Today's agenda

通勤ローディ、たまにホビーレース

クリート位置、調整

2011-05-31 23:59:01 | 日記
今日もチャリ通、40km。

会社に行く途中、昨日の台風で飛ばされてきた木の枝に乗り上げて、パンク。こんな事でもパンクするのね。
大急ぎで修理して、踏みまくってなんとか遅刻せずに、セーフ。

帰りも向かい風で疲労困憊。これほどはでに強い風は久々かも。


気になってた、左足のクリートの位置を調整した。
なんだか、踏んでいる時に足が外にあり過ぎる気がして、ついには膝まで痛くなってきたからだ。
クリートを2mm外側にずらすと…、たったこれだけで、スッキリ解決。もう膝も痛くありません。

折角Bikefitを受けて、いい感じになったポジションなので、この微調整で完璧…かな?
少し様子を見ます。


今日はここまで

ミラーのフォームって、美しいと思いませんか?

2011-05-30 23:59:02 | 日記
朝、雨は上がっているが、完全ウエット。仕方なく電車で通勤…との流れを断ち切りたかったので、無理やりチャリ通を決行。40km。

案の定、途中で小雨が降ってくるし、台風の影響で結構な突風。
ヘロヘロ&びちゃびちゃで会社に着くも、なんか、やり切った感があって、スッキリ。


ジロ、恙無く終わったようです。
最終ステージの個人TTは、デイビット・ミラーが勝利。

このミラーのTTのフォームは、本当にホレボレします。上体のブレが全くなく、ペダリングが本当にキレイ。一度、実際に見てみたいものです。
帰り道にそのミラーのフォームを真似て、TTっぽいことをやってみましたが、…久々に乗る体では、んなことできる訳もなく…。

フミも無事にゴール。
結果は残せませんでしたが、厳しいジロも難なく完走し、スプリンターの列車も、逃げも、山岳も、TTもこなせるなんて、アシストとして重宝できるのではないでしょうか?
一度日本に帰ってきて、全日本選手権で日本チャンピオンになる予定ですが(こんだけ強けりゃね)、日本チャンプのジャージを着て、ツールにも出てほしいものです。

今年の全日本選手権は、岩手県でやる予定らしいです。
…岩手に出張とかないのかしら。(←行きたいなら、自費で行けよ)


今日はここまで。

「インナー&ハイ」と「アウター&ロー」、どっちが効率いいの?

2011-05-29 14:23:19 | 日記
タイガーさんから、面白いお題を頂いた。

「「インナー&ハイ」と「アウター&ロー」では、どっちが効率がいいのか?」

本来、「ライダー(運動の効率、耐乳酸力など)」「自転車(主に損失の検討)」それぞれに分けて、両面から検討すべきですが、ここでは、自転車の方だけを検討しました。
前提条件としては、「インナー&ハイ」と「アウター&ロー」の時の、「チェーンの抉り量(チェーンの斜め具合)」、「ギア比」を同じとします。


<結論>
「アウター&ロー」が有利。 (あっ、忙しい人は、読むのは、ここまででいいですよ)


<解説>
検討すべき、項目は以下だと思います。
1.チェーンの伝達効率
2.BBの摩擦トルク


まず、チェーンの摩擦トルクです。

私の大好きな本「ロードバイクの科学」から抜粋すると(p46)、
・クランクBBの摩擦トルクやチェンとスプロケットの摩擦により、5%ぐらいの力が失われます
・チェンが斜めになると、チェン張力が増え、接触面の面圧が増え、摩擦力が増え、損失は5.8%に増えます(要約)
・0.8%は、300Wのうちの2.4Wです。タイヤ一本分先行すれば世界が変わる競技者の勝負の場では無視できない
とあります。
…しかしこれでは、「何で摩擦が増えるのか?」が分かりませんね。少し補足しましょう。


まず、チェーンのプレート部から。

チェーンが斜めになると、チェーンのプレート同士が接触します。(あのソラマメ形のリンクを構成している板です)
チェーンは斜めのままFギアに到達し、そこで真っ直ぐに捻られます。

この時のプレートの接触速度は非常に遅く、プレート間は油膜切れの状態から捻りに入ります。
ストライベック線図を持ち出すまでもなく、潤滑状態は「固体接触」(速度が0に近いので)、つまり金属同士が直接摺動しており、摩擦係数は非常に高くなります(0.3を超える程度。良好な潤滑面では0.1程度)。
インナーとアウターでは、インナーの方が、このプレートが動く距離が長くなり、その分、摩擦力、つまり抵抗が大きくなります。
(尚、チェーンラインが真っ直ぐの場合、捻りはないので、摩擦力の発生もありません。)


余談ですが、このプレートの摩擦力を下げる方策としては、「高粘度なオイルをプレートに塗る(=グリス塗布)」「プレートに固体潤滑剤を塗布する(2硫化モリブデン、テフロン処理など)」「プレートの表面硬度を上げる(プレートにTiN、CrN処理など)」が考えられます。

グリス塗布は、チェーンのローラー部の抵抗となるのでイマイチで、固体潤滑剤は効果が持続しないので(潤滑皮膜自身が破壊されることで摩擦係数を下げる)、プレートへの表面処理が一番「現実的」だと思います。
巷では、TiN処理のチェーンは販売されていますが、今後、その更に上をいく「DLC処理のチェーン」も、そのうち発売されると思っています。(当面の問題は、密着性だけ。これも下地処理の技術の進化で解決見込み。10年前は、処理するだけでも難しかったのに…)


次にチェーンのローラー部。
通常ローラーは、スプロケット(チェーンリング)と円筒接触(線接触)していますが、捻られると、点接触に変化します。
ヘルツ応力式に詳しい方なら分かると思いますが、円筒接触での応力(面圧)は非常に低く、低速で潤滑の厳しい自転車でも、油膜維持には有利です。
しかし、これが点接触となると、応力は跳ね上がり、油膜形成は困難になります。つまり、摩擦係数が上がり、抵抗となります。
これも、インナーとアウターでは、インナーの方が傾き角が大きくなるので、不利です。


次はスプロケット(チェーンリング)部。
スプロケットは大きい方が、面圧が小さく(=油膜が形成しやすく)、摩擦係数は低くなります。
「インナー&ハイ」と「アウター&ロー」では、フロント、リアとも「インナー&ハイ」の方が、スプロケットが小さくなります。つまり、抵抗が増えます。
(余談ですが、ロードバイクの科学に「抵抗を極限まで少なくするために、チェーンの歯の角をわずかに丸めたりする人もいる」とありますが、逆に効率が悪くなりますので、やらないように)


つまり、チェーンに関して言えば、すべての面において「アウター&ロー」が、伝達効率の面では有利です。


スプロケットもベアリングも「大きく、太く」が面圧を下げる基本ですが、最近のナローチェーンはこの流れに逆行しています。
意外と、11速より、10速(又は9速、8速)の方が、実使用上は「効率のロバスト性」が高いのかもしれません。



BB部の摩擦トルクはどうでしょう?
インナーとアウターでは、インナーの方がBBに近く、BBシャフト受けるモーメント力は小さくてすみます。
ここは、インナーの方が有利なのですが、BBはベアリング支持されており、その摩擦係数は、0.002レベルです。これが0.003になったところで、先のプレートの摩擦係数:0.3とは100倍も違います。
つまりここは、インナーの方力学上は有利ですが、「その差は、無視できるぐらい小さい」と言えます。
(余談ですが、個人的にはアウターとインナーは順番を逆にすべきだと思っている。…えっ、カッコ悪いって?)



よく、気合の入った先人は「アウターを踏め!」と渇を入れますが、これって、意外と工学的にも正しい選択なのかも。

ロードバイクの科学からすると、今回の差は「0.8%程度」となるようですが、尊敬すべきは、事の発端のタイガーさん。
通常、人間の感覚では、2~3%が、その差を感じ取れる限界で、よく訓練された人では、検知能力は上がるようですが、まさか0.8%を検知するなんて…。
恐るべし、タイガーさん。



今日はここまで。


















台風?

2011-05-28 23:59:16 | 日記
雨なので、自宅でゆっくり。いつの間にか台風が来ていたらしい。


ジロは、とうとう第20ステージまで来ました。
最後の山岳決戦ですが、ヤマ場はなく、総合1~3位の選手と新人賞を争う2人の選手が、睨み合ったままゴール。

もともとコンタが、2位に5分以上の差をつけていただけに、もう諦めムードなのかも。それより、表彰台(2位、3位)の争いが注目かしら。

明日は、個人TTで、主催者としては「ここで大逆転が…」の展開を期待してたのでしょうが…。

まぁ、コンタのパレードラップを観戦しますかね。


今日はここまで。

イタリア+ブラジル+先生

2011-05-27 23:59:51 | 日記
やっと、忙しいのも一段落。ドーピングもやめて、真人間に更生中です。


仕事ネタです。

今回の仕事は、イタリアの仕事を、ブラジルでプレゼンする…と、ちょっと変則的な対応。

忙しさの原因は、時差と先生。
イタリアとの時差は-7時間、ブラジルとは-12時間。定時間内は、新入社員の先生をやるとなると、下のような日程となり、ちょっとしんどくなります。

・朝イチ(7時)にブラジルからのメールを読んで、プレゼン資料の追加。
・定時間内は(9時~16時)新入社員の先生。演習問題をやらせてる間に、書いてた図面のチェック。
・夕方にイタリアと打ち合わせ。
・修正内容をメールで送り、夜(21時以降)ブラジルと打ち合わせ。

この定時間内は、ピュアな新入社員相手に「夢と希望に満ちた理想論」を語り、、海千山千のイタリア、ブラジルの方々とは「金と謀略にまみれたドス黒い話」をする。
…人格破綻する、ってか二重人格になりますよ。(←もともと?)


まぁ、こんなんで、気力体力とも仕事に現を抜かし、自転車に乗らない不真面目な生活を送っていました。
加えて、メタボ化してますし、筋肉も落ち始めている気がします。


あぁ、自転車ブログなのに、そのネタを書けない日々はツライっす。
いい季節にチャリ通して、佳境を迎えるジロを見て、盛り上がりたいもんですね。


今日はここまで。

ドーピングの日

2011-05-25 23:59:07 | 日記
朝起きると、いい天気!風も穏やか。でも…、寝坊した…。

最近、イタリアンな日々のお陰で、ちと疲れ気味。10秒目を瞑れば、寝られる自信がある。
信じられないと思うけど、今日は会社でキーボードを打ってる最中に…、寝た。(確か、investigationのスペルを考えている時だった)

そんな状態だったので、見かねた向かいの席の人がくれたのが、「眠くならない薬」。成分は、「濃縮カフェイン」だそうです。
この薬をコーヒーで飲むという、ダブルカフェイン攻撃で、元気復活!やはり、仕事でも自転車でも、ドーピングは効くようです。(←オイオイ)


今日は、昨日のパンク自転車の回収。空気を入れると一応入るので、なんとか帰宅。
家で、チューブを調べてみると、「バルブの所から空気が漏れる」と珍しい(?)パンクでした。
そのままバルブを閉めこんで対処したのですが、これで直ったのかしら?


明日は、新入社員の講師をする予定。…絶対に寝坊できないな。


今日はここまで。

歩く日

2011-05-24 23:59:24 | 日記
今日も雨。もう知らない。

小雨の中、駅までチャリで行ったら、パンク…。もう最低。

パンク修理キットは…、別のチャリ(RCS6)に積みっぱなし…。

今日は歩く日ってことなのかしら。


ジロ、個人山岳TT。
またも、コンタの圧勝…。ネタにすらならない強さ。

今年のジロは、早くも終わったかもしれない。


今日はここまで。

ハイテンフレームって、どう?

2011-05-23 23:59:55 | フレーム調査
洗車をすると雨。セオリーなので、仕方ありません。電車で通勤。

電車の中ではヒマなので、今日はFITさんのブログネタから妄想を膨らましてみました。 長いので、ヒマな人だけ読んでくださいな。


<テーマ>機械設計者として考えた時、スチールフレームの材料として、本当にクロムモリブデン鋼が最適なのか?

インターネットでは、「クロモリ=クロームモリブデン鋼は、ねばりがあり、高い機械的郷強度を有し、溶接性もある為、自転車のフレームにとして最適な材料」とあります。
…本当に? 鉄は、今も進化を続ける材料の一つなのですよ。

クロームモリブデン鋼(以下、SCM材)は、我々自動車の部品でも、熱処理をすることで、高い引っ張り強度(1MPa級)と、耐摩耗性、耐衝撃性(ねばり)が得られるので、その特性が必要な場合のみ、部分的に使う材料です。
材料のコストは高めなので、必要なときにしか使いませんし、熱処理後の表面高度が高いので、耐摩耗性がある反面、機械加工も困難です。
SCM材は、含有炭素量にもよりますが、総じて、熱処理後の素材自体は、確かに優秀だと思います。


これに対抗する材料は、超高張力鋼板、いわゆるハイテンなんかどうでしょうか。
数年前から、ハイテンも1MPa級(1180MPa)のものが出てますし、なんと言っても、ハイテンはプレスができます。
つまり、ハイテンにハイドロフォーミングを行い、更にレーザー溶接で、例えば高炭素鋼のラグと組み合わせれば、理屈の上では、「更に職人の技に頼ることなく、カーボンバイクの形状性能を持ち、スチールの乗り味を付加したフレーム」が出来上がります。

このフレームのネックはなんでしょうか? やはり、開発する上での「型費」だと思います。(ハイドロフォーミング、レーザー溶接の設備費もか…)
今のフレーム開発が、テストライダーからのフィードバックに頼っている以上、トライ&エラーで開発を進めるしかありません。
カーボンの場合は、ある程度剛性バランスをいじれるので、きっと開発はやりやすいのでしょう(推定)。アルミフレームでは、逆に肉厚ぐらいしか、パラメータがないので、開き直れます。
しかし、ハイドロフォーミングなどのプレスでは、肉厚や形状、その材料(炭素量ですら)を変えるだけで、型の変更が生じる場合があります。
このフレームを月に5万本出荷するなら、この開発は行われるでしょうが、ロードバイクのフレームですから…。(月に100本レベル?)


つまり妄想の中で出した結論は、「多分、クロモリよりもスゴイ鉄フレームは作れる。だけど開発費をペイできないので、商売として成立しない」です。
エンジニアとしては、やってみたい開発ですが、商売人としては手をつけてはいけない分野なのでしょうね。


こんな事を考えながら、家に帰り、自転車カタログを眺めていると、「スカピン」のスチールフレーム(最新型。STYLEなんかいいですね)が欲しくなってきますね。

以上、今日は妄想の一日。


今日はここまで。

ワックスがけ。ロードバイクに。

2011-05-22 21:38:20 | 日記
今日は調子が悪いので、洗車の日。

汚れをふき取り、注油して、ピカピカになって、ふっと思ったこと。この自転車にワックスかけるとどうなる? やってみました。

<結論>
よりピカピカになる。
だけど、車と違って、大きな面がなく、曲面だらけで面倒くさい。
これだけ苦労して、フレームが綺麗になっても、たかが知れているかも。


まぁ、ヒマ人の自己満足ぐらいにはなるかも。RCS6を見ながら飲む酒の味は上がりそう。(もちろん、夜中に、一人で)
そうそう、メーターに撥水コートもしとかなくっちゃ!


今日はここまで。


ジロ、コンタは強い!

2011-05-22 21:19:04 | 日記
体調は更に悪化してしまった。最低の体調。こんな時は、ジロのTV観戦に限ります。


ジロ第14ステージは、ゾンコラン。平均勾配11.2%、(8km)ですって。
坂が多い日本でも、こんな激しい勾配の所は、そうはありません。私なら…、押して歩いた方が速いかも。
(←直前の1級山岳クロスティスはダートで危険なので、キャンセルされました)

クライマーの戦いにはあまり萌えないのですが、昨日のゾンコランは別格。
平坦ステージでの戦いが「真剣による居合いの勝負」なら、ゾンコランは「こん棒による殴り合い」でしょうか。相手にだんだんとダメージを蓄積させて、打ち負かす戦いです。


この戦いで強かったのはコンタドール。耐える戦いを繰り広げ、直接のライバルだけをマークする戦い方は、全盛期のランスを思い出させます。
頂上付近では、そんなコンタにブーイングの嵐。イタリアだし、強すぎるしで、嫌われて、ザマーミ…可哀想です。


ジロは次の第15ステージも山岳。
コンタはまたも強いのでしょうか?強すぎて卵を投げられるのでしょうか?ライバル達は「不思議な薬」を飲んでくるのでしょうか?(←コラー!)


フミも順調にこなしているようです。後半の「つなぎのステージ」に向け、大逃げをかましてくるのでしょうか?
期待に応える人だけに、楽しみです。


今日はここまで。