タクマーのシリーズはすべてM42マウントですが、初代タクマーはプリセット絞りのおかげか、相当に中古価格も安くて安心して購入することができるのですが、もう一つ後のレンズになるオートタクマーは中古価格もぐんと跳ね上がって、おいそれとは購入できない雰囲気になっています。
かといって、スーパータクマーやSMCタクマーは割りと新しいおかげで生産数も多く、思ったほど中古価格も高くはありません。このおかげでSMCタクマーを中心にして20~300mmまでのSMCタクマーが揃ったりします。それでもスーパータクマーのほうが生産数も少ないようで、割と高めになっています。
オートタクマーは独特の雰囲気を醸し出してくれる貴重なレンズです。柔らかいけれど輪郭部分はしっかりと描写してくれますので、細かな汚れや傷を見せないようにして全体を描写するしなやかさがあります。細かな部分まできっちりと描写するニコンのレンズとは逆の雰囲気なのですが、きっちりと描写するのだけれどあらを隠すオートタクマーは、自分好みでもある訳です。
細かな部分まできっちりと描写するレンズの場合、やはり見ていると色々なあらが見えてきて、鑑賞して疲れてくるような印象です。やはり自然界の植物や花を中心に撮影していますので、つながりが良くて細かな欠点を上手に隠してくれるレンズの方が鑑賞していて疲れません。色々な部分が見えてくると、細かな欠点が逆に気になってしまって、気になって仕方がなくなるといった按配です。
探される方も多くて、中古品で見つけたと喜んでいると、さして時間も掛からずに売約済みになるか、それともWebページから姿を消してしまいます。オートタクマーはその様なファンを持っているレンズであると考えています。私自身は中学生の頃に増えた35mmF3.5と前玉が傷だらけの85mmF1.8の2種類しか持っていませんが、それでも充分に良さが判ってくる不思議なレンズです。
銘玉オートタクマーと呼ぶにふさわしい感じで、しっかりと雰囲気まで描写してくれて、線のつながりが良いレンズはあまり無いといった感じです。あわよくば他の焦点距離が見つかると良いのですが、なかなか見つからない上に中古価格も高めで、購入までなかなか踏み切れないといった感じです。
オートタクマー35mmF3.5は、小ささではタクマー・シリーズの中で一番と呼べるくらいに小さなレンズです。とにかく小さくて扱いやすい印象です。よくパンケーキ・レンズとの比較になるのですが、厚みはパンケーキではなくて今川焼きですから、ピントリングも操作しやすいし絞り環の操作も自然に行えます。無理をしていないので扱いやすいといった感じです。
タクマーの35mmF3.5レンズは、Kマウントになっても生産されていた実績のあるレンズです。写りも被写界深度も文句の無い仕上がりで、それなりにパン・フォーカス撮影も行えますから、街中のスナップ撮影はこのレンズを着けっぱなしにしていても充分間に合います。それ程絞り込まなくても解像感は出ていますので、まさにこれ一本であらゆるシーンの撮影が行えます。
中古品棚に並ぶことも少なくて、出てくるとあっという間に売れてしまう。価格はそれなりに高いのですが、価格に見合った写りを提供してくれる。その様な印象で、探されている方も多いですし、少し写りが硬くなりますがスーパータクマーも、そしてSMCタクマーも同じ様な雰囲気で3種類共に揃えたくなる不思議なレンズです。
ちょこっと撮影する時にもお供に連れ出したくなるレンズですから、ぶらぶら散歩の撮影行の時には持ち出しています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

AsahiPentax ME Auto Takumar 35mmF3.5
撮影データ:1/250sec F5.6 Rollei Superpan200
スーパーパンクロマチック・フィルムで撮影すると、温度の低い木の枝や幹は暗く、光合成をしている葉っぱは明るく写ります。見た雰囲気と違った表現になりますので、けやきの木は意外性を求めて被写体になったりしています。
かといって、スーパータクマーやSMCタクマーは割りと新しいおかげで生産数も多く、思ったほど中古価格も高くはありません。このおかげでSMCタクマーを中心にして20~300mmまでのSMCタクマーが揃ったりします。それでもスーパータクマーのほうが生産数も少ないようで、割と高めになっています。
オートタクマーは独特の雰囲気を醸し出してくれる貴重なレンズです。柔らかいけれど輪郭部分はしっかりと描写してくれますので、細かな汚れや傷を見せないようにして全体を描写するしなやかさがあります。細かな部分まできっちりと描写するニコンのレンズとは逆の雰囲気なのですが、きっちりと描写するのだけれどあらを隠すオートタクマーは、自分好みでもある訳です。
細かな部分まできっちりと描写するレンズの場合、やはり見ていると色々なあらが見えてきて、鑑賞して疲れてくるような印象です。やはり自然界の植物や花を中心に撮影していますので、つながりが良くて細かな欠点を上手に隠してくれるレンズの方が鑑賞していて疲れません。色々な部分が見えてくると、細かな欠点が逆に気になってしまって、気になって仕方がなくなるといった按配です。
探される方も多くて、中古品で見つけたと喜んでいると、さして時間も掛からずに売約済みになるか、それともWebページから姿を消してしまいます。オートタクマーはその様なファンを持っているレンズであると考えています。私自身は中学生の頃に増えた35mmF3.5と前玉が傷だらけの85mmF1.8の2種類しか持っていませんが、それでも充分に良さが判ってくる不思議なレンズです。
銘玉オートタクマーと呼ぶにふさわしい感じで、しっかりと雰囲気まで描写してくれて、線のつながりが良いレンズはあまり無いといった感じです。あわよくば他の焦点距離が見つかると良いのですが、なかなか見つからない上に中古価格も高めで、購入までなかなか踏み切れないといった感じです。
オートタクマー35mmF3.5は、小ささではタクマー・シリーズの中で一番と呼べるくらいに小さなレンズです。とにかく小さくて扱いやすい印象です。よくパンケーキ・レンズとの比較になるのですが、厚みはパンケーキではなくて今川焼きですから、ピントリングも操作しやすいし絞り環の操作も自然に行えます。無理をしていないので扱いやすいといった感じです。
タクマーの35mmF3.5レンズは、Kマウントになっても生産されていた実績のあるレンズです。写りも被写界深度も文句の無い仕上がりで、それなりにパン・フォーカス撮影も行えますから、街中のスナップ撮影はこのレンズを着けっぱなしにしていても充分間に合います。それ程絞り込まなくても解像感は出ていますので、まさにこれ一本であらゆるシーンの撮影が行えます。
中古品棚に並ぶことも少なくて、出てくるとあっという間に売れてしまう。価格はそれなりに高いのですが、価格に見合った写りを提供してくれる。その様な印象で、探されている方も多いですし、少し写りが硬くなりますがスーパータクマーも、そしてSMCタクマーも同じ様な雰囲気で3種類共に揃えたくなる不思議なレンズです。
ちょこっと撮影する時にもお供に連れ出したくなるレンズですから、ぶらぶら散歩の撮影行の時には持ち出しています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

AsahiPentax ME Auto Takumar 35mmF3.5
撮影データ:1/250sec F5.6 Rollei Superpan200
スーパーパンクロマチック・フィルムで撮影すると、温度の低い木の枝や幹は暗く、光合成をしている葉っぱは明るく写ります。見た雰囲気と違った表現になりますので、けやきの木は意外性を求めて被写体になったりしています。
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