姫に翻弄された四人組

参議院運営を改革するために、民主党を離党する大義名分の

もと新党結成に動いた四人の参議院議員が、一旦参加を決め

た姫井参議院議員に袖にされ、新党結成にいたらなかった。

民主党の二人の参議院議員は早くから離党が噂され、臨時国

会召集前のタイミングで行動を起こした、この動きには当然

自民党議員が昨年の参議院選挙直後から深く関わっていた。

また無所属で自民党と会派を組んでいた荒井参議院議員は、

いつもの如く目先の損得を考え行動をともにし、新党の幹事

長のポストを得て、民主党参議院議員への離党誘発と受け皿

の役割を担い自民・公明政権と連立を組む算段だった。

残念ながら姫井議員の翻意により新党要件も満たさず、

目算が狂ってしまい、四人組の参議院議員は僅か１年の経験

しかない姫井議員に翻弄され今後の展望も開けず、自民党か

らもあてにされず、政界の難破船となりそうだ。

荒井議員が姫井議員の離党撤回に対して「議員個人の意思を

無視し、圧力をかける民主党の行為を強く批判する。」との

声明を発表したが本末転倒とはこんなことを言うのだろう、

自民党と組んで離党工作をやっておいて、自分達の工作が

失敗すれば責任転嫁する、政治家として恥ずかしくないのだ

ろうか？成功も失敗も自己責任である。

本当に参議院改革、国会改革が大義名分なら、大の男四人の

国会議員が責任転嫁をせずに堂々とやればいい。

民主党も今回の離党騒ぎを反省し、雨降って地か固まると

して国民の皆さんの不信を招かないようにしていかなければ

ならない。

私も二度自民党を離党した経験をもつが、決して責任転嫁は

しなかったし、歯を食いしばって掲げた大義名分実現に

頑張ってきた。

〈ましこ輝彦公式サイトhttp://www.mashikoteruhiko.com/〉