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通勤ローディ、たまにホビーレース

天才の作品たち

2011-03-04 23:59:09 | フレーム調査
あまりにも寒いので、チャリ通ヤメました。ヘタレです。(←開き直りかよ)


今日は金曜日。まともに仕事なんかやってられませんゼ。

そんな、不真面目なチャリおたくの技術者が、仕事中に考えていた戯言などをご紹介します。(思想に偏りアリです。個人的な見解ですので、ご注意を!)



今日は、特許文献の調査の日。

私の担当製品(エンジン部品)は、国内外に競合他社がおり、多分、全部合わせると数百人レベルの技術者が日々、あれこれ知恵を絞っていることだと思います。

しかし、いつも特許文献を見ていると、製品を大きく進化させた重要な特許では、出てくる名前はいつも決まった人だけ。
H社のT氏とか、M社のK氏とか、T社のM氏とか。たまに違う名前が出てきても、大体はカス特許です。
つまり、ごく少数(数名)の人たちだけで、この製品は今も進化をし続けています。(←ここまでは仕事かな)


他の世界でも同じで、例えば、F1。(←妄想の世界に突入)
エイドリアン・ニューウェイ、ロリー・バーン、ジョン・バーナードなど、あれだけ多くの車が走っているのに、勝利を収めた、つまり時代をリードしたマシンを設計した人物はごく少数です。(たまに例外もありますが・・・)


自転車の世界はどうでしょう?(←遊びモードに突入)

大昔は知りませんが、LOOKやピナレロやコルナゴなど、老舗と呼ばれる所は、鉄の時代から、アルミを経て、カーボンになっても、時代を牽引する製品を送り出しているように思います。
そして、きっとそこには「天才」と呼ばれる個人がいるのだと思います。

「じゃあ、他のメーカは駄作なのか?」と聞かれたら、それは「NO」だと思います。
時代を牽引することはありませんが、味付けで以って、面白い製品、手堅い製品を作っているのだと思います。
でも、「天才の考える範疇を超えてはいないかなぁ」とも思ってしまいますが・・・ね。


これは、個人的見解ですが・・・、製品としての機能価値が高いのは、多分、天才が作った最新作なのだと思います。(695、ドグマ、C59とか)
しかし残念なことに、自転車の世界では、これらの作品は、時に、乗り手にも天才的であることが要求される場合があります。
誰もが、ジャラベール、バルベルデ、フレイレなんかと同じではないのが現実です。


天才は凡人を理解できますが、凡人は天才が理解できません。
上を目指すレース志向の方は、時に高性能フレームの実力にショックを受けてしまうかもしれませんね。
だから、オイラはアンカーRCS6に乗っているのかも。自分が己の非力さを知り、そこから始める為に。



うーん、アラフォーともなると、身の丈を知る哀しさってあるかも。
でも、負けないよ。(←もはや強がり?)



今日はここまで。