マッシーパパの遠吠え

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起こるべくして起きた沖縄防衛局長の不適切発言、同じ官僚でもこれだけ意見が異なります!

2011-12-03 23:11:22 | Weblog

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沖縄防衛局長が非公式の懇談会で、政府が年内提出を予定する環境影響評価(アセス)の時期を問われて、「これから犯す前に『犯しますよ』と言いますか」とあたかも沖縄と女性を侮辱するがごとき発言に世間は仰天。

又、一方では、外に出てはならないオフレコが漏れたので、メディアの信義則違反を問う声もあるのだが、この報道をした「沖縄新報」は、

オフレコ破りの理由を、「読者に伝える責任があると判断して報道に踏み切った」とはっきり、報道の公益性だという。

が、収まらないのは局長を更迭され、今又、一川防衛相の問責問題にまで発展しそうな防衛省、

「(懇談は)オフレコだ。発言は否定せざる得ない」とした上で、「(公表すれば)琉球新報を出入り禁止することになる」と警告してきたとか。

確かに、オフレコのルール(発言者が先にオフレコであることを宣言し、それに対してその場にいた取材者全員が了承した場合のみ成立。又、オフレコ発言は発言者の了解を得なければ、原則としてオフレコ解除をしてはならない)

を絶対視すれば、「信義違反」は間違いなく、道義的責任もある。

が、だとしても、オフレコだから何を言っても良く、一切、書くことは許さない、となれば、報道の「公共性、公益性」とは一体、何なのかが問われるのである。

ま、それを考える前に、実は民主党政権になってから、すでに、オフレコ漏れで更迭された大臣が2名もいるという事実をおさらいしておこう。

一人目は松本竜前復興相で、「客を待たすな」だの、「(自衛隊出身なら)長幼の礼は忘れるな」など、意味不明の恫喝をした後、記者らに向かって「今の最後の言葉はオフレコです。絶対書いたらその社は終わりだから」と不適切発言。

そして、今一人が、オフレコ破りで表ざたになった「放射能をつけちゃうぞ」、という放言で辞任に追い込まれた鉢呂吉雄経産相。

そこに共通するのは、オフレコをいいことに、日頃から思っている本音がつい飛び出したという何ともお粗末な話。

しかも、彼らはその責任を痛感して辞任したのではない。

国民に対して「悪かった」と反省したのではなく、「不本意ながら」辞めさせられたという認識なのだ。

だからこそ、民主党も(オフレコ破りのほうを)問題視、「今後のメディア対応を検討する」と逆恨みしたぐらい。

勿論、党より唯我独尊である官庁はなおさらのこと。今回も臆面もなく、省として「琉球新報」を恫喝しているのである。

このことは又、防衛省出身の軍事評論家・佐藤守のブログ日記「オフレコ取材と記者の道義心(http://blogos.com/article/25894/)」を見ても官僚(元官僚を含む)の慇懃無礼は明らかで、

氏は表面、省の学習能力のなさを上げてはいるが、これ全編、同じ自衛隊仲間の局長のことを必死になってかばっている。

なのに、この御仁、同じ松本大臣のケースでは、「(ただ)同じ九州・博多出身」の端くれとしていたたまれなかった」というだけで、鉢呂大臣のごときは(そのことに)一言も触れていない。

ばかりか、彼は事件の背景を語らずして、ただメディアのルール違反のみを批判しているのだ。

それも、こんなことをすれば、

「官庁がオフレコを忌避し、困るのはメディア、情報を得られなくなった国民だ」と詭弁を弄す。いかにも、「官尊民卑」の正体を現すのだ。いやはや、軍事評論では見識の高さに定評のある御仁ですら、この有様、

官僚を辞めても、後生大事に「省益」を守る忠実さに感心させられる。

処が、実に奇妙なことに、省が異なれば、同じ官僚(元官僚)でも180度意見が異なる。

あの外務省の佐藤優氏は、逆に、「鉢呂経産相辞任と”オフレコ破り”問題(http://blogos.com/article/23515/)」で、

オフレコは、政治家と記者の紳士協定に過ぎない。仮にオフレコを破っても、それ以上に報道する価値があるとマスメディアが判断すれば、報道する。それだけのことだ。

これに対抗する手段は、政府・民主党が一丸となって、オフレコ取材を拒否するということだが、そうなると政府・民主党にとって有利な情報をマスメディアを通じて流すこともできなくなってしまう」と”オフレコ破り”を当然視している。

又、現職官僚の「まろりい」さんもブログ「防衛省沖縄防衛局長の『犯す前に”やらせろ”とは言わない』発言(http://blogos.com/article/25777/)」に、

オフレコを信じるなんて脇が甘すぎる(マスコミとのオフレコ懇談ってのは、報じてほしいんだけど公式には言えない本音を伝える場であって、報じられたら困ることを放言していい場ではない)」と、なんと論評にも値しないと断罪。

しかも、、「反対する相手を押し切って決定する」ことを「強姦する」と言うのが、霞が関でよく使われる隠語のたぐいだと、ご丁寧にも暴露してくれている。

どうです。マッシーパパがブログで常々言っているように、これが官僚の本性、省益だけがわが命。

官僚とは出世していくごとに品性が下劣になっていくもの。

国民に奉仕するというより、どっぷり、省益に浸り、己が利欲に狂う輩なのである。

こんな連中に骨までしゃぶられているバカなノダ政権で、なんで日本がよくなるはずがあろうか?・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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