば、ビデオ流出から早々と刑事事件に切り替えた官憲の捜索。しかも、仙石氏自身次々、会見しては、
①「事実関係を調査できればしかるべく中国に説明する(11月5日)」と国民の知る権利より中国第一の媚びた言いよう。
②しかも、ビデオ流失の刑事告発を受けるやいなや、予算委員会で秘密保全法制の強化検討を発表する(11月8日)用意周到さも。
③又、映像がインターネット上に流出して以降、海上保安庁に「激励」の電話が相次いでいることについて聞かれれば、
「公開して『よくやった』というのか。犯罪行為を称揚することで、そういう気分は日本国中に少々あるかも分からないが同意はしない(11月8日)」と不快感を示してみせる。
④さらには、(海保職員が警視庁の事情聴取を受けていることについて)
「大阪地検特捜部の事件に匹敵する由々しい事案だ。犯罪がもし発生しているとすれば、刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない。徹底した捜査に基づいて処分を行う必要があれば行う」と記者会見(11月10日)
⑤(同時に、世論は職員に寛大な措置を取るよう求める声が多いとの質問に対しては)、
「国民のうちの過半数がそう思っているとはまったく思っていない。いろんな事件が起これば、けじめのついたしかるべき措置をしてもらいたい、という健全な国民が圧倒的な多数だと信じている」とでたらめな発言を平気でする(11月10日)。
なんとも困った御仁だが、平沢氏は、仙石由人があせる背景には中国に、
「流出は政府となんら関係がない。やったのは跳ね返りもの」と強調するためにどうしても犯罪人に仕立て上げる必用があったと、背景を説く。
おそらく、巷間に流布している「仙石密約(フジタ社員救出に仙石氏の密命を受け中国に細野氏が行った際に、ビデオは出さないと中国に確約)」を意識(?)しての説明かも。
いや~、なるほど、佐々氏といい、平沢氏のこの説明なら腹に落ちる。
だからこそ、佐々氏もこんな「仙石目くらまし」に引っかかり、この問題を海保の個人問題にするのでなく、日本の国防に目を向ける礎にするべきなのだと説くのだろう。
つまり、中国のとんでもない陰謀で今、尖閣が危い。それを海保の彼らは命懸けで守ろうとしているのに、政府はま逆のことをしている。
このままでは間違いなく、中国がかさにかかってくるだろうが、そうなれば海保だけでは尖閣を守るのは難しい。
実際、その辺の事情が「週刊文春(11月10日発売)」の記事、『民主党は国を殺す/中国漁船はやっぱり「スパイ船」。証拠を掴んだ!』にも書かれているのだ。
それによると、尖閣ビデオが別途、米国にも送られているが、明らかに意図を持った追突で、中国政府のミッションを帯びた「スパイ船」の類だと分析されていると言う。
いや、それよりも、中国の尖閣奪取の戦略はすでに、スパイ船による日本の出方覗いから海域の調査船活動、大型漁業監視船の出番にエスカレートしており、一刻の猶予もできないというのである。
一方、これに対し、海保の保有艦船や要員ではもはや手薄。しかして、自衛隊の国境の守りも磐石でない。
それだけに、国防を弱腰民主に任せていれば、それこそ国を滅ぼすと記事は警鐘を鳴らすのだ。
いや~、まさに「国が殺されない」うちに、国民は民主に三行半を突きつけねばならないのでは・・。
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