放射線カウンターで、以前からアトムレンズと呼ばれている、トリウムを使ったレンズを持っていますので、正確な値を掴もうと言う事と、我が家の周りの放射線量を調べたくて購入しました。以前はPINフォト・ダイオードを使った簡易放射線カウンターを持っていたのですが、大分価格もこなれてきましたので購入の踏ん切りがつきました。
PINフォト・ダイオードの簡易放射線量計でも、それなりに計測は行ってくれるのですが、0.1μSv/h以下の放射線量では感度がかなり落ちてしまって、カウントもほとんどしなくなります。日本国内の放射線量はおおよそ0.05μSv/hから0.2μSv/h位の間に有るのですが、簡易放射線量計ではごくまれに1つカウントするのみで、今まで計測をあきらめていたと言う事になります。
アトムレンズの放射線量検出となると、流石に少し大きな放射線量を示すタクマーの50㎜F1.4や35㎜F2などの有名レンズはしっかりと検出するのですが、含有量がほんの少しと推定している55㎜F1.8ともなると、もうお手上げという感じです。Webでも微量含まれている事が書かれていたりしますので、ほんの少しと今まで考えていたと言う事になります。
そのカウンターが在庫処分と言う事で、かなり安く売られていましたので飛びついたと言う事になります。ガイガー・ミュラー計数管は中にガスが入っている真空管のようなもので、放射線が飛び込むと中のガスが励起されて放電が起こり、放電パルスを計測すれば放射線量が判るという仕組みです。計数管自体が高いので、放射線量計も必然的に高いという印象です。
東日本大震災の原発事故の時には流石に売れたみたいですが、今ではあまり関心を示されないといった感じで、元の需要数に落ち着いてきた感じです。何しろこのようなアトムレンズを所有していない事には測ろうという気も起きない訳で、安くなっているうちにと購入した訳です。
いざ手に入れてみると何も計測しないと言う事で、多少焦りましたが送り返して様子を見てもらったところ初期不良と言う事で、今度は確実に動いてチェックされた測定器が送られてきました。動作させてみると、近くに何もない状態でも0.05μSv/h~0.2μSv/h位の値を示します。大体はまともな表示をしていると安心して、計測を行い始めたと言う事になります。
やはりメジャーなアトムレンズはそれなりの値を示しますし、かなり信用できるといったところです。また何もない時の放射線量も毎日少しずつ変わりますので、地震との兼ね合いが無いかと言う事で、毎日朝に計測していたりします。面白い遊び道具が手に入った訳で、今まで含有しているか怪しかったその他のタクマーも測っていこうと思います。
梅雨に入ったころ、勤め先の庭に面白い花が咲いていると、よく見て見たところこれはビヨウヤナギとも思いましたが、いたって端正な長い雄しべですから、後から調べるとセイヨウキンシバイとの事で、少し残念だったのですが写真に収めてきました。ビヨウヤナギも中国からはいってきた植物ですが、今では貴重みたいであまり見ることが出来ません。
それでも珍しいのでスマホのカメラで1枚撮影してきました。これからしばらくは鬱陶しい梅雨と不快指数急上昇であまり出掛けられないのですが、仕事をしている時に発見があってよかったというところです。
それでは先月下旬に撮影した写真から掲載します。
docomo SO-03K 4.4mm(35mm換算24mm)
撮影データ:1/320sec F2 ISO40
少し残念でしたがキンシバイの仲間も結構あるみたいで、ビヨウヤナギも植えてみたくなりました。道端の植木や公園のキンシバイも今が盛りと咲き誇っていますので、当面は被写体に困らないといった感じです。
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