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南信州のりもの倶楽部♪

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原因不明が一番厄介

2015年06月11日 16時32分39秒 | 輸入横型エンジン編


山ちゃんが使ってるカブに積んである遠心クラッチの中華110ccエンジン。
昔に初期オーバーホールしたんだけど、
異音が出だしてしまったらしく、
軽く開けてみたんだけど原因がサッパリ分からないから、
結局はケースまで割ってフルオーバーホールになってしまった。

で、昨日の芯出ししたクランクがこのエンジンのなんだけど、
ミッションのカウンターシャフト、
スラスト方向のガタが何も無かった以外はとくに変わった所はなく、
シムの厚さだけ変更して腰下は1時間で組み終わった。

組んだ感じだとケース内から異音は出てなかったみたいで、
じゃぁどこからかと言われても分からないんだけど…
原因が分からないってのが一番困るんだよなぁ。

次は腰上なんだけどヘッドのポートが大きく、
金属パテで埋めるつもりだったんだけど、
ウチに転がっていた中華のビッグフィンヘッドのポートは良い感じだったから、
そっちに交換する事にした。









ちなみに右が交換するビッグフィンヘッド。

燃焼室形状やバルブの径は全く同じなんだけど、
中華110ccのヘッドと致命的な違いがある。








中華110ccは短いカムが使われているんだけど、
ビッグフィンヘッドは中華125ccのカムがポンで入る。
つまりカムはそんなに選べないんだけどハイカム化が可能で、
ロンシン125cc用のハイカムが入ればじゅうぶんだよ。

バルブの傘はこっちの方が小さいからバルブを削らなくて済むんだが、
そんなにパワーいらんって事でノーマルカムを使う。









ポートの大きさはビッグフィンヘッドの方が狭いから、
無駄に広いヘッドよりは扱いやすいエンジンになるかな。









こっちのヘッドには細かい部品が入ってなかったから、
中華110ccから外して使う事になる。

つまりヘッドもオーバーホールするから、
バルブは磨いて摺り合わせをして、
カーボンも全て落として組み付ける。

しかし前も紹介したけどコッターのインストーラーはヤッパり良いね。
リテーナーにコッターを入れて押すだけで終わりだから、
バルブスプリングコンプレッサーには戻れんね。









そんな訳でヘッドほ完成。

一応デコンプは付いてるんだけど使わないし、
ヘッド換えてもパワーは上がったりしないんだけど、
見た目だけは少し変わったかな?

とりあえず明日には完成しそうだから、
早く終わらせてコンプリートエンジンを組みたいんだけど、
ただいまハイカム待ちだから何も進まん。

新しいエンジンとか試したいパーツは山ほどあるんだけど、
まさか時間作るのに困るとは思わなかったなぁ…





コメント (3)
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