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よくもわるくもユニクロの服を買うことが多い私です。定番の服としてしっかりしているし、かゆいところに手が届いている服と感じているからです。気がつくと今日着ている服はパンツからシャツ、靴下からズボンまでユニクロ尽くしということもあります。若い子からオシャレですねと極たまに言われることがあるのですが、ユニクロだよというと、えっ!そうなんですか?と驚くこともあります。それだけユニクロの服は大量販売されているものの洗練された要素も持っているということでしょう。そのユニクロの店舗はあらゆる所に見ることができます。まるで服のコンビニのようにです。あっという間に急成長しすっかり庶民のライフスタイルに組み込まれているユニクロ、その創業者である柳井正さんの本を読みました。柳井さんの書いていることは、何にもまして<あたりまえのこと>が書かれていると思いました。そしてこの単純な<あたりまえのこと>こそが何よりも難しいのだとあらためて感じるのでした。なぜなら成功者である人が言っていることはシンプルなのに、誰もが成功者になれないからです。<あたりまえのこと>は難しいことなのだと考えると自分は自分自身を過大評価する傾向があるということをイメージするならば、いかに自分は<あたりまえのこと>をできていないということを考えないわけにはいかない。偉大な経営者の一人である稲盛和夫さんの本を読んだ時もそう思いました。2人の言っていることは共通点も多い。成功の法則はいたってシンプルなのだと肝に命じる必要があるのだろう。ということで今日はいつもの?語録、柳井さんの本からの引用を下記に書きました。
■自分自身を変えていき、どうやって成長していくかを真剣に考える。ほんとうに成長を考えて、準備をしている人間にしか未来はやってこない。自分で取りに行く人にしか成功の果実は手に入らないのです。
■危機感を持って、細部まで点検していないと、会社なんて、すぐにつぶれてしまう。
■現状の問題点をすべて書き出す。解決できることに関しては、解決までの工程表を作り、スケジュールを守って、作業に着手する。一方で、解決できないような個人的な悩み、過ぎ去った失敗だが、気にかかっていることもちゃんと書き出す。そして、自分なりに、悩みの正体を見つめる。書いていくと、問題点の場合は解決法が浮かんでくる。
■毎日、少しずつ前進していけば、いつか成果を収めることはできる。
■最終的な目標を明示して、その実現のための方法を規定し、組織全体で実行していくことが「ほんとうの経営」
■これまでに売れた商品の共通点…言えることはふたつ。これまでにはなかったもの、また、あったとしても、性質、価格が高くて一般の人の手には届かなかったものがヒットに結びつく。…もうひとつは売る側が信じて売っている商品だ。「これを買ってください。これは絶対にいいものです」そう断言できるものは売れる。
■仕事相手としてこういう人が良いと思ったのは、当たり前のようだが、「信用できる人」だった。期限を守らない人、何事にもルーズな人とは一緒に仕事をしたくない。
■とにかくお客様のほうを向いて、意見を聞き、取り入れていくこと。
■与えられたものはホンモのではない。自分で取りに行こうと思って、取った人だけが知識や知恵を獲得することができる。
■わかるとは身に沁みることです。自分で体験して、これが減量原則なんだと実感しない限り、その後の行動指針にはならない。私は失敗を「知った」のでなく、失敗を「わかった」ことはよかったと思っている。大事なのは一度、失敗してもまた次の成功を目指すことだ。成功者とは失敗を重ね、それでいて楽観的に前進していく人のことだ。
■目の前に広い道路が整備されていて、そこを歩いて行けることなんかありえない。どれほど厳しい状況でも、「なにくそ」と思って、道を歩いていくしかない。
■人を動かすには、何十回、何百回、あるいは何千回と言い続ける必要がある。そして、言うだけでは足りない。脅かして、すかして、ほめて、あの手この手を使い、全身全霊で説得する。そのとき大事なのは、あなたを認めている、という姿勢を部下にちゃんと示して、伝えることだ。
■人間は往々にして、人の粗は見えるし、自分の悪いところは目に入ってこない
■もっとも自己変革するべきは組織のトップである経営者だろう。…経営者は待ったなしで意識改革するべきだ。
■もっとも大事なことは「問題を自ら発見していく」ことだ。それが、サラリーマンと経営者の違い
■いちばん上にいる者こそ働かねばならない。
■資本主義の世の中で「成長しない」会社というのはあり得ない。だから、ビジネスチャンスがなくなり、顧客がいなくなった会社は解散するしかない。
※以上、「柳井正の希望を持とう」柳井正(朝日新書)から引用
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柳井正の希望を持とう (朝日新書) |
柳井 正 | |
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