マサさんの「つれづれ日記」

松田昌のエレクトーン、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)よもやま話

Matsuda Masa

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ホースでぞうさん

2009年08月19日 21時59分14秒 | 日記

ボクのピアニカを使った小ネタに「ホースでぞうさん」というのがある。

ピアニカのホースだけをくわえて下に垂らし、
思い切り強く吹くと、

ホースの先(楽器本体との接合部分)が直角に曲がっているので、
その反対方向にホースが動く。
ジェット機やロケットと同じ原理だ。

強く吹くと、頭まで上がる。

まるで、象が自分の鼻を頭に上げているように見えるから、
「ホースでぞうさん」と名付けた(笑)。

小学校公演のときは、この芸で子どもの心を鷲づかみに出来る。

旭山動物園で、鼻を持ち上げている象に向かって、
この芸を披露したこともある。

ただし、この小ネタは、ヤマハの製品しかできない。
スズキ・メロディオンのホースは、
先が、ストレートだから、強く吹いても息は真下に下りるだけで、
ビクともしない。

旭川の親子劇場コンサートの時、
ピアニカ隊でスズキ・メロディオンを使っていたA君は、
素晴らしい工夫をしてくれた。

何と、ホースの先をオデコにつけて力強く吸って、
その吸引力でオデコに固定していた。
「マサさん!出来たよ~~~!」
と、得意そうだった。

子どもの工夫とアイディアとイマジネーションは凄いと感激した。

* * * * * * * *

驚くなかれ!昨日、
メロディオンでの「ホースでぞうさん」の第2案がボクに届いた。

音楽グルメの会の夏期勉強会に参加してくださった先生からいただいたメール。

先生が家に帰られて、ボクの「ホースでぞうさん」や「頭でぞうさん」の話を
小学校5年生のお嬢さんになさったらしい。

お嬢さんは、何とか自分のメロディオンで「ホースでぞうさん」が出来ないか?
と工夫なさったらしい。

そして発見なさったのが写真の方法。
ストレートなホースの先を、ガムテープで直角にとめて吹く!

大人は、こういう答えに、たどり着かない。
この柔軟な発想と、考え方、工夫する楽しみを、
ぜひ、大人になっても大事にして欲しいと思います。

ありがとうございました~。








音楽グルメの会 夏期教育講座~1~

2009年08月19日 01時55分18秒 | 日記

大阪の国際会議場で朝10時~12時半、午後は2時~4時半、
合計5時間の鍵盤ハーモニカ研修会。

こんなに長い研修は初めて。

ボクはかなり集中して、100%で研修をするタイプだから、
5時間も、もつかどうか心配だったが、
みなさんのおかげでとても楽しくできました。

「鍵ハモとの出会い」、「鍵ハモへの想い」などを語らせていただき、

ソロの演奏、バンドでの演奏を聴いていただき、

みなさんと、鍵ハモの奏法をいろいろ研究し、

新刊「マサさんと吹こう!たのしい鍵盤ハーモニカ」の中から、

『ゆびのロンド』では、
・鍵盤楽器が初めての子どもにどのように指と鍵盤の関係を指導するか?

『キラキラ星タンギング変奏曲』では、
・指使いとタンギングを分けてマスターしよう!
・かわいいキティーちゃん、もっとかわいい妹キティー、乱暴なお兄ちゃんキティー、3人のかわいいキティーちゃんをイメージしてかわいく吹こう!

『オッとあぶないよ!』では、
・アンサンブルの楽しさ
・他のパートを知ることで、異質な他者と共に生きる生き方を学ぼう!

『ふるさと』では、
・p(弱い音)の美しさと大切さ
・微妙な強弱表現で、メロディーのウネリを表現しよう!
・子どもの頃の自分をイメージして、心を込めて吹こう!

など、音楽にとってとても大切なことを、
みなさんといっしょに考えながら吹きました。

『ふるさと』の最後の演奏はとても美しく、
思わず、涙ぐみそうになりました。

↓つづく