マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

あれ、ゆりもどし? 小沢氏の土地購入疑惑事件の報道姿勢にあるテレビ番組が反省!?

2010-02-11 19:38:12 | Weblog

10日の「スーパーモーニング」で、ニュースナビゲータの山口一臣氏(週刊朝日編集長)が、石川議員の訴追をめぐる地元での会見を聞き、突然、「推定無罪」の論理を持ち出して、なんと、「私を含め、マスコミがこの事件を一方的に批判報道をしてきたことを反省すべだ」とのたまった。

「ウー、何?」と、思わず目が点に。

「ニュースナビゲーター」って、事件の真相や問題点を分かりやすく導く役でないの?その御仁が、検察批判と思しき発言をしていていいの? 

右か左のコメントをするのなら、それは別に居並ぶコメンテーターの役じゃん。幾ら、つい最近、自分の主管する週刊誌と検察庁が書いた記事をめぐって、対立したからといって、急に検察批判はないでしょう!・・。

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それでなくとも、石川議員の議員辞職と小沢幹事長の辞任要望の世論は強いのに、それに水を差すことにもなりかねない。

まさか、公器を利用して、氏が私憤で言っているとは思わないが、立件してから、「反省」もない。それを言うなら、なぜ、最初から言わなかったのか?ナビゲーターとしては失格。

そして、少なくとも次の3つの疑問に答えるべきでなかっただろうか?

それは小沢氏が「石川議員が国会議員としての職責を問われているのではなく、国会議員になる前の私の事務所におった時のこと」と、責任を取る必要が無いといったこと。

一方、石河氏はというと、「政治資金の出所を不明にするなどの目的で意図的な虚偽の報告をしたことはない。水谷建設などから不正な金銭を受領したことも一切ないし、そのような事実を隠すために虚偽記載をしたことはない」と強調する。

まさに、検察が手を焼いたところの議員と秘書の阿吽の呼吸と言う奴である。もし、これで許されるとなれば、世の中に政治犯はいなくなり、政治不信はさらに募るであろう。

いみじくも前日、「ゼロ」のゲストに出てきたあの星野氏が「野球界では考えられないこと」と、自分に降りかかったバッシングになぞらえてと、かくも政治の世界は甘いものかと嘆息(?)

ともあれ、異業界の人さえうらやむ、ましてや、国民に模範をたれねばならない国会議員が、「秘書時代のこと」と居直れるのだろうか。

山口先生、それでも、マスコミは石川議員を攻めすぎたとおっしゃるのですか?

先生の言う、「推定無罪」も確かに一理はあります。先生はなんと、卑近の例に、菅家氏の冤罪事件を上げて、そうなりかねないといいました。まさか、先生の週刊誌に書いた「密室の取調べ」を言っているのでしたら、菅家氏のほうが一緒にされて却って迷惑。

全く筋違いもはなはだしい。いいですか、100歩ゆづって検察リークがあったとしても、マッシーパパもこれまで、縷々述べてきたとおり、今回の土地購入疑惑は客観的に見ても何にも疑惑が解明されていない。

むしろ、「推定無罪」と、推定できないのが事実。ましてや、今回、小沢氏を立件できなかったのは、「阿吽の呼吸の壁」。但し、秘書さんたちは、3人が3人とも、立件されている。

いいですか、日本の検察の立件した有罪率は99.9%ですよ。このどこに、もしかして「推定無罪」とまだ言い張るのですか?それも、疑惑だらけでですよ。

ま~、それもいいでしょう。も一つ、山口先生に聞きますが、日本の三審制にかかる日数をご存知ですか?

つまり、政治家というのはそもそも、一般人と違って相当したたかな御人が多い。だからこそ、どんな検察の攻めにも口を割らず、裁判に持ち込まれても平気の平左。

十数年という気の遠くなる裁判で風化できると軽く見ているのである。その例が、鈴木宗男さん。

2002年にやまりん事件で斡旋収賄罪、そして、別の建設会社からは受託収賄罪で立件。さらには議員証言法違反、政治資金規正法違反で次々追起訴されながら、判決のつど、上告しまくり、2010年にいたるも結審しないというのが、日本の裁判事情。

いや、それどころか、その間に政権交代した小沢氏と組んで、外交委員長にまで復活。

つまり、小沢氏の政治というのは汚いお金は、ぐるぐる動かすことでマネーロンダリング。そして、犯罪人も、気の長くなるような裁判事情を逆手にとって人間までマン・ローダリングすると言う節操の無いことまでできるのです。

山口先生、一体、この長すぎる裁判の弊害にどう答えるつもりですか?

ま~、いまさらそれを嘆いても仕方ないかもしれません。でも、そんな法律の壁があるからこそ、世の中はよくしたもので、政治に限り、昔から、「信なくば立たず」ということわざがあるのです。

つまり、国民の信用を失した政治家が国民の意思に逆らって国を動かすのを良しとしない教えなのです。

それすら、民主党は無視、国民の錯誤で過半数の議席を与えてしまったのを幸いとして、国会で野党が出した「議員辞職勧告決議案」さえ、たなざらしにして、上程を拒む。

この与党の姑息な手段を知ってでも、先生はマスコミの報道の誤りだったと反省するのですか。

もし、本気にそう思っているのでしたら、マッシーパパはあなたの言動を、「アサひった」としか理解できないでしょう・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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