マッシーパパの遠吠え

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麻生を取り込んだ「福麻田(ふくまでん)」内閣!?

2008-08-02 21:20:29 | Weblog
福田改造内閣が1日、発足した。御仁は自ら称して、「安心実現内閣」と銘打っている。何が安心なのかよくわからない。わかるのはこの御仁、「安心」という言葉がすきだということ。つまり、先日の総理肝いりという社会保障に関する「5つの安心プラン」同様、中身のない言葉遊びなのだ。おそらく、内閣改造が政権浮揚目的、なかんずく、選挙準備内閣ゆえに、大衆人気もあり、選挙の顔になる麻生太郎氏を幹事長に取り込めたこと。そして、派閥領袖(りょうしゅ)クラスを内閣と党役員人事に配し、いかにも「重量」「仕事師内閣」の見せ掛けに成功。だからこそ、己の安心が実現できたと言っているのだろう。となれば、彼の好きなことば「国民目線」で「生活改善を実感できる政策の実現を重視した新たな布陣」というのもきっと眉唾だわな・・。

処で、内閣改造にはそぐわしい名を冠するのが常だが、今朝の読売TV「ウエーク・アップ」のゲストがつけたのは、塩川正十郎=「保守安定・小泉否定内閣」、政治評論家・伊藤惇夫(あつお)=「康太郎内閣」、浅野史郎=「政局対応・ご都合内閣」。そして、竹中平蔵氏は「アンシャン・レジーム(旧制度)内閣」と銘し、これほどはっきりと、「増税好き、官僚好き、改革反対」をあらわした内閣は珍しいと強調していた。

確かに、彼らが指摘するように、①麻生、与謝野経済相で増税路線が明確化 ②麻生、古賀選対委員長+伊吹財務相、二階経産相、谷垣国交相など領袖クラスが揃った昔の自民党政治に逆戻り ③郵政造反組の保利耕輔政調会長や野田聖子消費者行政担当相の入閣で小泉改革と決別 ④反官僚姿勢の鮮明な渡辺行革相と大田経済相を切り、官僚の守護神・町村官房長官の留任と伊吹幹事長の閣僚横滑りなどで親官僚を鮮明にした。そして、⑤若手や女性、あるいは民間からのサプライズ人事もない地味な内閣等々。まさに、目立たなくてもいい、解散・総選挙まで持てばいいと守りの姿勢が明らかにみれる。まーこの先、鬼が出るか蛇がでるか、はたまた、何が起こるかわからない伏魔殿と化すかもよ・・。

ともあれ、この改造にマッシーパパは少しも期待していないが、気になることが別にある。それは、今朝の「西日本新聞」に『総選挙「麻生氏にお願い」有力議員に首相漏らす』と題し、「御仁が総選挙を前に退陣、麻生氏に禅譲する」という密約があるという記事だ(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/38567?c=120)。まー、おとぼけの御仁だけに、真相は闇の中だろうけど、事実であれば絶対に反対されねばならないことだ。

なんとなれば、今の閉塞した日本を作った元凶こそが、小泉→安倍→福田と三代も続いた二世、三世総理の失政なのだから。そこに又、三世総理が続いて政権を担えば完全に日本は滅茶苦茶になります。彼らに共通するのは、生まれついての超セレブ。親や爺さんの七光りで何不自由なく育ったために本能的に底辺の生活が理解不能。御仁にしてもジュンイチローしかり。夏休みといえば、超豪華なホテルで過ごし、毎夜25000円とかの食事に舌鼓を打つ贅沢が普通の生活。もちろん、麻生氏も同等かそれ以上。絶対、国民の目線で政治が出来ませんって!・・。

しかも、麻生氏は漫画や秋葉オタクで若者の関心を買っているが、本質はワーキングプアーの味方でもなければ、若者の失業率にも関心がない。あるのは勝ち組の既得権益擁護だけ。だからこそ、今回の増税シフト改造で、一番喜んだのは財界重鎮と省庁のエリートキャリア達なのだ。

まー、世界の先進国でも例のない、異常な三世総理が続くことだけは絶対阻止してほしいと願う。それが、この国の将来を救うことになるからだ・・。

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