マッシーパパの遠吠え

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日本郵政西川社長のケジメにOKした麻生ソーリのホンネとは!?

2009-06-23 23:54:55 | Weblog

日本郵政の西川社長の続投問題について、22日、政府は「自身の報酬30%を3カ月返上する処分案と同時に経営改善計画(チーム西川の4人を三井住友に戻すことを含む)」を了承し、続投を決めたという。

これに対し、内閣の要の河村官房長官は続投を批判した鳩山氏を「業務改善命令にきちっと対応する責任を果たさなかった」と批判するだけで、肝心の続投承認についてはムニャムニャと禅問答(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/269572/)。

一方、党の要の細田幹事長はというと、「落ち着くべきところに落ち着いた。改善計画が出された。(政府も)いろいろ注文も出したようだ」と人事のように評価したというのだ(http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090623/stt0906231146007-n1.htm)。

いや~、麻生親分が親分なら子分も子分、甲乙つけがたいド阿呆ぶり。

面白いのは、森喜朗先生。22日の神戸の同党参院議員の政治パーティの席上で、『「チーム麻生」に苦言 内閣改造のすすめ?』を語ったという。

そして、期を一にして、この両名の人物評価をしたようだが、傑作なので紹介しておきたい。

いわく、河村氏は「本当にまじめな人。政治家なのか学者なのか…」、細田氏は「よくできるが、自分で引っ張っていくタイプではない」と(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090623/plc0906230053001-n1.htm)・・。

ま~、早い話、婉曲的に「力量不足」といっているのだが、この御仁、自身も総理としては「力不足」だったが、「月旦(げったん:人物評価)」だけは鋭(するど)いよね・・。

処で、当然、こんなケジメが世の中で通用するわけがない。実際、リスログのアンケートでも、「不十分」とするものが「十分」の4倍強に達していることを見ても明らかであろう(http://lislog.livedoor.com/r/28553)。

いや、マッシーパパなど、こういうことを「ケジメ」だと思う人がいること自体に憤りを覚える。しかも、最近、この手の人間が増えてきたのだ。

記憶に新しいところでも、日銀の福井総裁の村上ファンド投資疑惑(06年6月)の謝罪。この時も「給与30%カット6ヶ月」、そして、投資額と金利分をどっかに寄付したっけ。

又、村瀬社保庁長官もずさんな年金記録問題のおわびとして全職員約1万7千人に対し、役職に応じて6月賞与、5~50%の自主返納を呼びかけ、自身も賞与全額の約270万円、又、同省の辻哲夫事務次官も全額の約310万円を返納した。

そして、今回もそのひそみに倣って(善し悪しを考えずに人まねをする)西川氏はケジメとしたのだろう。

でも、給与が3000万円以上、退職金を億単位に貰えるものが、痛くも痒くもないこんな程度で禊(みそぎ)になると思います!?

それより、何でもカネで片がつくというやり方を国民の前に示して、果たして、教育的にもそれでいいのだろうか。マッシーパパはそういう意味でも疑問を感ずるのですが・・。

さて、話はこれで終わらない。マッシーパパも、麻生ソーリが鳩山弟切りをしたときに今日あるは十分予想されたのだが、那辺に閣下がこの「続投」を選択したのか、非常に興味があり考えてみました。それは・・、

①、「支持率まで影響すると思わなかった」という選択枝の読み違い。

、盟友を切るより、小泉一派の造反が怖かった。つまり、官邸までジュンイチローの電話の脅しに屈したという説。

ま~、①はないだろう。(閣下も)政治家になって30年、しかも小派閥の出身で総理の座を射止めたのだから政界遊泳術とサキヨミは人並み以上のはず。

又、②も、マスコミの書くほどジュンイチローの力はない。むしろ、定額給付金の造反で彼と行動をともにしたのは彼の総理秘書官を務めた小野次郎議員たった一人だったと、「過去の人」を印象付けただけ。

ただ、それでもまだ彼を利用したい中川(秀)をはじめ、チルドレン一派は健在なことには変わりはないけど・・。

だからといって、この問題で閣下がびびるほどのインパクトもないだろう。

では、真相は何かであるが、おそらく、閣下が一番怖かったのは財界の反応だったのでないか(?)。

そのことは「Businessi」に詳しく、そこには「もし、西川社長を切れば、前日本経団連会長の奥田や牛尾氏を敵に回すことになる。いやそれだけでなく、財界人がこのように使い捨てされるなら、今後なり手が出なくなると脅されているというのだ。

しかも、財界には村瀬長官が年金記録紛失問題の責任を取らされる形で辞任に追い込まれたことへの不信感がまだ消えていないとか(http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200905220138a.nwc)・・。

まあ、確かに、あたらずとも遠からずとマッシーパパも思わぬでない。だからといって、奥田や牛尾のゴタクが正論だと言うわけでもない。早い話、総選挙を経団連に人質にとられているからで、閣下にとって財界にこんなことでそっぽを向かれてしまえば、世論よりもっと怖いだろう。

カネが全ては財界の連中より閣下自身が一番感じていること。それに、元々、うぬぼれは天下一品、この御仁ほどみのほどしらずもない。何を選択しても自らの力で切り開かれると錯覚しているから一層、すくわれないのだ。

その点が、政治センスはないが、人を使う才だけあったジュンイチローと違って、麻生は人に利用されても人を使うことの出来ぬ無能をさらけだしてしまったということのようだ・・。

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