MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

検索語から ② 音楽探求

2010-01-06 00:05:21 | 検索語から

01/06      検索語から ② 音楽探求



              関連記事

                   (序)
                 音楽探求
                 人気の曲目
                 「あらら…」
                  円周率
                 動物の名
               店員に化けた**




 検索語を通してこのブログを訪問してくださった皆様、
ありがとうございます。



 前回に続いて、頻繁に見かける検索語のご紹介です。
今回はそのうち音楽、特に "演奏" に関わるものです。




          「合奏 休み 数え方



 オーケストラ、室内楽など、合奏を体験した方なら、どなた
でもお解りですね。

 音符を見て音を出すのは、もちろん簡単ではありません。
しかし休符を正確に数えるのは、ある意味ではもっと難しい
ものです。



 「え? 弾くときより、弾かないで休んでいる方が難しいの?」
そうなんです。 実に信じがたいことですが…。

 もちろん、その後に「音符が印刷されている場所で正確に
弾き始めること」が難しいという意味です。

 アンサンブルの一員として、パート譜を弾きながら目で追う
難しさ…。 「見ると聞くでは大違い」の、いい実例です。




          『私の室内楽仲間たち』

    (17) ハイドンの弦楽四重奏曲ハ長調 『皇帝』 (1)
    (88) Mozart の プロシャ王四重奏曲ヘ長調 K.590




音程 取り方」  「和音の取りかた」  「半音を狭く取る



 音程を取るにも、色々な場合があります。



 ドレミファ…と、心地よく音階を奏でる場合。 静止して音を
長く延ばし、他パートの音と綺麗なハーモニーを作る場合。

 この二つでは、同じ "ド" や "ミ" でも、取るべき音の高さに
"差をつけなければならない" ことがあります。



 「えっ! そんなの初耳…! じゃ、ピアノはどうやって調律
してるの?」

 ピアノの音程は、言わば八方美人的。 厳密に聴いてみると、
音階的でも、ハーモニー的でもありません。 どちらも不完全。
また、そうでなければやっていけないのが、俗に言う "平均律"
です。

 コーラス・パートの音取り練習の際、ピアノの音のとおりに声
を出しても、周囲とは "綺麗にハモらない" 場合が多いことは、
ぜひ知っておいていただきたいことです。 「広い半音や狭い
半音」が、その結果として生まれてきます。




         "メサイア" を巡って

          (2) 音程の難所 ①
          (3) 音程の難所 ②
          (4) 音程の難所 ③



         『私の室内楽仲間たち』

       (13) 『死と乙女』 (3)
       (16) Schubert の 五重奏曲 ②
        (光と影~シューベルトと三和音)





    「身体の厚み」  「指の柔軟 薬指小指特訓

  「指の第三関節 間 広げる」  「ヴィオラ 寸法

  「あご当て 取り付け」  「楽器 眩暈 平衡感覚





 これは主に、弦楽器を演奏する場合の諸問題でしょう。

  "身体の厚み" は、ひょっとするとダイエットの目的で、また
  "指の柔軟 薬指小指特訓" はピアノを念頭に検索された
  のかもしれませんが。 "楽器 眩暈 平衡感覚" は、あるいは
  管楽器の呼吸に関することでしょうか?




 弦楽器では、特に身体の大きさ、楽器の大きさ、寸法、
角度などが問題になります。 極論すれば、すべてが
純粋に "物理学、力学上の問題だ" とも言えるほどです。




 『身体の運動、顎当て、肩当てなどについて』 (未完)

     楽器の顎当て (1) ~ 邪魔な厚み
     楽器の顎当て (2) ~ 材質の差?
     運動の神秘 (1) ~ 深奥部の筋
     運動の神秘 (2) ~ 筋肉の協調
     楽器の顎当て (3) ~ "厚み"と身体の寸法
     運動の神秘 (3) ~ 筋肉の反目
     運動の神秘 (4) ~ 指先を広げる ①
     運動の神秘 (5) ~ 指先を広げる ②
     運動の神秘 (6) ~ 指先を広げる ③




  
三段大譜表とは」 「譜表 種類」 「アルト記号 譜表

    「テノール記号 慣れ」  「ソプラノ譜表




 普通のピアノ譜は、音譜表と音譜表の、二段から
出来ています。 それぞれ、ト、ヘを強調する記号から
成っており、"ソプラノ譜表"、"バス譜表" と呼ばれる
ことがあります。



 ところが…! 後者は良しとして、"ソプラノ譜表" とは、
そもそも "別のもの" を指します、厳密に言えば…。

 "音部譜表"、"音部譜表" ならば誤解は生じません。




        『私の室内楽仲間たち』

       (84) アルト譜表に親しむ
       (85) テナー譜表にも慣れよう




  Allegro vivace 意味 どんなテンポ 「vivace 速く

         「allegro moderato テンポ」          




 "Allegro" も "Vivace" も、元々はテンポを表わす言葉では
ありませんね?

 ところが両方とも、ひたすら "速い" という意味に解釈され
がちです。



 "速い" が二つ! 大変な速さで演奏されることが多いの
ですが。 それも、"Presto" 並みに…。




    『私の室内楽仲間たち』 ~ "Allegro vivace"

     (56) ① ニ短調の "Allegro" (Mozart の K.421)
     (57) ② "Vivace" に込めて
     (58) ③ Viva バイリンガル
     (59) ④ Vivace を越えて
     (60) ⑤ 『Vivace は速いのか』




 次回は、「人気曲」編です。



  (続く)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿