ヨ コ シ マ ☆ ヨ コ マ ソ

ワーキングマザー16年目です。高校生と中学生の子育て、お出かけ、旅行記録など。
更新が滞りがちですが、元気です。

マスミ絵本に涙する

2006-05-21 11:58:37 | 子どもたちのこと
実家にあった、大人向け絵本「いつでも会える」菊田まりこ作。
主人公の“ぼく”はシロという名前の犬。
大好きな飼い主のミキちゃんが、ある日突然死んでしまう。
その死をシロが消化してゆく姿が描かれている。
重た~い主題を、愛らしい絵でライトに描かれている。
以前、実母がこの絵本をマスミに何気なく見せると、かわいいシロが気に入ったよう。
たまに思い出しては私に「これ読んで」とリクエスト、ニコニコしながら聞いていた。
ストーリーを楽しむよりは、絵を楽しむ感じ。

今日、久しぶりに思い出したのか、本棚から引っ張り出してきた。
読み始めると、いつも通り、ニコニコ、キャッキャッで聞いている。
ところが中盤。
ミキちゃんの突然の不在(死)に、シロがミキちゃんを探し回るシーン。
マスミの笑顔が固まる。
次のシーン、シロの耳元にミキちゃんの声が響く「シロ、もう一緒に遊べなくなったね」・・。
マスミの表情が一変、口がへの字に。
異変に気づいてすぐ私がマスミを抱き寄せた途端、ワ~ッと激しく泣き始めた。
「悲しくなったの?」マスミに聞くと、泣きながらコックリ頷く。
その後しばらく、しゃくりをあげて泣き続けた。

2歳の子にここまで感受性が備わっていることに驚き、
その成長ぶりを頼もしく感じた。子どもってすごいなー!