夢を与えるナンバー

朝からなにか不機嫌で…春だから心がざわめくのかしら。イライラしがちです。

保育園に向かう道中も、いつもなら「だっこして」と請われれば「はいはーい」と軽々抱きあげるところ、今日はなんだか「さっき自分で歩くって言ったでしょ、歩きなさい」と突っぱねたり、「おへやでだっこ」と言われても「パパ遅刻しそうだから、やだ」と完全拒否。
硬直したまま保育園の部屋の前で立ちすくんでいても「早く来なさい！」と怒る。
ここ最近でも稀に見る不機嫌ぶりです。

「不機嫌である自分」が嫌でますます不機嫌になる感じでしょうか。


チビを放置したまま部屋入ると、布団が積んでありました。
今日から新しい布団を使います。だから、今朝は布団カバーをかけないといけない（いつもは金曜夜に交換しちゃうんですけれど）

ちっ、めんどくせー。

２４時間後には新入社員にビジネスマナーを教える講師を務めるとは思えないほど（笑）無作法に舌打ちして、布団をちら見すると…

あれ？
番号がちがう。

布団にはひとりひとり番号がついていて、どれを誰が使うのかわかるようにしてあるのですが…ウチのチビは５９番のはず。
ところが、並んでいるのは２０番台から３０番台。
１歳クラスから２歳クラスになったときは同じ番号が継続してたんだけどなー。
はて。

少し悩んで、気づきます。

昨年度は１歳から２歳の乳児クラス、今年度からは３歳から５歳の幼児クラス、使う布団の種類はこの大きな分類でちがうんですね！

では、ウチのチビの番号は…
と押し入れに貼ってある一覧表で確認すると。

おぉ…
奇跡だ…
奇跡が起きた…

見た瞬間、部屋の外までダッシュ！
まだ硬直しているチビを、今度は満面の笑みを浮かべながら急かします。

　「来て来て！ビッグニュース！」

チビ、きょとんとしながら走ってきます。
靴を脱がせて、さっきの拒絶はどこへやら、マッハでだっこして押し入れへゴー。

解説。
　父「おふとんは、ひとりひとり番号が決まってます。」

　子「うん」

　父「これ、○○くん（子の名）の名前です」

　子「うん」

　父「そして、これが○○くん（子の名）の番号です」

　子「…２５ばん！」

そう、２５番だったんですねー。
言わずと知れた、中村俊輔ですねー。

　子「２５ばん！やったあやったあ！」

　父「やったぜ！いぇー！」

布団を前に抱き合いながら歓喜するおばかな親子。笑


こうして、不機嫌はうやむやのまま吹っ飛び、笑顔でバイバイした親子です。

中村俊輔さまさまですな☆