大阪府が受動喫煙防止条例案を公表 パブリックコメントも同時に募集
◆神奈川県、兵庫県に引き続き大阪府でも受動喫煙防止条例制定に向けた動きが顕在化してきた。府は受動喫煙防止条例案を公表。公共性の高い施設については全面禁煙とし、飲食店についてはガイドラインにより受動喫煙防止対策を推進するとしている。府の担当者によると「将来的には全面禁煙の方向で検討する」とのこと。この内容について意見を問う、パブリックコメントの募集も併せて実施している。
◆大阪府は2013年1月8日に、受動喫煙防止条例案を公表するとともに、条例案に対するパブリックコメントを同年2月6日まで募集すると発表した。発表された条例案によると、学校、医療機関、官公庁といった公共性の高い施設（第1分類）については、建物内の全面禁煙を法的義務とし、敷地内の全面禁煙を努力義務としている。飲食店に関しては、現時点で法的義務や制限は設けず「ガイドラインに基づく受動喫煙防止対策を推進する施設」としている。大阪府の担当者によると「ガイドラインは他府県の例を参考にしつつ、現在作成中」とのことで、内容は明らかにされていない。