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MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

5月の記事の一覧 

2011-05-31 00:00:00 | インポート

05/31



       今月の記事の一覧です。




      まるチャンの「何だ、これ!?」

05/01   (85) 可哀そうな蜜蜂さん




05/03   頭の体操 (76) 漢字クイズ 問題/解答




      まるチャンの「何だ、これ!?」

05/09   (86) 嘘ツキ村、行けた?

05/11   (87) 蜜蜂さんの飛んだ距離




05/13   頭の体操 (77) 漢字クイズ 問題/解答




     私の室内楽仲間たち

05/20   変ホ長調の夕靄

05/24   無骨さなら任せて…

05/25   61歳の試練




05/27   頭の体操 (78) 漢字クイズ 問題/解答




05/31   今月の記事 ~ 一覧





頭の体操 (78) 漢字クイズ 問題/解答

2011-05-27 00:00:00 | 頭の体操 漢字クイズ

05/27    頭の体操 (78) 漢字クイズ




        『これまでのカタカナ語句には、

        カタカナ部分のみ各回ごとに載っており、

         それぞれの記事に飛ぶことも出来ます。

   「古い記事 (トップ) → 新しい記事 (奥)」 の順に並んでいます。




      『頭の体操 漢字クイズ』 カテゴリーでは、

     『問題・解答』の全文が直接ご覧になれます。 こちらは

      「新しい記事 (トップ) 古い記事 (奥)」 の順です。





 03/03 ~ 04/08に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (21) に、登場した順に並んでいます。


 また、(A) ~ (U) に並んでいるのは、それぞれを漢字で
表記
しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?



(1) ヨタ    (2) コピペ    (3) アルカリイオン水    (4) メト

(5) ダブルキャスト     (6) マザー テレサ     (7) サリー

(8) マゼール   (9) ガリレオの地動説   (10) スポットライト

(11) ヘッドフォン   (12) ヘアピン カーブ   (13) ポリネシア語

(14) パイロット   (15) メーテルリンク   (16) 王女アムネリス

(17) ナイロン製  (18) シラクサの陥落  (19) ウィリアムズ姉妹

        (20) ヘルツ   (21) アンリ・ルソー

(A) 酔足  (B) 愛途  (C) 沙裏  (D) 減点  (E) 波色撮

(F) 増税隆  (G) 恋疲弊  (H) 万砂照曙  (I) 減度膚温

(J) 掘根幸互     (K) 無異論声     (L) 闇裏流嘘

(M) 酩酊居隣狗  (N) 屁空頻過危  (O) 酢補虎猪兎

     (P) 在仮庵夢粋    (Q) 負暑空棟裏住

   (R) 受入空蒸寿司米  (S) 姉等汲茶飲甘楽

  (T) 狩例追後問右折    (U) 絶牡牛悲鳴数頭




[解 き 方]


  ・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
   ものです。

  ・ 音読み訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点()、
   半濁点()、送り仮名を補ってください。

  ・  従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
   あります。

  ・  音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
   こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
    今回はケ所あります。

  ・ 口語的俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
   (例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。
    今回はありません。

  ・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
   (例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。
    今回はありません。

  ・ 人名漢字の中には、“”、”” ともに含まれている場合もあります。 
   姓に加えて "first name" をご自分で補ってください。
   (例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。
    今回はありません。

  ・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
    今回はケ所あります。

  ・  厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
   お見逃しくださいませ。



   解答
    ↓





以下、「03/03 頭の体操 (72) 漢字クイズ/解答」より




(1) ヨタ  (A) 酔足



 ギガ、テラなど、今やお馴染みになった大きな数字。 まさか
"酔った" (yotta) なんていうのがあるとは…。 漢字読みでは
"ジョ" だそうですが、これも見たことがありません。 その下の
"ガイ"、"ケイ" は、辛うじて知っていましたが。



 小学生の頃に不思議に思ったのが、数字の桁の区切り方。
まず教わったのが4桁ずつで、一万、一億…など、日本語に
合うものでした。 ところがそのうち、「3桁ごとに区切るように」
…と、先生が言い始めました。 なぜ?

 考えてみれば、私の小学生時代は戦後まだ間もない頃。
西欧の流儀が、どんどん流入し始めた時期だったんです。
「そうかー。 "1,000" 単位って、便利なこともあるんだ…。
最近になって、やっと解ったよ。」

 その点、私の尊敬するのが、ある "鳥さん" です。 名前に
もともと "千" の字があるのですから。



 "千鳥足" とはよく言ったもの。 さすがに "セン見の明" が
あります。




(2) コピペ  (G) 恋疲弊

 ご存じ、パソコンなどで「複写して貼り付ける」 (copy & paste)
ことです。 長文でも簡単に転載できるので、「盗作を煽り、罪の
意識も希薄だ」…なる指摘もあります。

 ところで、"恋疲弊" なる表記は私には無縁。 もともと "恋"
には縁が無いからです。

 でも、"誇秘屁" ならまかしといてください!




(3) アルカリイオン水  (P) 在仮庵夢粋



 仮庵 (かりほ、かりお、かりいお) は、仮に作ったいおり。 目的は
旅先などで、一時しのぎに供するものです。 中には私のウサギ
小屋よりも立派なものがありますが…。



   秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあらみ 
      わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ

 百人一首でも有名な、天智天皇の作ですが、こちらは農作業
のための粗末な小屋。



   夜も涼し 寝覚めの仮庵(かりほ) 手枕(たまくら)
      真袖も秋に 隔てなき風

   夜は憂し ねたくわが背子 果ては来ず
      なほざりにだに しばしとひませ

 こちらは兼好法師と頓阿の、恋のやり取り! と言っても安心
してください。 それは見せかけで、各句の先頭、末尾の音を
拾うと、以下のようになる "折句" として有名です。

   も涼 覚めの仮 
   袖も秋 だてなきか

   るは憂 たくわが背 ては来
   ほざりにだ ばしとひま

   「よねたまへ ぜにもほし」  「よねはなし せにずこし」
           ↓                ↓
      「米給へ 銭も欲し」     「米は無し 銭少し」



 そこで私たちもやってみました。

       母嬉し ラーメン来たな 弁当も
         次は遅いね 狸うどんが
                           maru

     そーしたら 冷麺だった 舐めてみたい
        ラーメン終って 母もう昼寝
                          まるチャン

 恋歌より食欲の私たちには、これ以上のものは出来ません…。




(4) メト  (B) 愛途

 "メトロポリタン" の意味は "首都の" ですね。 しかし画像
を見ると、大きな施設が眼を惹きます。 中でも特に有名なの
が、メトロポリタン美術館

 同じニューヨークでも、これと双璧を為すのがメトロポリタン
歌劇場
。 音楽ファンの間で "MET" と言ったら、これ以外は
指しません。

 さて、料金は…? → オペラ観劇チケット購入サイト

 これを "安い" と見るか、"高い" と見るか?

 いずれにせよ、私にはび出る金額です…。




(5) ダブルキャスト  (U) 絶牡牛悲鳴数頭

 一転して、こんな表記が出来てしまいました。

 取り残された、家畜さんたちや、ペットたち…。 そして、
為す術が無かった、畜産農家や飼い主の方々を思うとき、
「これ以上の悲劇は無い、もう繰り返さないでほしい。」
そう強く願うものです。

 悲鳴は、私たち自身の悲鳴です。




(6) マザー テレサ  (H) 万砂照曙

 以下は彼女の金言で、この場でも既出のものです。



 「大切なのは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、
どれだけ心をこめたかです。」

 …と言いながら、ご自身では立派に実行しておられるのが…、

「もし、貧しい人びとが飢え死にするとしたら、それは神がその人
たちを愛していないからではなく、あなたが、そして私が、その人
たちにパンを、服を、そして愛を、思いやりをあたえなかったから
なのです。」



 究極では、このどちらもまったく等しいものなのかもしれません。




(7) サリー  (C) 沙裏



 「私の白いサリーは、貧しい人のなかで私も貧しい人の一人だ
というしるし、私の身なりも生活も、病に倒れた人や、骨ばかりの
子供とひとつになるための糧。」

 「清貧の精神を保持することは、きわめて重要です。」



 インドのサリー (sari, saree) は、縫い合わせの無い、一枚布
を身にまとう衣装です。

 一部には、「染織や刺繍、ミラーワークなどの華麗で繊細な
手仕事の伝統は、地域色豊かなサリーの世界を作り出した」、
「インドから輸出された布は世界の人びとを魅了し、ファッション
革命を巻き起こした」…なる記述も見られます。 しかし、上記
の言葉を目にすると、考えさせられてしまいます。




(8) マゼール  (F) 増税隆

 「増税すればいい」、「料金を値上げすれば済む」…なる安易な
姿勢は、政治家や企業には禁物。 最後にツケを回される庶民
としては許せません。

 しかし、「出費は何でも反対!」ばかり唱えている政党が、一部
にあるのも事実。 この態度も、結局は庶民の負担を増やすこと
になるのでは?

 "政治ゲームの世界" の人間もいれば、一方で、これと一線を
画した "中立の学者や専門家" たちも。 新聞やテレビを目に
するたびに、「この人はどちらだろう?」と気になる最近です。




(9) ガリレオの地動説  (T) 狩例追後問右折

 「獲物の後を追ってつけ回し、交通違反に問う」…と読み、
以前からお読みくださっている方には、毎度おなじみの記事
です。

 "違反" とされる内容に納得できず、良心にやましい所が
無ければ、自分の説は曲げたくないもの。 ガリレオの次元
とは、あまりにも格が違いすぎますが…。




以下、「03/11 『ハ長調のスポットライト』」より




(10) スポットライト  (O) 酢補虎猪兎



 「がからだにいい」と聞いた、動物さんたち。 厳しい気候
を乗り切ろうと、さっそく補給し始めました。

 私同様、字をたくさん読んで理解するのが苦手な方は、画像
でどうぞ。



 「高血圧には黒酢がいい」と聞いた私は、さっそく試したこと
があります。 でも、半年飲み続けても効果はゼロ。

 ちゃんと書いてありました、「効き目には個人差があります。」
はいはい…。

 その後も家で測定を続け、やはり気になったので受診した
ところ、医師からお褒めの言葉をいただいてしまいました。
「これは立派な高血圧です!」

 以来、毎朝1錠の常備薬を欠かせなくなりました。



 「やっと病人の仲間になったな。 **は病気をしないと聞いて
いたが…」とは、口の悪い友人のセリフ。

 なんだよ! 自分は何種類も服んでるクセして…。




以下、「03/15 頭の体操 (73) 漢字クイズ/解答」より




(11) ヘッドフォン  (I) 減度膚温

 低体温は、極端な場合、死に繫がります。 また、「日頃から
改善の努力が大切だ」…とも言われます。

 私の場合は、他人にそんなお説教をするどころではありません。
演奏中に楽譜を読むスピードが、落ちないように頑張らねば…!
そう、まさに "減読符音" の状態なんです。

 自分にますます腹が立つと、だんだん "経怒不穏" になります。




(12) ヘアピン カーブ  (N) 屁空頻過危

 いわゆる、九十九 (つづら) (おり、おれ)。 180°カーヴの連続で、
こちらは本当に危険! 山道などは、運転していて、一瞬たりとも
気が休まりません。 時には緊張のあまり胃が張って、それで…。

 止めましょうね…。 次、行きます。




(13) ポリネシア語  (J) 掘根幸互



 夫婦やカップルの相性で大事なのが、話の噛み合い。
特に、一方が "根掘り葉掘り" 尋ねる場合は心配です。

 相手方が、何でも話したがる性格ならいいのですが、
もし違うと悲劇に…。 「そんな事まで、一々話す必要、
無いんじゃない…?」

 確かに。 家族の間でも、話題にしない方がいい事
だってあります。 「見て見ぬふりをする」のでは、決して
なくて。 特に親子の間では、互いを尊重して距離を置く
必要があるような気がします。



 でも、相手が何でも訊いてくるのは、自分に対する関心の
表れなのかも。 "詮索好きな" は "nosy" と言うそうですが、
これには同時に "お節介な" の意味もあります。 相手に
「何かしてあげたい」ゆえに、尋ねる場合もありますから。

 私の場合、相手方は、そばにいる (つもりの) まるチャン。
「あの子がもし居れば、きっとこんなだろうな…」なる空想の
もとに成り立っているのが、実にこのブログです。 これって
異常かもね、すみません…。

 でも、いつもクンクン、嗅ぎまわる (nosy) のが好きでした
から。 真っ直ぐに、私の目を見つめられると、こちらは
堪らなくなるんです…。

 きっと今でも、「maru の弾く Violin は noisy だからなー、
ワン!」…って言うに決まってます。

 "詮索好き" ではない貴方に、大変長々と失礼しました…。




(14) パイロット  (E) 波色撮



 航空機の操縦士を指すのが、今日では一般的。 でも
上記のサイトを見ると、水先(案内)人とありますね。

 「多数の船舶が行き交う港や海峡、内海において、それら
の環境に精通することが困難な外航船や内航船の船長を
補助し…。」

 いわゆる、"現地情報" に精通している案内人で、単なる
"ガイド" 以上に厳密な資格が問われるようです。



 そこで、"pilot" の色々な用法を集めてみました。



 操縦する、操船するは、後に "a jet"、"a plane"、"a boat"、
"a vessel" などが来ますが、"pilot a horse" (馬を操る) も。

 「亭主を操る」は、何て言うんだろう…?

 "Piloted spaceship" (有人宇宙船)、"pilotless bomber"
(無人爆撃機)、"pilotless ignition" (種火を用いない点火
方式)。



 ちょっとニュアンスが変わって来ましたね。 "Pilot" には、
「試しの、試しに行う」の意味もあるようです。

 "Pilot well" (井戸、油井などの試掘井)、"pilot tunnels"
(先進トンネル)、"pilot drift", "pilot heading" (先進導坑)、
"pilot drill" (先進ドリル)。

 "Pilot study" (予備実験)、"pilot test" (パイロットテスト、
事前調査)、"pilot unit" (試作機)、"pilot projects" (試行
プロジェクト)、"pilot enterprise" (実験企業)。



 おなじみの "pilot lamp", "pilotlamp" は、強いて訳せば
"指示灯"。 北極星は "pilot star" (目印星) の代表格。
ついでに "pilot number" は、電話などの "代表番号" です。

 政治の世界では "pilot a bill through" (議案をうまく通す)。



 お終いに、いつもこれを読んでくださる貴方は、"pilotless
reader" (読者は暗中模索)。 話がどちらへ転ぶか解らない
のに、辛抱強くお読みいただき、本当にありがとうございます。




(15) メーテルリンク  (M) 酩酊居隣狗

 これ、「酩酊している犬が隣りに居る」と読みます。

 でも、「酩酊している隣には犬が居る」とも読めますね。
困ったな…。

 さて、貴方の解釈はどっち??




(16) 王女アムネリス  (Q) 負暑空棟裏住



 こちらは仮庵ならぬ王宮に住む、エジプト王女。 アイーダ
の恋敵でもあります。

 しかし、演じるのは難しいだろうな…。 この役が決まるか
どうかで、歌劇全体の緊迫度が左右されるのではないでしょう
か? 女性オペラ歌手とは縁遠い私にも、非常に興味のある
役柄です。



 それはそうと、電力不足が予想される、この夏。 どうやって
乗り切ろうかな。 せっかく (やっと) エアコン、買ったばかり
だというのに、昨年…。 しょうがないから、裏庭に仮庵でも
建てようか…。

 でも、「裏ニワニワニワニワとりが…」飼えるだけのスペース
しか無いからな…。



 悪夢寝理子は、安眠できたのかな? 暑いエジプトで…。

 ピラミッドの中なら涼しいだろうな…。




以下、「04/08 頭の体操 (74) 漢字クイズ/解答」より




(17) ナイロン製  (K) 無異論声

 弦楽器を弾かれる方はよくご存知と思いますが、"弦" の材質
について。

 昔はガット、つまり "腸" でした。 羊さんの。 それに金属を
巻いたものや、芯線自体が steel (鋼鉄) 製のものが出来て、
今日に至ります。

 最近は化学繊維で出来た "弦" が主流になっています。 厳密
には "ナイロン" とは異なり、"ぺルロン"、"シンセティック コア"
などと呼ばれています。 ガットのように柔らかい音がしますが、
芯線が?きだしにならぬよう、さらに色々な金属を巻いてあるの
が普通です。 ニッケル、クロム、アルミ、銀、タングステン…。

 また steel 線は、「メッキするだけでも音が変わる…」というので、
金メッキ線もあります。

 音に金メッキでもしたい私でした。 "無異論声" だよね?




(18) シラクサの陥落  (S) 姉等汲茶飲甘楽

 シラクサは現在イタリアに位置していますが、かのアルキメデス
が生まれ、またローマ軍の兵士によって殺害されてしまった地と
して有名です。

 "歩肌理出素の原理" が閃いたときには、歩かずに、喜びの
あまり、裸で踊り帰ったと言われます。

 "ある金メッキです" じゃ、ないよ…? ワ~ン…。




(19) ウィリアムズ姉妹  (R) 受入空蒸寿司米

 お寿司に欠かせないシャリ。 言わずと知れた酢飯です。

 この酢の他に欠かせないのが、白砂糖と塩。 一応の基準
はあるものの、その配合の割合や調合の過程は、お店の秘伝
によって異なるとか。

 あるご家庭で、昔、手巻き寿司をご馳走になったのを思い
出します。 カルテットの練習が午前中にあるたびごとに、
決まって用意されたものでした。 おいしく炊いたご飯に、
彩り豊かな具の数々。 それにパリパリの海苔を巻いて…!

 そう言えば、この数か月、お寿司とご無沙汰している私
でした…。 お寿司、食べたいよう! ワン!




(20) ヘルツ  (D) 減点

 一頃は 440サイクル、594、666キロサイクルなどと呼ばれ
ていた、音の振動数や、電波の周波数の単位です。 物理
学者のハインリヒ・ヘルツに因んでいます。 記号は "Hz"。

 我が国での公式表記、"減点" は、演奏者が音程を外す
たびに、「外れた Hz数に応じて減点される」という、ゲン密
な基準から来ています。

 持ち点は 10,000点。 外すのが高音であればあるほど、
減点の度合いは大きくなります。 さあ、それでは一緒に
競争しましょう。 ヨーイ、ドン!

 …、あ、もう零点になっちゃった…。




(21) アンリ・ルソー  (L) 闇裏流嘘



 ルソー (Rousseau) は苗字としてそれほど珍しいものでは
なく、ジャン=ジャック・ルソーを始め、他にも様々な有名人
がいます。

 それに、人間だけではありません。 競走馬 (Luso) まで!

 嘘じゃないよー。 ほら、もう一度よく見てね…? イギリスの
お馬さんなんだって!




 お疲れ様でした!




61歳の試練

2011-05-25 00:00:00 | 私の室内楽仲間たち

05/25 私の音楽仲間 (267) ~ 私の室内楽仲間たち (241)



               61歳の試練



         これまでの 『私の室内楽仲間たち』



             『ラズモーフスキィ』第

                   素通りする音
                  音楽すきィ伯爵
                   誰が縁結び?
                   厳しさと重圧
                    涙する長調
                 無骨さなら任せて…
                   61歳の試練
                    半拍の差
                    読者も踊る
                 忠ならんと欲すれば
                   ここにもロシア
                 悲しみよ こんにちは
              ロシアと張り合う Beethoven
                音の濃淡とアンサンブル
                   謎の美女 出現
                規律違反の癒し?
                  美女の素姓?
                  喪服の美女





       [音源ページ ]  [音源ページ




 ご存じのとおり、ラズモーフスキィ伯爵はロシア帝国の
大使。 ヴィーンに駐在し、政治家として実績を上げた
だけでなく、美術、音楽など、芸術の保護者として、大変
功績が大きかった人物です。

 そのイメージからすると、いかめしい、辣腕の人間像を、
私などは想像してしまいます。 しかし [Wikipedia]に
見られるこの肖像画からは、むしろ柔和な印象を受けま
せんか。 その眼差しは、虚ろと言わないまでも、どこか
寂しげにさえ見えます。



      



 これは市の美術史博物館に収蔵されているものだそう
です。 伯爵は以後、終生ヴィーンに住み続けたと伝えら
れますが、この肖像はいつの年代のものなのでしょうか?
残念ながら、私の手元の資料からは不明ですが、とても
気になるのです。

 どなたかご存知の方がおられたら、ぜひご教示くださる
よう、お願いいたします。



 こちらの画像の方が、ずっと元気に見えます。



  




 今回ご紹介するのは、Mad about Beethoven
(『Beethoven に首ったけ』) というサイトです。

 その中のBeethoven's Patrons というページ
には、興味深い一節がありました。 以下は、すべて
そのページからの転載です。

 原文 (英語) は、このページ末にあります。



 なお、以前ご紹介した [Andrey Razumovsky]にも、
一部同様の記述があります。




 Beethoven との関連もあって、今日その名が広く伝え
られている、ラズモーフスキィ伯爵。 余生をヴィーンで
送った、その心境は、おそらく凡人の察する域を超える
ものだったのではないでしょうか。



 ラズモーフスキィ家には、"アンドリー・ロズモーヴ
シクィイ
" の名で記載があります。

 また、「オーストリア・ロズモーヴシクィイ家の流れは
現在に至るまで絶えておらず、ロズモーヴシクィイの姓
を名乗る数人はオーストリアの美術・芸術界において
活躍している。」とも記述されています。




      ラズモーフスキィ王子 (1752 - 1836)



 ロシアの駐ヴィーン大使で、芸術の保護者としても、大きな
役割を果たしました。

 1806年、Beethoven に作曲を依頼した3曲の弦楽四重奏
曲は、今日ラズモーフスキィ四重奏曲 作品59 として知られ
ています。

 3曲のうち2曲に、Beethoven はロシアの主題を取り入れ、
この庇護者を喜ばせました。 第1番と第2番です。



 ラズモーフスキィは巨額の金を投じて、新たに豪華な大使館
を建設しました。 すべて自費です。 場所は市の城壁の外で、
ドナウ河を見下ろす高台でした。



 1814年を迎える大晦日に、彼は皇帝アレクサンドルを
主賓として招き、きらびやかな舞踏会を開催します。

 これはヴィーン会議が成功裏に終わったのを祝うためで、
ラズモーフスキィ伯爵はこの功績により、王子に昇格する
ことになります。 これに先立って連合国は、ナポレオンを
ライプツィヒの戦いで敗退させていました。 舞踏会には
Beethoven も招かれましたが、出席はしていません。



 ラズモーフスキィは賓客全員を収容するため、臨時に施設を
建設し、隣接する宮殿本館から、暖房用の熱風を通す配管を
引き込んでいました。

 客がすべていなくなった深夜になって、この配管から火災が
発生し、火はまたたく間に宮殿本館に燃え移りました。

 ラズモーフスキィ自身も、延焼を食い止めようと作業に加わり
ましたが、ほとんど為す術がありませんでした。 宮殿の部屋
は多数が壊滅し、同時に、ラズモーフスキィが収集した古典、
新古典派の彫刻作品も、多くが破壊されてしまいます。

 火災と戦っているうちに、ラズモーフスキィは視力を損ない
ました。 さらに重大なことに、彼は精神を患ってしまったの
です。 暁の薄明かりのもと、かつて豪華な宮殿のあった
廃墟を、彷徨い歩く彼の姿が見られました。



 彼は隠遁して、そのままヴィーンに住み続けます。 その
同じ場所には、今日も子孫が住んでおられます。 宮殿は
まだ建っていますが、かつての壮大な庭園は雑草に覆われ、
威容も失せ果てています。 1990年代後半には、国際海洋
研究所の本部となりましたが、宮殿は売りに出される寸前の
状態でした。



 この稿の執筆以来、私はラズモーフスキィ王子の直系の
子孫、グレゴール・ラズモーフスキィ氏の知遇を得ました。
すると氏は、驚くべき情報を提供してくれたのです。

 宮殿が火災に遭うと、アレクサンドル皇帝は「宮殿の再建
に尽力する」と口にしましたが、その約束は守られなかった
とか。 皇帝は実は、彼に強い憎しみを抱いており、「自分の
パーヴェル皇帝の暗殺に、消極的ながら関与した」として、
ラズモーフスキィ王子に疑いの目を向けていたからです。



 この情報の提供に対して、ラズモーフスキィ氏に深い感謝
を捧げるものです。
                           (拙訳)



        関連記事 師に誘われた人生の旅




 なお、古山和男著 『秘密諜報員ベートーヴェン』 には、
以下の記述があります。




 「1814年、ベートーヴェンの後援者でロシアの外交官である
ラズモフスキーのウィーンの居館は猛火に包まれ、廃墟に
なった。 そのうえ本人も、スウェーデンのグスタフⅢ世暗殺
(1792年) と、ロシアのパーヴェルⅠ世の暗殺 (1801年) に
関わった嫌疑で爵位を剥奪され、家名は断絶した。」

  (167~168ページ)




 (ウィーン会議後) 「ウィーンでは、検閲と密告による言論の
取り締まりが特に厳しく、秘密警察による諜報、謀略、拉致、
暗殺までもが横行した。」

 「自由主義者サロンの女主人であったエルデーディは、
ウィーンを追われ、国外を転々とした。 (中略) 本人も
犯罪の関与を追及された。 この時期の彼女の不幸は、
ラズモフスキーが10年以上前の暗殺の嫌疑を受けた
のと同様、秘密警察の謀略が疑われている。」

  (179ページ)




 Mad about Beethovenの、Beethoven's Patrons

から、以下は原文をそのまま転載したものです。




 Prince Razumovsky (1752 - 1836)

 Prince Razumovsky was Russian ambassador in Vienna, as well as great patron of the arts.

 In 1806 he commissioned three String Quartets from Beethoven, known today as the Razumovsky Quartets, Opus 59.

 In two of the three, numbers one and two, Beethoven incorporated Russian themes to please his patron.

 Razumovsky spent a vast amount of money ? all from his own pocket ? on building a sumptuous new embassy outside the city wall on a rise overlooking the Danube.

 On New Year's Eve 1814 he held a glittering ball there with Tsar Alexander as guest of honour.

 This was to celebrate the successful conclusion of the Congress of Vienna ? for which the then Count Razumovsky was elevated to Prince ? following the allies’ defeat of Napoleon at the Battle of Leipzig. Beethoven, who was certainly invited, did not attend.

 To accommodate all the guests, Razumovsky had had a temporary extension built onto the palace, heated from the main building by a flue.

 Some time in the early hours of the morning - after all the guests had left - a fire started in the flue. It rapidly spread to the main house.

 Razumovsky joined the efforts to stop the flames spreading. But little could be done. Many rooms in the palace were destroyed, along with the many classical and neo-classical sculptures Razumovsky had collected.

 In fighting the fire Razumovsky's sight was damaged. More significantly his spirit was broken. He was found in the dim light of dawn wandering among the ruins of his once-splendid palace.

 He continued to live in Vienna - in seclusion. His descendants live there today. His palace still stands, its once magnificent gardens overgrown and its grandeur faded. In the late 1990's it was the headquarters of the International Oceanographic Institute, which was about to put it up for sale.

 Since writing this page, I have been contacted by Prince Razumovsky’s direct descendant, Gregor Razumovsky, who has provided me with the fascinating and intriguing information that after the palace fire, Tsar Alexander promised to contribute to the reconstruction of the palace. But he never kept his word since he had a strong hatred of Prince Razumovsky, suspecting him of having passively supporting the murder of his father, Tsar Paul. I am most grateful to Herr Razumovsky for providing me with this information.



無骨さなら任せて…

2011-05-24 00:00:00 | 私の室内楽仲間たち

05/24 私の音楽仲間 (266) ~ 私の室内楽仲間たち (240)



             無骨さなら任せて…



         これまでの 『私の室内楽仲間たち』



             『ラズモーフスキィ』第

                   素通りする音
                  音楽すきィ伯爵
                   誰が縁結び?
                   厳しさと重圧
                    涙する長調
                 無骨さなら任せて…
                   61歳の試練
                    半拍の差
                    読者も踊る
                 忠ならんと欲すれば
                   ここにもロシア
                 悲しみよ こんにちは
              ロシアと張り合う Beethoven
                音の濃淡とアンサンブル
                   謎の美女 出現
                規律違反の癒し?
                  美女の素姓?
                  喪服の美女





       [音源ページ ]  [音源ページ




 "ラズモーフスキィ" の名で親しまれている作品59 の、3曲の
弦楽四重奏曲。 Beethoven の中期の傑作とされる名曲です。



 その第1番ヘ長調は、40分を超える、長大な作品。
これに挑戦したのが、今回の私たち。

 メンバーは、Violin が私、I.さん。 Viola が T.M.さん
チェロは Si.さんです。




 I.さんは、この場では普段 Viola で登場しておられます
が、メンバーの体調不良のため、急遽代役で Violin を
引き受けてくれました。



 前回の変ホ長調の夕靄では、"お団子の I.さん" など
と書いてしまいましたが、実は大変な才人。 いつも冗談
ばかり口にしておられますが、実は、「生真面目な性格を
カムフラージュするためではないか…?」

 私は、いつもそう感じ、尊敬しています。



 ひょっとして Beethoven も、I.さんのような人だったのか
な…? 私などは、勝手にそう思っています。




 この曲の第Ⅱ楽章は、3/8拍子。 "Allegretto vivace
e sempre scherzando" と指定されています。

 直訳すると、「快速気味で活発に、常にふざけて」。
私なりに意訳すれば、「速過ぎずに生き生きと、終始
おどけて」…といったところでしょうか。



 ところが、大変これが難しい…。 軽やかでありながら、
テンポが速過ぎてはいけないからです。

 もしそうなれば、聴き手が何かを感じる前に、音楽は
目前を素通りしてしまい、心には何も残らないからです。

 残るのはただ、鮮やかな演奏者の技術だけ。 聴き手
の意識は、作曲者の心中にまで及びません。




 この楽章で大変重要なのが、短い音の連続で、音符
で言えば、16分音符、8分音符でしょう。 弦楽器では、
"弾く" よりは "叩き気味" に演奏しなければなりません。

 これを慎重、大切、丁寧に演奏しすぎると、軽妙さは
表現できないからです。 音は長く、時には鈍重になり
がちで、この楽章には相応しくありません。

 かと言って、ただ乱暴に叩けば、音はどうしても大きく
なり、また雑音の要素も増えてしまいます。 弦楽器の
奏法上の、究極の課題の一つです。




 さて、これには私も常に取り組んでいるのですが、この
日も余りうまく行きません。 愛好家の方々とご一緒し、
お手本を示さねばならないのに、出るのは雑音ばかり。

 かと言って、「美しい音を! 慎重に!」…などと心がける
だけでは、作品の目指す精神とは、ほど遠いものになって
しまいます。




 私は、いつも録音を録っていますが、それを聴いてみると、
皆さんの弾き方が、徐々に変わって来ているのが判ります。

 "弾き気味" から "叩き気味" へと…! 

 口では一言も、「そうしましょう」…などと、頼んでいないの
ですが…。 これは責任重大…!



 そう思って力めば力むほど、結果は思わしくなくなる…。



 
 ちなみに、この4人は全員が男性。 それに、考えてみれば、
どなたも私より年長の方々なのです。

 私の若年の頃をご存じの、チェロの Si. さんまでおられます。



 この大傑作に対する、私たち4人の挑戦。 無骨な表現に
かけては、引けを取りませんよ!

 繊細さの点では及びませんが。

 Beethoven さん、赦してね…?



 さて、ラズモーフスキィさんについては、これまでも再三
触れてきましたが、こちらはどんな方だったのでしょうか?




         第Ⅱ楽章後半の演奏例

        最初の音量が大き過ぎることがあります




変ホ長調の夕靄

2011-05-20 00:00:00 | 私の室内楽仲間たち

05/20 私の音楽仲間 (265) ~ 私の室内楽仲間たち (239)



              変ホ長調の夕靄




         これまでの 『私の室内楽仲間たち』




       [音源ページ ]  [音源ページ




 Mozart には、"ハイドン セット" の名称で親しまれて
いる、6曲の弦楽四重奏曲があります。

 中でも取り分け名高いのが、ニ短調 K421。 その他、
』、『』、『不協和音』という、ニックネーム付きの
名曲もあります。



 これらの陰に隠れてしまった感のあるのが、変ホ長調
K428
。 確かに、一般受けするような華やかな印象は
ありません。



 この曲を特に好んでおられるのが、私たちのお世話係、
Sa.さんです。 しかし、あいにくこの日は、別室で他の曲
を担当しておられます。




 今回のメンバーは、Violin が私、I.さん、Viola H.さん、
チェロはSu.さんです。



 I.さんは、いつも Viola奏者としてこの場に登場しています。
"Violin のI.さん" と聞いた私は、てっきり別の、初対面の方だ
とばかり思っていました。 ところが現れたのは、いつもの I.さん。

 そう言えば、I.さんは声楽の先生。 また別の場では、指揮者
としても活躍しておられる、多才な方でした。

 さらには、地元の名産品、お団子を毎回持参して来られ、合間
の休憩にご馳走してくださる、多彩な方でもあります。 「花より
団子」の私としては、今回も大歓迎の I.さんです。



 H.さんとは、本当に初めてご一緒します。 弾き方は堅実ですし、
アンサンブルの経験も、かなり長い…、そうお見受けしました。

 しかしそれとは反対に、態度は物静かで謙虚。 貴重な方です。



 そして、こちらも私にとって貴重なのが Su.さん。 この場に私を
紹介してくれた、縁結びの神でもあります。

 その他の意味でも、大変 "貴重" なのです。 でも説明している
と長くなり過ぎるので、また別の機会に…。

 ご本人は "腐れ縁" と言っているようなのですが…。




 第楽章は、オクターヴで跳躍する二つの音で始まります。
Mi♭ から、上の Mi♭へ。 なだらかに。



 これが反対に下降オクターヴとなって登場するのが、
楽章 MENUETTO の冒頭です。



 第楽章は "Andante con moto" と書かれた 6/8拍子。
3つの8分音符の動きが特徴的です。 "ドミソ、シレソ"…。
(変イ長調なので、正確には La♭ Do Mi♭、Sol Si♭ Mi♭ ですが。)

 4度、5度の跳躍も重要で、5小節フレーズが多いのも
異例です。



 第楽章は、Si♭ Sol↑Mi♭ Do↓La♭ Fa …と、
下降する3度の主題で始まります。 この6つの音は、
また「全体が3度の音程から成っている」と言うことも
出来ます。




 「変ホ長調荘重で、落ち着いた響き」だと、よく言われます。
そう聞こえる理由は色々あるでしょうが、

第3音の Sol が、低い音域の弦に当たる (Violin、Viola、チェロ)

② A?、E? などの高音開放弦が音階の中に無く、ほとんど使われ
ない
ので華やかさに欠ける、…

の二点が原因として大きいように思います。 自分が弦楽器奏者
なので、そう感じるのかもしれませんが。



 またこの曲では、Vn.Ⅰが低音域で用いられることが、大変多い
のです。

 高音域はそれほど使われませんが、唯一の例外は、第Ⅰ楽章。
第Ⅰ主題が最後に登場した後の、高いSi♭の音。 それだけに、
ここは特に伸びやかに演奏したいところです。




 そんな落ち着いた響きの、この曲をお好きなのが Sa.さん。
今回は別の部屋で弾いておられます。

 ご自分の好きな曲であっても、割り振りは公平、客観的で
なくてはならない、お世話係さん。 また別の機会にこの曲
で、ぜひご一緒したいものです。




         第Ⅳ楽章冒頭の演奏例

        最初の音量が大き過ぎることがあります







 譜例中の、赤い部分は?

 関連記事 『無視される スラー スタカート』に記載があります。




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