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風邪で伏せっている時にビデオで見た、映画「小説吉田学校」、いわゆる吉田内閣の始まりからバカやロー解散まで、保守政界の権力闘争を描いた実録ものであるが、とにかく、登場する面々がハンパでない。
あの池田勇人や佐藤栄作がこの映画では単なる中堅、その又、子分の田中角栄など、血気盛りの若手というから、当然、大物は他にもゾロゾロ。
翻って、現在の自由民主党はどうだろう?
党のかなめに座っている幹事長そのものが、マッシーパパのかっての「自民党お笑い劇場」の常連、あの石原ボン(http://massypapa.exblog.jp/11265944/)、
政局の節目節目に登場しては、世間を別の意味で驚かせてくれる。
つい、1日にも、「野田佳彦首相が消費税増税関連法案成立に自民党の協力を求めるなら、民主党内で法案に反対する小沢一郎元代表を離党させることが先決だ」とのたまったとか。
いやはや、消費税増税と「小沢切り」に、どんな関係があるのか、何とも不可解な話だが、これとて石原ボンの単なる暴走でもなさそう。
その親分の谷垣総裁からしてが、あれほど、法案成立前の「解散」の約束を要求していたのに、
一転、法案成立への協力と引き換えに衆院解散の約束を取り付ける「話し合い解散」を選択肢として排除しない考えを示唆したという。
ようするに、何らかの見返りを貰えれば協力にやぶさかでないと、ハードルを下げてきたのである。
ま~、この風向きの変化はどうやら本物らしく、
同党の山本一太参院議員も、ブログ「気分はいつも直滑降」に、「消費税増税をめぐる最悪のシナリオ(http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2012-04-01-1)」と題し、
「野田政権延命に手を貸す党の長老たちの陰謀が進んでいる」と危惧しているのである。
とどのつまり、自民党は今も、派閥の長老中心にものごとが決まっていくということで、何も変わっていない。
しかも、国民が自民党政権を否定し、何ゆえ、民主に政権交代をたくしたのか?
その意図さえ理解しようとせず、相変わらず、官僚の意を汲み、経団連の代弁者に徹しようとしているのである。
だからこそ、消費税増税に国民の6割が反対するのも耳を貸さず、むしろ、「反対するものを排除してでも取り組む」ことこそ、「国のため」と大儀を振りかざす。
つまり、「国のため」と言っても、決して「国民のため」とは言わない。これこそが、消費税増税を党是とする根拠。
彼らが優先するのは今も頼りにしている大企業中心の経団連の利益のためである。
このことは、経団連が消費税増税に何ゆえ、積極的であるかを見れば明らかなのだが、輸出中心の大企業にとって、消費税は打出の小槌みたいなもの。
税率が上がれば上がるほど、「輸出戻り税」で潤うという仕組み。
このあたりのカラクリは木走正水さんのブログ(http://blogos.com/article/35667/)を参考にしてもらえばよく理解できると思います。
処で、消費税増税論議の都度、よく世間で言われるのが、増税しても税収入は上がらない。つまり、税率が上がっても肝心の消費が冷え込んでしまえば、かえって、税収は落ち込むという説。
これは間違いない事実のようで、実際、竹下内閣の1989年の3%導入時と、橋本内閣の1997年の5%増税時を見ればわかるように税が増えたのはごく一とき、決して、税収アップに繋がっていない(wikipedia「消費税」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E%E6%B3%95)。
また、消費税増税は必ず、法人税とセットで行われているから、共産党さんが指摘するように、
「消費税増税は大企業減税穴埋めのため(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-06-20/2010062002_01_1.html)」でもある。
何故なら、89年4月の導入以来、国民が納めた消費税額の累計は約224兆円、方や、法人3税(法人税、法人事業税、法人住民税)の減収額累計は約208兆円で、ほぼ、法人の減税分を消費税で肩代わりしたようなものである。
なるほど、これでは経団連から企業献金を期待している自民党が消費税増税に釈迦力になるわけだわ・・。
ホント、泉下の吉田翁もさぞや、国民の幸福を追求せずに、自分の保身ばかり考える後輩の体たらくにあきれてござるのではなかろうか・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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あんな糞みたいな予算案を作らない。