なんだかいきなり春の雰囲気で、先週までの雪や雨の降る寒い日が嘘のようになってしまって、暖かな晴れた日が続くようになってきました。それでも少しだけ雪が降る時があって、雪が降る時間帯だけは気温が急降下するのですが、雪が止むと気温もまた上がってくるという感じです。朝晩の冷え込みが少し和らぎましたので、お布団の中に入れていた電気あんかももう必要がないという感じです。
こうなってくると道端の草花も咲きだしてきますし、何よりも取り残されていた雪の塊までもきれいに無くなって来る訳で、残るはスーパーの駐車場にうずたかく積み上げられている雪の塊位になってしまいました。春に咲きだす草木と言えば、先ずはマンサクと椿で、今ではほぼ満開の勢いで咲いています。いきなり春の雰囲気になってしまって木々や草花も多少は面食らっている感じですが、ようやく暖かくなって足並みがそろってきたというところです。
これからは色々なところを歩き回っても、それなりに被写体が見つかる季節という事になりますので、毎週忙しくなると同時に撮影の満足感も得られるという事になります。最初の春の花は椿のように大きな花もあるのですが、道端の雑草やマンサクの花のように小さなものが多くて、スタートはマクロレンズからという感じです。
一番最初の時はそれでも拡大倍率を稼ぎたくて、等倍マクロ撮影が行えるD FAマクロ100mmF2.8を購入してよかったというところなのですが、それでも拡大倍率が少ないという事が起こります。何しろ小さな花ですし、被写体ぎりぎりまでレンズの先端を持ってくる50㎜マクロレンズでは、木の枝に阻まれて思ったように撮影できません。
100㎜マクロレンズを使えば、ある程度ワーキングディスタンスが稼げて良いのですが、ここで一思案という事になります。APS-Cサイズのディジタル一眼レフ・カメラを使うと、画角冠山の焦点距離が1.5倍に伸びます。このため少し離れた場所でも大きく拡大して撮影することができます。換算150㎜画角のD FAマクロ100mmF2.8を使うと、撮影時のストレスがかなり軽減できるという訳です。
加えて拡大倍率も1.5倍になりますので、より拡大したマクロ撮影が行えるという訳です。しかし、レンズそのものは100㎜望遠レンズですから、ボケ量はそれほど増えるという訳ではありません。大体0.75倍くらいですから、被写体と背景の雰囲気に気を付けるという事になります。加えて拡大倍率も1.5倍まで増えますから、あまり拡大倍率を上げないように撮影する必要もあります。
それでも150㎜マクロレンズの設定になるK-5を使うと、小さな被写体がすごく撮影しやすくなるという訳で、早春のこの時期はK-5を活用するか、それともフルサイズのK-1をクロップ・モードでAPS-Cサイズに切り替えて使っていたりします。これよりも拡大倍率を稼ぎたいときにはペンタックスQにマウントアダプタを装着してマクロレンズという方法があるのですが、三脚必須の撮影になりますのであまり行わないという事になります。
いきなり春になった陽気で、撮影行に出かけてもかなり気温が高くて汗をいっぱい書いてしまいます。もうそろそろダウンジャケットも終わりかと思いながら、普段よりも足を延ばして色々な場所を観察して行きます。日が射してくると一気に暑くなりますので、ジャケットのジッパーを少し下すなどして体温調節を行います。
先週はまだ少ししか咲いていなかったリュウキンカも、だいぶん花の数が増えてきてボリューム感が出てきましたし、雪解けの季節に入ったようで川の水かさも増えてきて、見栄えのする被写体になってきました。もう1週間もすると川の土手がリュウキンカの花で黄色に染まりそうですし、マンサクの花も満開になってきそうです。やっと春が来たという感じで、幸せな気分になった1日でした。
それでは、先月初めに撮影した写真から掲載します。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 100mmF4
撮影データ:1/400sec F5.6 ISO100
撮り比べてみようというところで、マクロタクマーでも撮影してみました。椿の花はマクロタクマーのほうが発色が落ち着きますので、程好い雰囲気になってくれます。
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