ピナレロのバーテープの宣伝。
あの、普通にバーテープが見たいのですが。いや、これも好きですが。
チネリから、こんなスマしたフレームが発売されました。
エアロフィンが売りらしいですが、単なるデザインで、エアロ効果はないかも…。
どたい、空力面では、フレームの断面形状が、ツルっとした円形(又は四角形)は、あまり形状係数が低くありません。
こんな断面形状のフレームでは、先日のボルテックス・ジェネレーターが、効果的です。
つまり、乱流が発生しそうな、割と断面積がボリュームのある部位、例えば、トップチューブやBB付近の側面に、ボルテックス・ジェネレーターとなる空力付加物、例えば、表面にディンプルやうねりを付けると、乱流の発生を遅らせることができます。
ん?「フレームの側面のうねり」って、何処かで見たような…?
そう言えば、ピナレロのドクマ60.1は、トップチューブ付近とBB付近に、うねりがありましたよね。
当初、あれの目的が分かりませんでしたが、空力を考えた結果なのではないでしょうか?
ただ、ボルテックス・ジェネレーターも、諸刃の剣で、効果のある領域を外せば、ただの抵抗体になってしまいます。
トグマ2では、あのうねりがなくなり、ピナレロ自身も、「空力を改善した」と言っているので、「ボルテックス・ジェネレーターのネガを取り去った」との意味なのでしょう。(推定)
しかし、肝心な技術の核心に触れることなく、空力が良いバイクですと信じ込ませるなんて、やはり、ピナレロの広報は優秀ですね。
どうせ、自転車の、しかもフレームの空気抵抗なんて、ライダーを含めた全体から見たら、ゴミみたいな値なのは分かっています。
例えば、ブリジストンも乗ればいいフレームを作っているのだから、技術的な広報面で、もう少し布教活動に勤しんで、信者の「所有する喜び」を満足させて欲しいもんです。
技術がこれだけディープになった世の中なれば、必ずしも技術のプロではないユーザーに、分かりやすくエッセンスを刷り込む広報テクニックが、多くのフレームビルダーには足りないのかもしれませんね。
今日はここまで
あの、普通にバーテープが見たいのですが。いや、これも好きですが。
チネリから、こんなスマしたフレームが発売されました。
エアロフィンが売りらしいですが、単なるデザインで、エアロ効果はないかも…。
どたい、空力面では、フレームの断面形状が、ツルっとした円形(又は四角形)は、あまり形状係数が低くありません。
こんな断面形状のフレームでは、先日のボルテックス・ジェネレーターが、効果的です。
つまり、乱流が発生しそうな、割と断面積がボリュームのある部位、例えば、トップチューブやBB付近の側面に、ボルテックス・ジェネレーターとなる空力付加物、例えば、表面にディンプルやうねりを付けると、乱流の発生を遅らせることができます。
ん?「フレームの側面のうねり」って、何処かで見たような…?
そう言えば、ピナレロのドクマ60.1は、トップチューブ付近とBB付近に、うねりがありましたよね。
当初、あれの目的が分かりませんでしたが、空力を考えた結果なのではないでしょうか?
ただ、ボルテックス・ジェネレーターも、諸刃の剣で、効果のある領域を外せば、ただの抵抗体になってしまいます。
トグマ2では、あのうねりがなくなり、ピナレロ自身も、「空力を改善した」と言っているので、「ボルテックス・ジェネレーターのネガを取り去った」との意味なのでしょう。(推定)
しかし、肝心な技術の核心に触れることなく、空力が良いバイクですと信じ込ませるなんて、やはり、ピナレロの広報は優秀ですね。
どうせ、自転車の、しかもフレームの空気抵抗なんて、ライダーを含めた全体から見たら、ゴミみたいな値なのは分かっています。
例えば、ブリジストンも乗ればいいフレームを作っているのだから、技術的な広報面で、もう少し布教活動に勤しんで、信者の「所有する喜び」を満足させて欲しいもんです。
技術がこれだけディープになった世の中なれば、必ずしも技術のプロではないユーザーに、分かりやすくエッセンスを刷り込む広報テクニックが、多くのフレームビルダーには足りないのかもしれませんね。
今日はここまで
専門家的な目線とかネタ記事とか…とてもいいですね。
ボルテックスジェネレータの有効性は…正確には乱流境界層の発生による層流剥離を遅れ抗力の低減効果。ですね。
層流剥離を起こすと一気に抗力が増えますから。
とはいえ、たしかにフレームの空力抵抗など微々たるものなのでしょう。
ちょっとフォーム変えるだけでスピードが伸びることがあります。
でもそういった売り文句に乗せられてしまうのも致し方ないところですかね(苦笑
いつも見て頂き、ありがとうございます。
エンジニアの方に見てもらえ、ご指摘を頂けるのは、本当にうれしいもんです。
確かに、ボルテックス・ジェネレーターは、乱流境界層による流れ剥離を遅らせる効果ですよね。
改めて読んでみると、「層流剥離=乱流の発生=抵抗の増大」と混同して書いている所がイカンですね。
三つとも別の物理現象ですので、もう少し丁寧に書かないと、エンジニアが書いた文章としては恥ずかしいですもんね。(・・・と言いながら、大した事は書けないのだが)
売り文句の件、エンジニアだから、ちょっとした「売り文句」に乗ってもいいと、個人的には思っていますよ。
だって、全体を知った上でも、その小さな変化にロマンを感じてしまうのが、エンジニアの性じゃないですか。
そして、そのエンジニアの知恵が集まって、大きな技術の流れを作っているんだと思うんです。
マーケティングが・・・とか、事業性が・・・とかを重視するのに疑問符が持たれてる昨今なれば、技術の良し悪しが商品を決めるとの原点に回帰して欲しいですもん。
いや、なんだか、全然違う話になってしまいましたね。すみません。
また、コメントをお願いします。
では
それはそれで厳しい状況ですが。^^;
そういう状況でないと将来は無いかもしれません。
自分がそれに耐えられるのか。
日々精進しかありません。
技術本位への回帰が正しいのかどうかは分かりませんが、機械屋も機械屋なりの最良と思える選択を模索しないと、つまらない世の中になっちゃいそうで・・・。
いや、つまらない技術屋のグチですので、聞き流してくださいな。お恥ずかしい。
では
奇抜なアイデアと目を引くコピーで売りまくるより、
確かな技術で地道な商売をしているほうが最後は勝てると思ってます。
我々もそういった部分をしっかり見抜いていかないといけないのかもしれません。
やっぱりちゃんと勉強しよ…。