Today's agenda

通勤ローディ、たまにホビーレース

トリノのレンタルバイク、TOBIKE

2013-09-17 08:00:19 | その他部品調査
長かったトリノ出張から帰国しました。

自転車以外にも、ネタは沢山あるので、順次紹介していきます。

まずは、自転車から。

トリノでは、シェアバイクの「TOBIKE」というシステムがあり、街の至る所で、自転車を借りることができます。
自転車は、ママチャリですが、一応、シマノの外装式の7段変速と、カンチブレーキが付いていますね。


レンタルと書かないのは、登録が年単位でしか出来ないからです。
しかも、年間費払いで、30€もします。

まぁ、イタリアで、一日単位のレンタル自転車なんかしたら、絶対に帰ってこないので(カリパチ)、身分をしっかり証明できるもので、登録性にしないと、システムが成立しないのでしょうね。

ただ、これって、誰が借りるんでしょ?
トラベラーだと、1回きりの使用でも30€払う事になるし、街で自転車を頻発に使う人なら、自転車ぐらい買うでしょ?

見た感じ、あんまり流行ってなさそうだし、なんとも、中途半端なシステムです。(でも、他にいい方法も思いつかないし…)


次は、トリノのスポーツ用品店、まぁ、スポーツオーソリティみたいなお店に行ってみました。

トリノ近郊でも、チャリ通してる人や、休日には集団で、山の方に向かう人達をよく見かけました。
ただ、日本では、何かしらの有名ブランドの自転車が多いのに対し(まぁ、日本では、そんな自転車しか手に入らないし)、よくわからんブランドの自転車も多いこと。
小さな工房の自転車やプライベートブランドの自転車なんて、知らないしね。

この店でも、そんなプライベートブランドらしき自転車を扱ってました。


「B.TWIN」なんて聞いたこともありませんが、多分、この店のプライベートブランドだと思います。
パッと見は、なかなか良くできています。コンポはティアグラでした。(カンパじゃないんだ…)

驚いたのは、ホイールが吊るしで売ってること。
これだと、専門店に行かなくても、気楽にホイールが買えますね。



とりあえず、自転車ネタはこれだけ。

次回からは、自動車、食べ物などを紹介していきます。
どれも、頭に「変な」が付きますが…。


今日はここまで

Recon jet

2013-07-18 09:10:51 | その他部品調査
グーグルグラスなんて、話題になっていますが、サイクリストなら考えちゃうのが、「あれ、自転車用のサングラスに取り付けられない?」ってこと。

ありました。こちら


「Recon jet」という、ヘッドアップディスプレイ。
その画面には、こんな絵が出せるようです。


サイコンの画面と同じですね。
ただ、スマホと同じ機能も持っているので、音声会話や、チャットなど、コミュニケーションツールとしても使えるようです。

例えば、

チーム監督:(チャットモードで)3km先で横風がアリとの情報入手。各員、前方に上がり、集団を分裂させること

チーム員:(他チームに知られたくないので、そっとOKボタンを押す)

とか、

選手A:(音声モードで)アタックがかかった。俺が潰す!

選手B:お前は、足温存だ。俺が潰しに行く!

監督:奴は独走力のある選手だ。二人で行け!絶対に逃がすな!

とか、臨機応変な戦術や、現場レベルでの対応の早さなどのメリットが生まれるかも。

また、選手のパワーと心拍が、監督の元で一元管理できるので、心置きなく、選手を使い倒すことができますね。
選手は手を抜けないので、大変ですが…。


とにかく、自転車の電動化が進むと、自転車側の情報も増えてきます。
チャット画面をサイコン画面に表示する訳にはいかないので、このサングラス型情報端末は、ロードレースの戦い方を変えるかもしれませんね。

ただ、だからといって、敵チームの端末にウイルスを仕掛ける攻撃や、端末をハッキングして、選手の「恥ずかしい写真」を見せて動揺させるなんて攻撃があるかもしれませんが。

ネット社会なれば、ロードレースのネット化も、個人的には「アリ」だと思ってますが。


今日はここまで

3Dプリンターで自転車部品の製作って、あること、ないこと?

2013-06-29 20:02:16 | その他部品調査
3Dプリンター。最近の流行で、もちろん私も、仕事ではお世話になっています。
この3Dプリンター、機械加工、冶金ではあり得ない形状が作れるので、とても面白いものです。(例えば、中空のボールは、3Dプリンター以外では、作れない)

最近では、3Dプリンターで金属部品も作れちゃうとのこと。
じゃあ、「自転車部品も作れちゃうのでは?」と、その可能性について書かれた記事がこちら








この記事では、
「樹脂だけでなく、金属部品も、3Dプリンターで製造可能」
「(3Dプリンターを使えば)大手メーカー品だけでなく、個人プロデュースのガレージコンポーネントメーカーの誕生も近いのかもしれない」
「CNCなどの切削では、どうしても分子構造的に弱い方向性が生まれてしまうが、3D金属プリンターでは各方向に均一な強度を出すことができるのだ」
と書かれているが、本当にそうだろうか??


この3D金属プリンター、工法は簡単、焼結の粉をレーザーで焼き固めながら、成型していくもの。
単一金属だけでなく、色んな金属を混ぜることも可能。つまり、チタンチューブだけど、ネジ部だけ鉄にするなんてことも、原理的には可能。

「これって、金属の粉を焼き固めた「焼結」と同じじゃない?」「形状の制約がなくなるから、超軽量ラグが簡単に作れるよね!」と思ってしまうのは時期尚早。
これって、むしろ「焼結の欠陥品」に近いかもしれないのです。


まず、「焼結も3D金属プリンターも、粉を焼き固めて成形するのは同じだよね?」ですが、同じではありません。

(一般的に)焼結は、金属の粉をプレスで「押し固めて」密度を上げてから、「焼いて」金属粉同士を接合させます。
この焼くときの温度管理が重要。粉の表面だけを溶かして、粉同士の結合強度を上げます。温度を上げすぎると、組織が変態して、強度が劣ってしまいます。

一方、3D金属プリンターには、押し固める工程がありません。つまり「クズクズの低密度の金属体」になります。
また、その接合方法も、レーザー溶接。つまり、どの程度ちゃんとくっ付いてるかなんて、よく分からない状態になっています。

つまり、3D金属プリンターで作られた部品には、金属としての強度はおろか、機能部品の材料として使うのは、かなり困難だと思われます。


じゃあ、「3D樹脂プリンターなら、自転車用の部品を作れるのか?」と言うと、これも困難なんです。

3Dプリンターには、幾つかの手法が存在しますが、概して、だんだんと形状を作っていく方式です。(積層のような)
樹脂部品の設計で、もっとも気を使うのは「ウェルド」、つまり樹脂同士の繋ぎ目で、積層の場合、そのウェルドが多数存在していることになります。
3D樹脂プリンターでは、例えば「PEEK」のような、基本特性はアルミ並みの強度を持つスーパーエンプラも取り扱えるとのことですが、このウェルドがあると、強度はその数分の1程度しか出ません。
数分の1の強度でいい部品なら、まぁ、作れますが、強度が必要な機能部品に使うのは、現段階では、強度、コストとも、通常の型で作る成形品に敵わないと思います。


と言う訳で、色んなチャレンジが行われ、展示会や記者発表で、良い事だけを言う適当な発表に、いちいち振り回される記者もいらっしゃるようですが、3Dプリンターで製品を作ってくるメーカーは、・・・出て欲しくないもんです。

ただ、見た目は大変美しいので、「オイラも、こんな自転車が欲しいなぁ~」なんて、ちょっと本気で思っちゃいました。


今、オイラも次のミニベロの部品集め中。今日も朝練帰りにFITさんに部品注文完了。
早く届かないかなぁ~・・・って、実はやり切る為には、かなりの勉強が必要になりそうですけどね。

この話は、また後日。
あっ、ツール見なくっちゃ・・・。

今日はここまで



35ハンドルはカーボンステムからの要求?

2013-06-14 08:20:06 | その他部品調査
自転車整備で困ること。
樹脂(カーボン)部品に使われているボルトの、シビアなトルク管理。


樹脂(カーボン)にボルトを直接締め付けたり、樹脂部品を挟んで締め付けたりすると、「座面の陥没」と「クリープ(正確には応力緩和)による、ボルト軸力低下(緩み)」に気を付ける必要があります。

特に樹脂の場合、季節の温度差ですら、樹脂とボルトの熱膨張係数の違いにより、ボルトの軸力が大きく変わるので、注意が必要です。

最近は、ステム、ディレイラーの板、シートレールなどが樹脂化され、その締め付けには、M5ボルト(又はM6)が使われています。

この、「樹脂にM5ボルト締め付け」が、とっても難しい。


特に、カーボンステム。

あの4本のM5ボルトが緩むと、とても怖い思いをしますよね。

「ダンシングしようと思ったら、いきなりハンドルが回っちゃって、怖かったよぉ~」って、長く自転車に乗ってる人なら、一度は経験してるのではないでしょうか?

「…だから、トルクレンチで、締め付けトルクを管理しましょう」と、以前アッサリと書きましたが、よくよく計算すると、φ25.8とφ31.8のカーボンステムが成立していないんですよ。マジで。


結論から書くと、夏場に締めたカーボンステムは、冬のダンシングでハンドルが滑り(回転する)、冬場に締めると、夏場にボルト座面が陥没し、次の冬に滑ります。


「滑るならM5ボルトをもっと締めればイイじゃん!」と、パッと思い付きますが(私も出先だとそうする)、こうすると、ボルトを締めた瞬間に座面の樹脂が陥没しちゃうんです。



計算してみましょう。

カーボン樹脂の場合、許容圧縮応力を140MPa(許容圧縮応力の高い、低弾性カーボンの下限値)とし、それをJIS規格の六角穴付きボルトで締めたとすると、最大締め付けトルクが3.8Nmで、樹脂の座面応力安全率が1.0の限界値になります。(軸力バラツキ考慮)。

慣れた人なら、手感でも「そろそろ座面がヤバイかな?」と感じとれるでしょう。

ちなみに、これ以上のトルクで締めると、座面が陥没(破壊)しながら、ボルトの軸力を上げることになります。


その3.8Nmで締めた時の軸力が4.4kN程度。ボルト4本で、計17.5Nmの軸力になります。
この軸力で、ステムはハンドルバーを固定しています。

この軸力を、φ31.8ハンドルの耐回転トルクに換算すると、「75.0Nm」のトルクにまで耐えられます。
(摩擦係数は、ハンドル表面をザラザラに処理したと仮定して、0.3±0.03で計算)


一方、体重80kgのライダーが、全体重をハンドルにかけてダンシングした場合、ハンドルを回転させるトルクは、「78.4kN」なります。


あれ?耐回転トルクを超えちゃった…。滑りますよね。


「オイラは体重60kgだから大丈夫!」って訳でもありません。
ダンシングしてる時に、路面の凸凹で突き上げ荷重を受けると、アウトですから…、残念!(←もう流行ってないよ)



そこで登場するのが、DEDAのφ35のハンドル。(トレンテチンクエ)

同じ締め付けトルクでも、耐回転トルクが「82.7Nm」まで上がります。
とりあえず、普通に走る分には、ある程度は滑らなくなりそうです。

DEDAのエライのが、ステムをカーボン化していないこと。
軸力を倍(8.8kN)程度まで上げられるので、まずハンドルは滑らないでしょう。

先の計算は誰でもできることなので、「カーボン化するなら、M5ボルトでは心配。でも、M6にするとゴツくなるしなぁ…。まぁ、皆が見慣れた頃に出そうっと」とのDEDAの思惑でしょうかね。
そのうち、カーボンステムもラインナップされると思いますが、もし、M5ボルトだったら笑いますけどね。(でも、イタリア人の仕事だしなぁ…)


DEDAは、「35ハンドルはハンドルの剛性を上げる為だぁ!」なんて言い張ってますが、先のZEROステムのリコールで懲りているメーカーなれば、「実は、ハンドルが滑るのが怖いから、φ35にしました」なんてネガティブな事は言えないもんね。

色んなサイトでは、「φ35ハンドルの剛性は必要か?」なんて議論されているようですが、まず、ギリギリスペックを追い求める部品の、設計成立性を議論するのが先ではないでしょうか?
(文系の人には、チョットキビシイかな?)


とかく、ハンドルは滑ると大事故になりかねないので、ボルトのトルク管理は、季節の変わり目毎に行うことを、オススメ致します。

ただ、そのトルクレンチでも悩みが…。
この話は、次回に。


今日はここまで



黒鉛チェーン

2013-05-28 08:24:46 | その他部品調査
自転車のチェーン。潤滑面での仕様環境が厳しい故に、そのアプローチが面白いです。


かつて、シマノが、デュラエース9000のチェーンに適用したのは、Ni-P-PTFE。これはやはり、耐久性に難があるようです。(特にチェーンみたいな厳しい所では)

オイルブレンド屋のVERTYがやってるような、シリコンナイトライド(SiC(窒化ケイ素))や、ボロンナイトライドは、摩擦係数は下がりますが、相手への攻撃性が強い、困ったちゃん。
レースなど、ここ一発ではいいでしょうが、日常使いは…。


今回紹介されているのが、Ni-P-Bにグラファイトを混ぜたもの(by日本カニゼン)。要するに、鉛筆の芯を混ぜたってことです。こちら。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/EVENT/20130523/283173/?ST=AT


バインダーとしての同位体のカーボンではなく、単体の黒鉛。
メリットは、相手への攻撃性が少ないこと。鉛筆だもんね。
母材も硬いので、定番の相乗効果で摩擦係数低減が期待できそうです。

これを自転車のチェーンの表面処理に使うのが、面白そうです。
ドライでも使え、PTFEより耐久性があり、チェーンへの攻撃性も少ない。理想的じゃないでしょうか?

ネックは、摩耗粉の色。
摩耗粉が黒いから、チェーンが汚く見えるのは間違いありません。
継ぎ足しの潤滑油にも黒鉛が入っている方がいいので、いつでも、いつまでたっても、真っ黒。
うーん、美しくはないかなぁ…。


まぁ、どうせ汚れるし、みたいなMTBだったらいいんだけど、ロードバイクては、チョット…。まして、街乗りバイクでは、服が汚れそうだし…。


機能を追求しても、美しさまで求めるのは、難しいですね。潤滑の世界には、「機能美」なんて言葉はないし。


一度、自分のチェーンに、鉛筆の粉を混ぜて、どれほどヒドイことになるか、試してみようかしら?
(でも、汚いのはヤダしなぁ…)

悩みは尽きない。


今日はここまで




アルフィグラDi2

2013-05-22 08:35:36 | その他部品調査
ちょっと気になっているコンポ。電動アルフィーネ。
コイツをミニベロに付けてやると、ちょっとオサレかも。

構造は、ワイヤー式と同じ。ワイヤーで引っ張っていた所にモーターを付けて、回してやるだけ。

電動アルフィーネのコントロールレバーは、6700のアルテグラDi2チックな形をしてますよね。
ただ、フロント側の変速機には対応してなくて、左側のは、只のブレーキレバーになっています。これが残念。

もともとシマノの電動変速機は、サテライトスイッチがあるぐらい、只のスイッチ機構だと思われます。
だとすれば…、アルテグラDi2のコントロールレバーを使えるんじゃないでしょうか?

アルテDi2のコントロールレバーに、アルフィーネ11速、フロントディレイラーもアルテDi2。ミックスコンポで、アルフィグラ。面白そう!

…と、ここまで考えたのは良かった。(←何が?)

アルフィーネのギア比を見ると、最大400%ぐらい。つまり、10-40歯とかのリアスプロケットを付けてるのと同じ。
よって、フロントディレイラーって、要らないじゃん…。orz

11速のアルフィーネなら、フロントディレイラーもあってもいいのでしょうが、11速があるのに8速を選ぶのもなんだか。


吊るしのミニベロなんかに乗る気はないし、いっそ、自作のスイッチでも作って、へんちくりんな場所で変速できるようにしようかしら?(←何がしたいのか、意味不明)


ヘタレに残されたミニベロライダーへの道も、オシャレにとの制約が付けば、意外と険しいものかもしれません。


今日はここまで




XeNTiS

2013-05-12 09:19:09 | その他部品調査
Xentisとか言うメーカーのフルカーボンホイール。

シクロワイヤードに紹介されていましたが、新興メーカー(?)らしく、HPでは、書いてある事に勢いがある。
http://www.xentis.com/en/2011/next-generation-wheels/807/teaser-en/

フルカーボンホイールでありながら、ノーマルシューが使える事が売りらしい。
何をどうしたのでしょうね?少し考えてみました。


まず、なぜカーボンホイールでは、ノーマルシュー(アルミリム用)が使えないのか?


ゴム系のシューとアルミ製リムでは、アルミがシューを磨耗させます。
ただ、ゴム単体では、シューに必要な特性が得られないので、色んな硬い混ぜ物(ガラス繊維、カーボン、ボロン、ティスモなど)をします(でもアルミより硬くなることはない)。
ここが、シュー屋さんのノウハウの領域で、同時にアルミ側を攻撃する要因にもなります。
つまり、アルミリムでは、「硬いリムが、軟らかいシューを攻撃する」との関係です。


フルカーボンホイールでは、リムが樹脂、シューはゴムとなります。
こうなると、シューもある程度硬いので、どっちが硬いのか分からなくなります。場合によっては、リムの方を磨耗させていくこともあり得ます。
また、樹脂やゴムの有機材同士は、ドライ状態だと、接触面で凝着現象を起すので、摩擦係数が部分的に凄く高くなります。
つまり、カーボンリムにアルミ用のシューを使うと、「リムが磨耗するかもしれないし、ブレーキが安定しない」結果になります。

これを改善したのが、巷で売られているカーボンリム用のシューになります。凝着しないように材質、混ぜ物を変更し、リムを攻撃しないように、硬度も落とす。
つまり、ノーマルシューとは、全くの別物になります。


今回の、Xentisとかいうメーカーは、「カーボンリムに、ノーマルシューが使える」とあります。
これは、スゴイことで、カーボンリムにアルミと同じような物性を与えたことになります。
最近、アルミを樹脂に置き換える事が、流行っていますが(エンジンでは、スロットルや、エンジンマウントなど)、どうやったのかは分かりませんが、Xantisは自転車用のリムでもそれをやってのけたようですね。

その結果がこのグラフ。(XentisのHPより)

(↑一番右はアルミ)

他のフルカーボンホイールに比べて、ドライ状態でのブレーキ力(=摩擦力)が大きいようです。
ネックは、ドライ状態とウェット状態のブレーキ力が大きく変わるので、ライダーは「雨になったら、途端に効かなくなるホイール(シュー)」との印象を持つかもしれないことかしら。
ただ、ノーマルシューでこの数字であれば、立派なものです。


面白いのは、この表をよーく見ると、MAVICが外されていること。
こんな広告的な表では、都合の悪いデータは、公表しないものですが(隠すのではなく、見せないだけ)、多分MAVICのホイールはいい数字を出したんでしょうね。

また、一番最初に、かなり数字の悪いBONTRAGERをもってきてますね。悪い数字を最初に言って、後で自社のいい数字を言うのは、プレゼンなどでは常套手段ですよね。


まぁ、新興メーカらしく、広告には多少過激な所がありますが、こんな攻撃があってこそ、技術は進化していくもの。
これに触発されて、もっと良いフルカーボンホイールが開発されることを、期待しましょう。

まぁ、私は、黙ってMAVICを買いますが・・・。


今日はここまで



ジロ、チームTT

2013-05-07 08:07:16 | その他部品調査
ジロ、第二ステージは、チームTT。

結果にはあまり興味はなく、ひたすら機材観察。


なかでも、チームSKYは圧巻。絶対にこのチームには、空力の専門家がいますよ。

まず、フロントホイール。バトンホイールです。

(シクロワイヤードより)

先に書いた通り、ホイールの空気抵抗は、スポークの「形状」が生んでいます。
丸スポークでは、断面積は小さいけど、形状抵抗係数Cd値は大きくならます。そんなスポークの数が、少なくとも10本はいるのが、問題です。

SKYはスポーク(?)が3本のバトンホイールを持ってきましたね。
多少断面積が大きくとも、重量が重かろうが、形状係数Cdが小さい方が、アップダウンの少ないコースでは有利です。


次は、スキンスーツ。

二の腕に、ボルテックス・ジェネレーターが付きました。
やはり、二の腕の後ろの層流剥離は、空力屋には許せないようです。

ただ、私なら、もっと積極的に攻めますね。腕輪を付けて、コーダトロンカにするとか、二の腕にもトンガリコーンとか。


面白い注目は、背中。
整流効果を狙ったと思いますが、遂に背中に「ヒレ」が生え始めました。
このまま進化すると、シャークフィンではなく、「トリケラトプス・フィン」になりそうです。

将来、そのトリケラトプス・フィンに、スポンサーのロゴが書かれるなんて事になるのでしょうか?
…意外と好きかも。


今日はここまで


ジロ開幕

2013-05-06 07:32:13 | その他部品調査
ジロ開幕!

第一ステージは、スプリントで、カヴェンディシュが勝利!


独特の低いスプリントから、一気に加速。
番手が悪かったのに、いや、あっぱれです。

(↑子供が、スポンサーの「EST THE」をイヤイヤ。…まだ空気は読めないようですね。)

ピンクジャージも、もちろんカヴェンディシュ。似合います。

この時期だけ、やたら「ピンク」が気になりますね。

間違って、ピンクの自転車を買ったりして…。

今日はここまで

オートバイのGW

2013-05-01 06:36:36 | その他部品調査
ブログ、再び、滞っています・・・。

理由は、コイツ↓。


妻の実家に預けっぱなしで、約10年間、ほったらかしにしていたオートバイです。
かわいそうなので、もう一度乗ってやろうと、取り掛かったのですが、これが大変。

もともとレース用だったので、保安部品は一切なし。ハーネスも引きなおし。クラッチはブローしたまま。カウルはフルカウル。
この状態から、公道を走れる仕様に変更中。

もともと、かなり部品が違うバイクですが、気が付いたら、ノーマルの部品が殆ど残っていない始末。
フレーム、前後サス、シリンダー、クランクケースすら加工してあるので、もはやノーマル部品は、スタータとクランクカバーぐらいでしょうか?

折角のGWに自転車も乗らずに頑張っていますが、意外と10年間もツケは重そうです。

本ブログ、自転車ブログですが、たまには、オートバイネタも混ぜてみようかしら。(←ネタがないだけでは ←ギクッ)


今日はここまで