必ず惨めになる瞬間

雨は夜から、という朝の天気予報を信じ、
洗濯物をベランダに干したまま会社へ向かう。
梅雨のような今日この頃、ちょっとしたおてんとさまは貴重でハズせない。

ところが昼過ぎから見事に雨。いやー、こりゃヤラレター。

我が家のマンションは全部で１６世帯。
どの世帯にも同じように小さい子どもがいて、私以外は全員専業主婦。

雨が降り出したのに、洗濯物が出てるベランダなんてうちだけ。

急いで帰宅し、湿ってしまった洗濯物を慌てて取り込む。
”うちのも誰か取り込んでおいて欲しいなぁ”
不可能だと分かっているくせに、そんなことを恨めしく考える。

「あの家だけ雨なのに干しっぱなしよ」。隣近所にそう憐れまれてる気がする。
勝手な思い込みをして、勝手に惨めになる私。

洗濯物が雨にやられた日は、決まってこうやって落ち込む。