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通勤ローディ、たまにホビーレース

東京R&Dの「CAEによるロードフレームのC-FRP積層仕様最適化プロセス」

2012-07-31 23:20:26 | フレーム調査
東京R&D。この会社をご存知でしょうか?
F4用のフォーミュラカーを製造したり、ショーカー、特殊車両の製造なんかをする、研究を得意とする会社です。

その東京R&Dが、自社で行った、C-FRP(カーボン)製ロードバイクの解析プロセスを発表しました。(@6/29)
テーマは、「C-FRPの積層仕様最適化」、つまり、C-FRPは、繊維の向きによって強度が大きく異なるので(異方性)、どうやったら、剛性の高いフレームが作れるかの、そのプロセスについての紹介です。こちら

C-FRPの強度解析なんて、難しいロードのフレームでやらなくてもいいのに…。社内でよっぽど好きな人がいるんでしょうね。
この手の解析会社がアピールしてナンボですから、がんばったのでしょうね。

中身は、要約すると、以下です。
・C-FRPは、異方性があるので、その積層方法によって、無数の組み合わせができる。勘と経験だけでは設計不可能で、CAE解析は必須。
・解析により、開発期間を短くする、コストを低減することができる。
・(コストを無視すれば)アルミフレームと同じ剛性を、積層仕様最適化により、重量を-48%できる。(要するに、アルミの半分の重さのフレーム)

面白いですね。でもね、ツッコミ所は満載。

まず、開発のプロセスが古臭い。今時、試作を2回も3回もやるようでは、時代遅れ。結局、ある程度は、勘と経験に頼っている。
「組み合わせが無数+CAE解析」とくれば、品質工学のパラメータ設計の出番でしょう。CAEの中で各パラメータの感度を見極めてこそ、定量的な対策ができるもんです。

次に、目標とするのが「アルミの剛性」ってこと。
「硬きゃいいのか?」「そもそもアルミって硬くしか設計できないし。」「乗り味とか、踏み応えとか、脚にくるとかって考えないのか?」、…もういくらでもツッコミできます。
まぁ、話を簡単にする為に、あえて剛性だけにしたのでしょうが。


ロードのフレームの設計で難しいのは、数字を追いかけるのか、感覚を大事にするのか。

一昔前の設計では、CAEで良くても、テストライダーがダメならNGだったらしいけど、今は、CAEでいい結果なら、テストライダーに不評でも、数字は本当にいい結果が出るらしいです。(PCとCAEソフトの進化の賜物ですね)
だから、レース用機材って、味も素っ気もなくてもタイムはしっかり出るものだったりするし、市販モデルの中には、演出過剰なまでに乗り心地に拘ったモデルがあったりしますよね。


さて、ここで問題となるのが、インプレライダーの評価。
大体、雑誌のインプレでは、感覚だけの感想文が多く、無論、タイムなんて計ったりしない。(←同一条件にするのも困難だし)
この場合、演出過剰な方に高評価を与えてしまいがちになっちゃいます。人間が評価する以上は、仕方がありませんね。

しかし、勝負の為のレース用機材として選ぶならば、今や、インプレを参考にするのではなく、今や、CAEの数字を追いかけた方がいいのではないでしょうか?


今や、コンピュータの能力とCAEソフトの進化によって、どこのメーカでも、CAEぐらいできます。(ちなみに、私でも(ある程度は)できます)
しかし、(機械系エンジニアならご存知と思いますが)実は、CAEにも、勘と経験の世界があります。(メッシュに切り方、拘束条件の与え方、計算方法の選択…など)

ツールやオリンピック、トラック競技を見てると、この日の為に鍛え上げたマッチョや極限まで絞ったアスリート達が、汗臭い体育会系の勝負を繰広げています。
無論、プロのアスリートの彼らには、一流のエンジニアが設計したロードバイクが与えられます。

一般の人の場合は、体育会系な鍛え方をした後は、エンジニアリングの方も鍛えないと、良い道具にめぐり合うことはないのかもしれません。
練習は楽しいバイクに乗りたいもんですが、レースじゃ、「楽しいよりも、なんでもいいから加速してくれよ!」ですもんね。

「ロードバイク、インプレッション」、私の大好きな雑誌ですが、「ロードバイク、数値試験結果」とかいう雑誌が、そのうち出てくるかもしれませんね。(←だったら買うのか?楽しいのか?)

いつの時代も、楽しいバイクを買うか、速いバイクを買うか、悩みは尽きませんねぇ。
設計する方も、「楽しいバイクを速いバイクと見せかけて売るか」「速いバイクを楽しいバイクと錯覚させて売るか」、きっと、悩んじゃいますよね。


さあ、東京R&D! 試作の次は、どんな、楽しい?速い?バイクを発表するのかしら?! 期待してますよ!(←色んな意味で ←ちょっとイジワル)


今日はここまで

秋への練習

2012-07-30 23:59:04 | 練習
次のレースが決定。秋の鈴鹿にエントリーします。

種目はトロッフェ・バラッキ。鈴鹿を二人で10周する競技です。
去年は、…ある意味大変な目に遭いましたが、今年は体調も整えて、「楽しく」(←ここ重要)走りたいもんです。

夏の練習は、程ほどに、秋に向けて調子を上げて、体重は下げていかないとね。


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LOOK KG461のO/H

2012-07-29 23:59:58 | 日記
今日は、自転車の調整の日。

とは言っても、自分の自転車ではなく、例のT田君の車両で、LOOK461。
「変速の調子が悪いので、見て欲しい」との依頼。


「自転車屋じゃないので、完璧な調整は無理だよ」と言いつつも、「報酬は、来週のドイツ出張の土産で」との言葉に、「ドイツ土産はきっと極上のワインに違いない」と勝手に解釈して、引き受けることに。(ドイツ饅頭とかだったりして)
「ついでに、チェーンも変えてください」とのことで、デュラ7900のチェーンを渡される。…まぁ、ついでの作業だから、まぁいいけど。


まずは、現状の変速の確認。変速すると、一足飛びだったり、変速しなかったりする。すごく不安定。原因は、なんだろう?

各部のチェック、掃除をしていると、原因と思われる所を3箇所、発見しました。


1箇所目、リアのカセットスプロケット。ロックナットが緩んでいます…。まぁ、長いこと乗ってりゃ、緩むこともあるかな。


2箇所目、リアディレイラーのアイドラーが、抉っています…。締めすぎですね。分解掃除後。、グリスアップして組みました。



3箇所目、シフトワイヤーがゆるゆる。伸びましたね。


1、2は簡単なんです。
問題は3箇所目のディレイラーの調整。素人がやると、もの凄く時間がかかる。

まず、ワイヤーのたるみを取るのに一苦労。キッチリとしとかないと、後で苦労する。
次に、インナー側でリアを調整。でも素人調整じゃ、アウターにすると、再調整になっちゃう。
そもそも、フロントのトリム調整ができるところまでが大変。

結局、なんだかんだで、2時間調整して、やっと、「まぁ、こんなもんかな」レベル。
これだから、ワイヤー式の調整はしたくないんですよ。

チェーン交換は、もともとデュラ7800チェーンから、デュラ7900チェーンに交換。同じデュラチェーンでもこれだけ違うのですね。


チェーンカットの作業はこんな感じ。




ついでに、過去の作業の過ちをこっそり修正。あー恥ずかしい。

わかったかな?


O/H後、ちょっと試乗しましたが、LOOK KG461って、今でもいいバイクだと思います。
軽いし、走るし。

コイツと、秋にはレースの予定なので、楽しみですね。



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五輪、個人ロードレースの結果

2012-07-29 00:02:14 | レース観戦
ヴィノクロフ(カザフスタン)が金!

逃げグループから抜け出し、最後は、ウラン(?)とのマッチレースを制して、見事に勝利!
今年の引退に華を添える結果となりました。


別府選手も逃げグループ内にいたようですが、最後は20位ぐらいかしら?


注目もカンチェラーラは、終盤に落車。ボーネンはパンクで後退。
英国チームは、逃げグループを追いきれなかったようです。
新城選手も英国チームと運命を共にしたようです。

しかし、実況なしのライブストリーミングって、展開がわかりずらいのなんの…。
あとでゆっくり、実況つきの放送をみたいもんです。


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ツール・ド・フランス、オフィシャルグッツ

2012-07-28 14:32:05 | その他部品調査
ツールも終わり、ツール関連商品のセールの物色に忙しい今日この頃、如何お過ごしでしょうか?

そんな欲求のままに、「ツール・ド・フランス関連商品(グッズ)」、更に調べてみました。


まず、王道のオフィシャルショップ(オンラインショップ)です。

メインは、ジャージやTシャツでしょう。こんなの。



個人的に欲しくなったのは、こんな商品です。

ホイールバック↓。ロゴが似合ってる。


作業用エプロン。その気になれる? これで彼女に「裸エプロン」してもらうのが、サイクリストの夢?


んでもって、子供ができちゃったら、コレを使いましょう。涎掛け。


子供が、少し大きくなったら、この自転車で遊びましょう。


バックミラーや、ベルも忘れずにね。



もちろん、盗難防止もバッチリ。


自転車が壊れても、これで直せば大丈夫。ツールセット。


汚れた手はペーパータオルで拭きましょう。4賞柄のペーパータオル。(↓これ欲しい)


夏は親子で海に行こう!ってなったら、これだ。傘とビーサン。



家に帰ったら、ゲームで遊ぼうね。ツールゲーム(PS3版)


寝る前には、お風呂に入りましょう。バスマット。バスタオル。




いやいや、ツールのオフィシャルグッツの充実ったら、ハンパではありません。(ツールのオフィシャルショップはこちら
この辺が、ジロとはスケールが違うと言われる所以でしょうか。(ジロのオフィシャルショップはこちら


見てて楽しいけど、好き放題勝ったら、スゴイ額になりそう。


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夏の匂いがする風を感じながら・・・

2012-07-27 23:59:06 | 練習
今日もチャリ通、40km。暑いです。

朝は7時ぐらいに家を出ますが、出発する時点から、暑さで、汗が滴り落ちてきます。
路上では、エアコンを効かせた車の中から、涼しい顔で「バカじゃない?」って顔で見られてますね。

でもね、快晴の空の下、一面の田園地帯の中、夏の匂いがする風を感じながら走れるって、自転車だけの夏の楽しみ方。
暑いけど、汗がハンパないけど、ボトルの水がすぐお湯になるけど、トラックに熱風をかけられるけど、夏もいいもんです。

車もいいけど、「エアコンを切って走ってみたら気持ちイイよ」って、ドライバーの方々に教えてあげたい。(←アナタの会社って、カーエアコン作ってるのでは?)
…熱中症になるけどね。



ネットを探ってたら、こんなビブを発見。(カレラ製)
スギちゃん?ワイルドだぜ~?




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ツール、優勝記念モデル

2012-07-26 18:27:03 | フレーム調査
今日は通院の日。バイクの次は体の定期検査です。あまりに暑いので、自転車通院は諦めました…。

診察で、先生に言われた衝撃の一言。「ちょっと体重戻り過ぎですねぇ…」。
…精進します。



ツールで大成功を納めたSKYチーム。見事に、総合優勝のマイヨジョーヌ(黄色ジャージ)獲得しました。

そんなSKYチームのスポンサー達が、優勝記念モデルを出し始めました。


まず、フレームのスポンサー、ピナレロ。
派手ですねぇ。なんと、マイヨジョーヌカラーを5種類も用意しました。(うち、一台はTTモデル)
大体、マイヨジョーヌモデルなんて、「ド黄色で、派手すぎて乗るのはちょっと…」的なモデルが多かったもんですが、ピナレロは地味な黄色から、ド黄色までちゃんと揃えてきました。
やはり、マーケティングに隙がありませんね。



ヘルメットのスポンサー、カスク。山岳賞とポイント賞のヘルメット。あれ?黄色は?



フィジーク。リクイガスへのスポンサーを前面に立てているので、あんまりSKYでは喜べないのかも…。こちら

タイヤのヴェロフレックスは盛り上がってない。こちら
まぁ、ちいさいメーカーだし、むしろ対応できないのでしょう。

ウェアのアディダスも、まだ盛り上がってる感じなし。こちら
こっちは、ツール大会スポンサーのデサント(ルコック)が、黄色ジャージの権利を持ってるもんね。さて、どうする?

コンポメーカーのシマノは、…あれ?無視?こちら
国内のHPは盛り上げなくてもいいけど、グローバルの方は、もう少しがんばろうよ。


そーいえば、もうすぐオリンピック。そして、EUはバカンスのシーズン。
各社が、記念モデルを出してくるのは、9月以降になるのかも…。


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オリンピック!

2012-07-25 23:59:01 | レース観戦
今日もチャリ通、40km。暑すぎる…。


もう、オリンピック。
別府選手、新城選手が出場するロードレースは、7/28(土)ですよ、奥様!

放送は、ネット生中継が行われるようです。こちら
パソコンを持ってない人は、この機会に買うしかないですね。

4年前の北京オリンピックでは、ドリームチームと言われたスペインチームのサムエル・サンチェスが勝利!金メダルを獲得しました。こちら
銀メダルはレベリン、銅メダルはカンチェラーラでしたよ。そういえば、宮澤選手も出てましたね。

さて今年はどうなるか?スプリンターが活躍しそうですが、何が起こるか分からないのがオリンピック。
別府選手、新城選手にも、ひょっとしたら、もしかするかもしれません。

レースは、土曜日の18:00~です。ビール片手に、パソコンの前で応援しましょう!
楽しみ!


今日はここまで






記念日

2012-07-24 23:59:47 | 日記
夫婦生活で決して忘れてはならない事。記念日。

今日は結婚記念日(忘れてた…)。慌てて、帰りにケーキ屋に寄ると、ロールケーキしかない…。
なんとか、これで誤魔化して、事なきを得ましたとさ。


会社で例のマルタ人と話していると、どうも、先月、合コンで出会った彼女と結婚するらしい。(本人談)

EU(どの国に帰るかは未定)に帰る前に結婚して、そのまま連れて帰りたいとのことで、ご両親へのご挨拶も済ませて、もうノリノリ。
ちなみに、彼女は、帰国子女なので、英語はベラベラ。マルタ人がその彼女からのラブレターを見せてくれたけど(←頼んでないのに)、英語で愛のメッセージがびっしり。
…、人のラブレターって、英語でもイラっとくるもんですね。(←面倒くさいから、ちょっとしか読まなかったけど)

まぁ、幸せになってくださいな。(←なんかトゲがあるかも)


ツールが終わって、オリンピックがあり、その次はブエルタ。んで、秋のクラシックレース。
ツールで大分体力を消耗したけど、まだ先は長い…。


今日はここまで

RCS6、O/H後のチャリ通

2012-07-23 23:59:44 | フレーム調査
今日もチャリ通、40km。

O/H後の走行は、違和感たっぷり。微妙な違いなんだけど、乗り慣れた車体なので、気になって仕方ない。

まず、駆動系。チェーンが硬い。カッチリしすぎている。もう少しルーズな方が、好みかも。

回転は軽い。ここはGOOD。惰性の伸びがいい。よく回るゾンダが、更に回るようになった感じ。

変速のクセが変わっている。インナーの変速は気持ちイイけど、アウターローで思いっきりトルクを掛けた時に「待ち」の時間がある。
ワイヤーの調整で直るのかな?

ブレーキは、FITさんでは近め(ちょっと握っただけで効く)の調整だったのを、遠め(かなり握らないと効かない)に再調整。
ブラケットポジションで、ブレーキをチョンがけするなら、遠めに限ります。交通量の多い街中では、意外と多用しますよ。

あと、どーでもいいけど気持ちがイイのが、ハンドルが真っ直ぐなこと。
実はこれって難しいのよね。


帰ってから、なんだかんだ、調整してるうちに、夜も更けました。明日も「曇り」ぐらいが丁度いいなぁ。


今日はここまで