マッシーパパの遠吠え

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「表計算」を「おもてけいさん」と読む若者!?

2008-10-09 09:18:16 | Weblog

ミヤネ屋の特集、『ダメな長男 優秀な次男』で、ジュンイチローの後継者に指名した進次郎氏(27)を”優秀な次男”、孝太郎君(30)を”ダメな長男”と比定しているのだ。そして、ご丁寧にも、「プロ野球では長嶋、王、イチローや松井秀もみんな次男。歴史上の偉人、聖徳太子・坂本竜馬・織田信長たちもなぜか長男より次男だ」と具体例をあげる・・。

もう、無茶苦茶な論理だが、どうやら、ニュース・ソースは日刊ゲンダイの記事にあるようだ(http://gendai.net/?m=view&c=010&no=21354)。

そもそも気にいらないのは、日大中退の孝太郎に比べ、関東学院大を卒業、コロンビア大大学院留学、米ワシントンD.C.に所在するシンクタンク『CSIS』(戦略国際問題研究所)の職員として採用され、『CSIS』の日米関係を分析する部署で働いていたことのある弟のほうが賢いという言い草。

過大評価も甚だしい! 進次郎も孝太郎も、あの慶応を「2浪1留」した親父の子だよ。しかも、親父はよんどころない事情からほとぼりの冷めるまで、英国にトンズら、留学とは名ばかりでたったの9ヶ月、単位もゼロ。「そんな血を引く兄弟」だから、どちらも賢いはずないじゃん。きっと、進次郎の華麗な履歴も現役首相が権力にものを言わせて作ったしろものだと思うよ。

すなわち、留学の条件であるToeicの成績にもはるか足らなかったが、「現役首相の息子」と履歴書に書くことでコロンビア大に合格したと言ううわさも聞く。又、「調査会社の社員のブログ(http://syain.seesaa.net/article/19063066.html)」に、「シンクタンクで活躍も実はお粗末な話」と、研究センターでの肩書きが「ADJUNCT Fellows(補助者)」という末席に位置する程度のものとか。

ま~、進次郎君の素性暴露はこのぐらいにして、本題の「ダメな長男 優秀な次男」を検証してみよう。

まず、「ダメな長男」だが、この発想が出てくるのはきっと、古来、「総領の甚六」、すなわち、「甘やかされて育てられた愚かなお人よし」との先入観があるからである。

しかしながら、一方では「賢兄愚弟」という言葉もある。マッシーパパの好きな浅見光彦がその例だが、警察庁刑事局長の賢兄といつも比較され、雪江ママに「浅見家の賢兄愚弟の法則」とケツをたたかれている。

又、現実の世界では石原兄弟がその類かも。世間ではまさか、裕次郎を愚弟というものはいないけど、少なくても、石原家では幼い時から、「賢兄愚弟」の関係だったと思うよ・・。

それに、「優秀な次男」として幾多のプロ野球選手や歴史上の偉人たちを引き合いに出すが我田引水もいいところ。

すなわち、プロ野球選手だけが「優秀」といえるか大いに疑問がある。むしろ、「優秀」なことでは、世界の賞罰の最高峰といわれるノーベル賞こそ最たるもの。それを昨日、揃って受賞した南部陽一郎、益川敏英、小林誠氏ともみんな長男だ。いや、ほかにも過去に受賞した朝永 振一郎、川端 康成、江崎 玲於奈、福井 謙一、野依 良治と圧倒的に長男が多い。わかっているだけで、日本人受賞者15人中8人もいるが、次男などWikipediaで調べても見受けられない。

又、長男だった歴史上の人物を数えるなら、「幕末維新の三傑」の西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允をはじめ、大隈重信、伊藤博文、板垣退助、橋本佐内、勝海舟、岩崎弥太郎と枚挙に暇がない。

どうです。如何に「ダメな長男 優秀な次男」がいい加減なものかお分かりいただけたと思う。きっと、日刊ゲンダイも、思いのほか閣下がしぶとく、野党の追及を交わしてぼろを出さないので、ネタに困って、没ネタを出してきたのかもね・・。♪

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