Today's agenda

通勤ローディ、たまにホビーレース

カンパ、オーバートルククランク

2013-08-26 09:05:05 | カンパ製品調査
カンパの新しいクランクが発表になりました。その名はオーバートルク。

ついに、真ん中の左右のクランクを繋ぐボルトがなくなりました。(見りゃ、分かるか…)

取り付けは、軸付きの右側のクランクをBB(BB30?)に挿入してから、左側のクランクをシャフトに嵌合し、ロックリング(水色の部品)で、締め付けるのかしら?

面白いのは、ベアリングのシール。
ベアリングに異物が入ると、耐久性は極端に悪くなるのは、以前書いた通りですが、このBBでは、外側のシールだけじゃなく、内側にもシールがあります。
形状は、外側のは、多分強めのシールで、内側のは、中の異物は排出し、外からは入れないタイプのシールかしら?
BBをオーバーホールする時は、BBだけじゃなく、中に残ったままのゴミも、掃除しとかないとね。


あとは、左右のカップを繋ぐ筒状の部品(肌色の部品)の肉厚が、カンパの意地かしら?
多分、「フレーム剛性なんか信用出来ない。この筒でBB剛性アップだぁ!」と、軽量マニアが頭を抱えるような、ゴツイ筒。
カンパの名にかけて、音鳴りはよっぽどさせたくないのでしょうか?


あとは、アームが5本のスパイダー形状で、奇抜なことはしてなさそうなので、安心しました。
だって、軽量化できるからって、シマ◯みたいな4アームは、カッコ悪いもん。

カンパも、外見は軟派なんだけど、中身はガチガチにしてくるあたら、シ◯ノとは、正反対ですね。(←これは異議ありまくりダゾ)

カンパの今のコンポのシリーズも、そろそろ10年。
シマノをギャフンと言わせるような発表が、そろそろ欲しい所ですかね。

秋のユーロバイクショーが楽しみです。

今日はここまで


カンパ、シロッコ35

2012-08-10 23:59:46 | カンパ製品調査
カンパのホイール、シロッコがモデルチェンジ。



シロッコから、「シロッコ35」に。リムのハイトが高くなり、35mmになりました。
重さは1700gちょっとと、軽量な部類ではないけど、平地メインの練習用ホイールとしては、なかなかいいのではないでしょうか?
なんと言っても、カンパ特有のG3組がいいですね。

7年ぐらい前に、2世代ぐらい前のシロッコを使ってましたが、剛性といい、回転といい、耐久性といい、不満は全くありませんでした。
そのカンパの性能が気に入り、ゾンダを買った訳ですが、ゾンダを使い始めてからも、シロッコへの印象は変わらず、唯一、「少しだけ重いかも」と思った程度でした。

そのシロッコも、ハイトを上げて、重さも平地ではむしろ武器になるとの開き直りで、リニューアル。
うーん、ちょっと欲しくなってきたかも…。(物欲星人化)


今日はここまで



EPS、充電

2012-05-30 23:59:37 | カンパ製品調査
昨日の送別会で飲みすぎ、まさかの寝坊。チャリ通の時間なく、断念。


DOGMAで走り始めて1ヶ月ちょっと。距離は250kmぐらい。EPSのバッテリーレベルを確認してみました。(ボタン一押しで確認できる)

「赤」

えーと、もうすぐバッテリー切れの「赤」らしいので、慌てて充電。これで明日は大丈夫です。

カンパの言う2000kmからすると、随分早いバッテリー切れですが、まぁ1ヶ月の経てば、自然と放電するもんですし、たまには充電しないと、逆に不安になるもんだし。
i-Phoneなんて、毎日充電してるもんだし(←これは関係ないゾ)、コネクターを挿すだけなので、手間って程の作業でもないし、問題ありませんね。


ちなみにEPSのバッテリーが切れても、手でディレイラーを動かせば、そのギアで固定できるらしいです。そう取説に書いてあります。
…やっぱり、あえてやる事はないよな。


今日はここまで

カンパ、エルゴパワーの素材

2012-04-30 02:30:27 | カンパ製品調査
久々のカンパネタです。


カンパと言えば、そのコンポーネントに使われるカーボンの美しさ。
シマノの鍛造も、鉄オタさんには萌え萌えなんでしょうけど、やっぱり、オイラはカーボン樹脂の有機的な美しさに萌えてしまいます。

で、そんなカンパのカーボンを見ながら、ふと思ったのが、「このカーボンってなに?どこで、誰が作ってるの?」。
調べました。


見つかりました。カンパのカーボン部品は、「Bond-Laminates」社で作ってますね。HPはこちら
こんなのを作っているようです。






カンパのレバー、リアデュレイラーの材料は、「TEPEX® dynalite 201 - Carbon/PA66」という商品(シート)ですね。

この材料、なかなか優秀です。機械的性質に優れる、熱可塑性のポリアミド合成繊維、ナイロン6.6(通称66ナイロン)を使ってますね。
比重は1.4で、アルミの半分の重さ。引っ張り強度は785MPaで、アルミA7075(ジュラルミン)の560MPaを超えています。


ところで、なんで、こんな優秀な材料を作れたのか? なぜカンパがこの材料を調達できたのか?
ここからが、私の推定が入ってきます。


このbond社、ドイツの会社ですが、もともとは世界第3位の化学メーカ「デュポン」の研究開発部門だったようです。これが独立して、会社になったのが1997年。(←HPより)

ん?デュポン?そう言えば、先の「ナイロン6.6」って、もともとデュポンが開発した材料です。
カーボン強化繊維の機械的強度を確保する為には、界面剤が重要になりますが、そりゃ、材料自体を開発したメーカですもの。「世界一ナイロン6.6を上手く使えるメーカ」ですね。

次にその創業年:1997年。カンパが市場でシマノに押され始めて、起死回生として、世の中に初めてカーボンを使ったコンポーネントを出したのが、1998年。
創業して、1年で世に出せる訳はありません。カンパとデュポンが共同開発して、このBond社を製造会社として独立させた・・・が正解でしょう。


驚くべきは、カンパとデュポンが組んでいること。
デュポンは、過去アポロ計画に参画するなど、新素材開発に熱心な会社である一方、時に環境問題をも起してしまう程の、攻めの強い会社ですね。(←Wiki参照)

市場でシマノに押され、幸か不幸かデュポンの扉を叩いたカンパ。
自転車コンポ用の素材は、特殊で最先端のものを要求しています。この先の新商品で、変な問題を起さなければいいのですが・・・。(←大きなお世話?)



しかし、やっぱりカンパの開発方針は、シマノと全く異なりますね。

「開発段階(構造、素材)での商品性を上げることに注力するカンパ」と、「製造技術の向上により、設計のレベルアップを狙うシマノ」。

えげつなく書くと、「いつまでも高価設計なカンパ」と「新しい発想へ飛躍できないシマノ」。


EPSをつけたばっかりですが、早くも、両社の次の製品が気になります・・・。まずは9000番のデュラエースのチェックからかしら?


今日はここまで


ドグマ60.1にEPS組付け その5

2012-04-20 05:26:04 | カンパ製品調査
今日は、復職手続きの為に、出社。早く社会復帰しないとね。
会社でメールを見てみると、未処理メールが500通近く…。復帰後、早々にハードワークになりそうです。orz


ドグマ60.1、EPSとは関係ない所で、いろんな組付け上の「面倒くさい」ことがあったので、紹介します。

1. コスミックカーボンにスペーサ
11速化するので、カセットスプロケットを11速に変えますが、組んでみると、…なんかチェーンがスポークに当たりそう。
調べると、そのまま組むことはできなくて、「スペーサ」が必要なようです。↓これ。

実は、コレの到着待ちで作業ストップしてました。(…つまらないパーツ1個なのに)

装着して、無事11速になりました。



2. ブレーキワイヤー通し
ブレーキのインナーワイヤーは、フレームの中を通ります。
ところが、ワイヤーが後ろの穴から出てくる気配がない。何回も穴を探りましたが、全くダメ。

っで、ネットで調べ、やった方法がコレ。「穴にカギ付きのヒモを入れて、反対側で吊り上げる」方法。

本当は、カギの所を釣るはずが、ヒモ自体を釣ってますね…。まぁ、結果オーライです。
この後、前側のヒモにワイヤーを接着して、そのまま後ろからヒモを引っ張り出すと、無事ブレーキワイヤーが通りました。


さぁ、これでいよいよ完成です。つまらない話ですが、今更バーテープの色なんかで、悩んでます。でも、こんな悩みが楽しいのですけどね。

バーテープを巻いたら、いよいよ試走です。
まずは、(自分の体も含め)ちゃんと走れるかどうかだけ、チェックします。(インプレなんかは、今の自分には不可能なので…)

試走後、各ボルトの再締付トルクチェックとワイヤーの干渉チェック、ポジション調整。まぁ、やることは、まだまだありますね。



3. おまけ
ステムボルトを、ゴールドアルマイトのアルミボルトに変えてみました(軸力、ボルト応力的に問題なし)。イイジャン!



今日はここまで


ドグマ60.1にEPS組付け その4

2012-04-17 08:49:29 | カンパ製品調査
ここまで完成しました。(あまり変わってない?)


作動チェックの前に、充電するのを忘れてました…。夜中に充電しましたが、3時間ぐらいでフル充電できたようです。

尚、今回EUからEPSを買ったので、コンセントの形がC型でした。これを日本のA型に変換するコンバーターが必要です。(電気屋さんの海外旅行コーナーとかで買える。300~500円程度)
充電器は、120V-220V対応なので、まぁ、問題ないでしょう。尚、ACだけでなく、車とかのDCにも対応しているようです。(別売りのコンセントが必要だが)



さて、作動チェックです。

初期セッティングは、いろんな本に書いてある通り。全然難しくありませんし、直ぐに覚えられます。
実際、走りながらでも調整できそうなので、例えば、プロが競技中に、パンクとかでホイール交換した後でも、すぐにちゃんとシフトできるポジションに、自分で調整できるでしょう。

動かしてみました。まず、リアディレイラー。(注:ギア板はまだ10速のままです…)
トップ側。

ロー側。



リアを動かすと、1秒ぐらい遅れてから、フロントディレイラーがトリム調整をします。
トップの時。

ローの時。(分かり難い??)

こんな機能があると、積極的にアウター&ローを使ってしまいそうですね。


やっぱり、予想通り、調整はワイヤー式より、はるかに簡単です。プロの調整をこのEPSがデフォルトでやってくれますし、あとでワイヤーが伸びることもありません。
気になったら、調整し直せばいいだけで、30秒もあれば完了します。


変速スピードは、シフトアップの方が速いです。
シャコシャコシャコ…と、「従来のワイヤー式よりちょっと速いかな?」ぐらいの速度で変速します。もちろん、シフトミスはないでしょう。
確かに、スプリントでは、大きな武器になりそうですね。(←その前に脚が必要ですが…)

シフトダウンは、アップよりは遅いものの、ワイヤー式と遜色ないでしょう。
でも、よく考えたら、実戦で、急いでシフトダウンするシチュエーションってあるのでしょうか?


作動チェックは、驚くほど簡単で、問題なし。
繊細な部品が多いので、丁寧な作業が必要になりますが、それができる人なら、なんら問題なく組めるでしょう。

但し、実際組んでみて、「線の取り回し」「水がかかりそうな所」「タイヤが飛ばした石が線に当たりそうな所」など、現地現物でしか分からない注意点もあります。
組みっぱなし、乗りっぱなしじゃなくて、しばらく定期的なチェックは必要ですね。


さて、明日は、最後の仕上げです。チェーン取付け、ブレーキワイヤー、バーテープ、ポジション調整とかですかね。やっと乗れるかな?



今日はここまで

ドグマ60.1にEPS組付け その3

2012-04-16 21:33:26 | カンパ製品調査
実は、リアブレーキの取付けで苦労してました。

カンパのめねじ側は、こんな形なのですが、このボルト頭(?)の突起が穴に入らない。

仕方なく、こんな加工を。これで解決しました。



さて、苦労の本命は、コードの処理です。用意したのは、こちらの電池ケース。ホームセンターで購入。材質はPPです。

こんな感じに加工して、余ったコードを収納します。

場所は、BB下の、もともとワイヤーガイドがあった場所。ちょっと不自然なので、後で修正するかも。

バッテリー(コントロールユニット)からのコードはこんな感じで。やっぱり、外装だとこうなっちゃいます。

気休めですが、一応防水処理(熱収縮チューブ)も被せておきました。


そんなこんなで、今日はタイムアップ。明日は、EPSの作動チェックに入ります。


今日はここまで。

ドグマ60.1にEPS組付け その2

2012-04-16 07:35:29 | カンパ製品調査
春の日。近くの公園でハイキング。いい気分です。



EPS組付け、昨日の続きです。

今日は、エルゴパワーの取付けです。電子コンポなので、電線とブレーキワイヤーが取り付きます。
将来、このブレーキも、ブレーキバイワイヤー(無線ブレーキ)化されるのでしょうか?(危険?)

線をつなげる為に、小さなビスを2本外して、中をみます。こんなの。

スイッチだけかと思いきや、なにやら基盤が見えます。

防水にOリングとかあるかと思ってましたが、ありません。樹脂カバーをビス2本で止めているだけです。あの握るゴムカバーに防水を委ねている感じですね。
時々、あのゴムが浮いてしまっている時がありますが、EPSに関しては、「ご法度」なんでしょう。

コードの処理は、ここでバーテープとかで引っ張れ、切れないように、溝に這わしていきます。こんな感じ。


ユニットは、暫定的に、ここに取付けました。(デザイン的にも、ここにボリュームを持たせた方が、安定する)
ゴム、タイラップのどちらでも固定できそうです。横向き取付けもアリでしょう。



この後、困ったのが、線の処理。


この余った線、その辺で束ねて…と思っていたのですが、そんなレベルの余りようじゃない。ちょっと手を考え中なので、今日はここで作業中断。

やっぱり、色んな所で、それなりに工夫は必要。ちょっと調達してきます。


今日はここまで

ドグマ60.1にEPS組付け その1

2012-04-15 06:30:08 | カンパ製品調査
ヘタレが3週間も入院してると、指の筋肉まで退化して、キーボードすらまま打てなくなります。面白いので、攣ったまま打ちますが。


いよいよ、ドグマにEPSを組み始めました。先に書いた通り、「EPSを外装で」組みます。

ちなみに、日本では「個人ユーザがEPSを組むと保証対象外」とアナウンスされていますが、厳密には違います。
ワランティ条項を読むと、「カンパニョーロジャパン(及び日本の正規代理店)の保証は対象外」ですが、購入国の保証はついてきます。
そりゃ、そうでしょう。DYIのEUやUSで「自分で組んじゃダメ」なんてしたら、文句がすごいことになりますよ。

逆に日本では、好き勝手組ましたら、…まぁいろんなクレーマーみたいな方が多い国ですから。
最終的には、保証条項で裁判になった場合、カンパの国のイタリアの法律が適用されるようです。

ちなみに私はEUから取寄せましたが、そこでの保証は適用されそうです。…まぁ、そうなったら、すごく面倒くさそうですね。


さて組み立て作業に入ります。

まずは、クランクから。埃、ゴミが入らない様にベアリングにカバーがあります。もちろん、組み立て直前まで外してはいけません。

レコードなので、CULTではありません。
普通のベアリングですが、もちろんメンテ不精の私は、CULTを使う気はありませんよ。(メンテ不足で、クリアランスが増えて、レースに磨耗を起すのが関の山)

BBカップはこちら。「EPSコンパチ」、つまり「BBカップは互換性あり」なんですね。(当たり前?)

中にウェーブワッシャが入っていて、ベアリングのスラストガタを抑えるようになっています。ベアリングの寿命を左右する、大事な部品です。

横のネジ面には緩み防止剤が塗布されています。これのせいで、締付けが硬いのなんの。

この工具を使って締付けます。

これで組んで、クランクは完成。


このあと、ワイヤー関係の取り回しを検討する為に、仮組みに入ります。

フロントディレイラー、リアディレイラー、ステム、バッテリーユニットを、仮組みした状態がこちら。

更に、ハンドル、エルゴパワー、ブレーキを仮組みした状態がこちら。

このエルゴパワーの取付けボルトがキライ。作業しにくいのなんの。



バイクの形になった所で、今日の作業は終了。焦ってはいけません。

明日は、いよいよ、EPSたる所の作業です。フレームに穴を開けるかもしれません…。ご期待(?)を。


今日はここまで


カンパのベアリング、CULTとは何か?

2012-04-04 18:26:42 | カンパ製品調査
回復してますが、意外とかかりそう。やっぱり、ヘタレな身体です。
ヒマの濃度も上昇中。連日で、読んで頂ける方も大変だとは思いますが、また重たいネタです。(少し暴走気味?)
「頑張って付き合うゾ」って義理堅い方は、お願いします。


今日は、カンパのベアリング「CULT」の話です。


カンパのHPって手強い。
技術の紹介が、ライダー目線に繋がっていて、ユーザーはさも分かったかの様に錯覚するけど、核心は逸らしている。

そんなカンパの技術の中でも、意味不明だったのが、今回のベアリングの「CULT」。
「グリス不要」「普通のベアリングより9倍回る」とか書いてますが、只のセラミックベアリングと何が違うのか、調べてみました。


まず、カンパHPでの説明は、こちら
んで、国内輸入元のカワシマサプライのHPでの説明が、こちら


両社の説明からすると、ポイントは、ベアリング・レースにあるようです。

キーワードは、以下です。
・シェフラーグループのFAG社が開発し、自転車業界では、カンパが独占使用。
→他では使ってるってことね。シェフラーと言えば、自動車部品。この線で調べるか?

・クロニテクト(商品名)とか言う、ステンレス・クロム・スチールで、耐食性に優れる。
→オーステナイト系ステンレスかな?

・熱化学処理された滑らかな表面層。
→メッキ、熱処理ではない。窒化でしょうが、特殊な窒化処理か?


これでサクッと調べると、アッサリ見つかりました。
「クロニテクト=コールスタライジング」です。英国のBODYCOTE社の製品(処理技術)ですね。こちら
カンパ、シェフラーGr.のFAG、Bodycoteの欧州大手連合の製品ですね。シマノと東大阪の中小企業の連合とは、スケールが違います。(←またカンパ贔屓ですか?)


このコールスタライジングですが、やはり特殊な窒化で、低温長時間で処理するようです。
この窒化は、硬度はHv1200程度と硬質メッキより劣るものの、処理後の寸法変化が小さく、一桁ミクロンの精度を要求するベアリング・レースには適した処理なのではないでしょうか?

また、硬化層の割れがないとのことなので、硬質メッキみたく、グリスの極圧剤に頼る必要がありません。
グリスは、ベアリングの抵抗の主たるものですので、サラサラのチェーンオイルでもいれておけば、「9倍回る」と言うのも、納得できます。
よく出来たベアリングだと思います。


でもね、褒めるのはここまで。解は一つじゃないんですよ。

つまり、硬質メッキ(硬度1500~)でも、母材寸法、(密着性を上げる)下地処理、メッキ厚さの管理を厳密に行なえば、CULTは超えられます。いや、既にどっかから出てるかも…。
また、CULTにも弱点があり、小径化+高荷重化は苦手なハズです。母材が陥没するので。


まぁ、まとめると、「CULTはいいベアリングですが、絶対的な存在ではなく、数あるいいベアリングの中の一つの選択肢」といった処でしょうか。


たかがベアリング?されどベアリング?


今日はここまで