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朝日放送「おはようコール」で、コメンテーター・伊藤 惇夫氏が、結いの党と維新の会の合併のための合意事項について解説。
特に、政策でぶれないがはずの「結いの党」が政権与党すり寄りの維新の政策に大幅譲歩したと批判。
さらに批判の矛先は、一強多弱の野党の不甲斐なさにも及び、今こそ、野党の野党たるゆえん・・、
「野党とは時の政権(与党)の行政をチェックし、修正させ、場合によっては反対を唱えること」であるとその責務を訴えた。
おそらく、氏は昨今の一強多弱の政界で、反対するよりは「寄らば大樹」、時には「おこぼれ頂戴」と政権党にすり寄る「みんなの党」「維新の会」「次世代の党」の忠誠心競争に危機感を感じているのだと思う。
なるほど、昨今、韓国の反日工作、中国の尖閣攻勢が強まるたびに、世論は右傾向化。政権与党もそれに便乗、憲法改正をせずに「集団的自衛権」を閣議で解釈変更するなど暴走。
まさに、中韓が内政の失敗を外に向けるがごとく、政権与党もどさくさの軍事強化をあおる。
一方、、「決められない政治」の弊害も巧みにマスコミを先導し、あたかも与党の政策に野党が反対するのが罪悪のごとくに吹聴させる。
そのため、議会は激しい論戦や真摯な議論がいつしか消え、単なる駆け引きの場に転じた。
もちろん、その結果が国民の過半数が反対する特定秘密保護法が強行採決され、消費税の増税、脱原発、集団的自衛権も論議を尽くすこともなく、
ただ、「内閣の支持率が高い」という理由だけで強行突破しようとする。
そして、国民が最も期待している「豊かな生活」は失われた10年とも20年ともいわれる「景気の回復」の美名に隠れ、
円安・株高のアベノミクスと黒田総裁の金融操作によるインフレターゲットにゆだねられた。
・・が、その結果は(1)急激な円安は消費物価を押し上げ、家計を圧迫。(2)しかも、輸出企業は思ったほど、売り上げが伸びず、貿易収支の赤字は膨らむばっか。
それも今頃になって、原因は過去、円高回避のため、海外移転したからと他人事に言う。
いやそればかりか、(3)企業はそのことを理由に円安・金融政策の引き替えに約束した賃金のアップを中断、儲けた余剰金はせっせと内部留保に努めている。
そして、当ての外れた国民はというと、諸物価値上げと増税・社会保険料の引き上げで生活はドツボ。
それをあざ笑うかのように賃上げが達成された一握りの大企業社員や公務員と国会議員の彼我の差をうらやむばかり。
それでも改造内閣後、内閣支持率は上昇しているという、「産経」と「読売」の世論調査。
ここにも右傾向が歴然とあらわれているではないか・・。
重ねて言う。政権政党の使命は、国民の暮らしを豊かにすることが基本中の基本。
米国式の「大企業が先ず儲けて、そのお余りを庶民に」はアジアでは絵空事。グローバナイズされた大企業に国籍はなく、そんな企業の利益が国民に還元されるはずがない。
彼らのおこぼれにあずかれるのは当該企業の従業員と彼らに都合のよい政策を作り、見返りに報酬を得る政治家と官僚だけ。間違っても庶民におこぼれは回りません。
そのことは前稿の韓国大崩壊に縷々述べた通り。
だからこそ、韓国もこれではまずいと朴大統領が大企業と中小企業との格差の是正などを求める「経 済民主化」を推し進めようとしている、が遅々として実らず。
それもそのはず、朴大統領は財界が支援するセヌリ党出身、財界の嫌がることを真っ向からやれるはずがないのも道理。また、このことは世界の常識。
だ、とすれば、財界の毒まんじゅうをたっぷり食べさせられているわが自民党も、国民より財界を偏重するのは言うまでもないこと。
いや、政権党ばかりか、前述の維新もみんなの党など多くの野党が毒でも、まんじゅうを食べたがっている。
まさに日本の政治的不幸であるが、彼らはなぜか、左(派)右(派)のけじめは必要以上につけれても、国民、なかんずく、庶民の味方をするヒーローにはなりたがらない。
では、昔も今も庶民の味方っぽい共産党はどうであろう。
なるほど彼らにとって、「経済民主化」は容易でも、今一方の政治の要諦、「国益」「国土」は残念ながら守れない。この点が難しいところで、日本の政治的不幸でもある。
すなわち、左の政治家にとって、「国益」「愛国」は思想であって、人間の資質ではない。
だからこそ、「人権」が優先する彼らに「愛国」はなじまないのである。なまじ政治家と気負うが故であろう。
言うまでもないが、「国益」を追い、「国土」を守るのは日本人としてあまねく持つ「気質」であらねばならない。
政治とはそのベースの上で、国民が欲している「国民すべてが豊かになる」ことを目指すべきで、意識的にスポイルしたり、逆に勇ましいことを並べ立てて「右」を強調するなどは愚の骨頂。
ましてや、野合のためには、「国益」より、「私益」を優先させる政治家、いうならば、歌を忘れた何とかは政治家の風上には置けない。
こんな輩、「野党とは何ぞや」を思い出すまでは原発同様、「フェードアウト」させてはどうだろう!?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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