「何これ、メチャクチャ保険料が上っているよ」と今年度の保険料通知書と前年度分を比べてマッシーパパの家内は驚く。
いわれたとおり見比べると昨年より9万円超、一昨年より15万円以上、増えている。確か、昨年の上昇理由を、これまでの「退職者医療の交付金(政府管掌保険等から一部負担)が、後期老齢者医療制度新設で、削られた結果といっていたが、まさかそのせいでもあるまい。
あわてて、同封の説明書きと「国民健康保険ミニミニ大百科」を走り読みしたが、不徳要領を得ない。
ただ、分かったのは、保険料算出基準額が昨年は「年税額」、そして、今年が「課税所得金額」に変わっていること(「市・県民税納税通知書」の摘要欄参照)。
勿論、率も変更しているから、当然、今年と昨年を比較するには同じ条件で換算し直さないと差は出てこない。尚、マッシーパパの場合、年金は一定であるが、配当収入が毎年異なるのでそこまでの細かい比較は難しいのだが・・。
それでも、単純に計算しても、20年度の課税所得金額換算で5万円(内、医療費30千円、後期支援金20千円)、21年度分で7万円(医療費45千円、後期支援金25千円)のアップになる。尚、冒頭の今年度アップ分9万円と7万円の差額2万円は多分収入増であろう。
そこで、このあまりにも法外な値上げを糾弾する(?)ため区役所の担当に問い合わせることにした。そしてそこで分かったことは・・。
①医療費の値上げ分は年々増加する医療費に対応するため値上げしたとのこと。又、後期支援の値上げも後期高齢者の医療費増に応じたものという。
ま~、後期支援はマッシーパパのエントリー『後期高齢者医療制度は落とし穴だらけ!?(08.06.26)』に、後期高齢者の医療費が増える限り、エンドレスに支援も増えると予言していたので驚かない。
②問題は医療費がたった1年でこれほどにも増えるのかだが、この点は残念ながら担当者も詳細が分からないとのこと。ただ、年税額が所得額に変更したのは、「ふるさと納税」した人が控除優遇を受けて税額が減るので、その影響を受けないように改めたという。それにしても、このものすごいアップの説明には不十分である。
③そこで、マッシーパパがあらかじめ情報を得ていた、「03-06年の神戸市の一般会計から国保への繰入額が50億円減っている」とのデーター(兵庫県社会保障推進協議会・神戸市協議会)と関係するのでは?と問いただすと、事実は認めるものの、詳細は分からないという。
ま~、この資料では07~08の繰り入れ額は不明だが、この06年時点でも繰入額の低さで、政令都市18の後ろから5番目なのだからこれが一番の原因であるのは間違いない・・。
つまり、空港や地下鉄赤字を補填するのにキュウキュウで医療費等にカネを回せないというのだろう。
ここにも、霞ヶ関と同じ意識。ハコモノ事業には湯水のようにカネをばら撒いても、福祉医療費はどんどん削るという、市民目線と程遠い市政が透けて見えるのである。
しかも、困ったことに、我々が選んだ市会議員が、この医療費のアップと市の繰り入れ金の削減を承認しているというから驚きです。
我々は市議会の活動といえば、選挙のときぐらいしかあまり感心がない。そして、今回のように、とんでもない結果が出て初めて驚くのかも知れません。
それに先日、エントリーで『兵庫県民が地方政治改革に無関心なのは政治音痴だから?それとも県民性!?』で書きましたが、県民性もあってか、長いものに巻かれろの傾向も少なからずあるようです。
でも、もし、このように医療費が上るから保険料も自動的に上げるとなれば、市民はたまったものでない。勿論、こんな医療制度に改悪した自公与党政権は糾弾されるべきだが、ハコモノで赤字を垂れ流し、保険料も抑制できないような市政も許せない。
レベルの低いこのような政治を続けていけば、すばらしい神戸がどんどん住みにくい街になっていくのでないでしょうか。マッシーパパはそのことに怒りを覚えるのですが・・。
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