※【J1第1節】横浜M1-0甲府
開幕です。シーズンは、始まる前がいちばんウキウキするとは言いますが、近年まれに見る期待値の低さで迎えた開幕です。
数か月ぶりの選手紹介、高卒ルーキーながらスタメンに名を連ねた長谷川アーリアジャスールにはひときわ大きな歓声。そして電光掲示板には・・・〝長谷川.A〟の文字。なんだそれは。長谷川Bというのがいるのか。
FWの中央には、案の定鈴木隆行ことケズルンダー。周囲からは歓声があったのか?とりあえず自分はもちろんブーイング。応援なんぞするワケが無い。
まあ、改心して且つ結果を出したなら、そのときこそは応援してやる。以前にも言ったとおり、はじめの1か月で[得点5/警告2/退場0]が彼に(勝手に)課したノルマです。
なお、横浜市長の挨拶は、映像のみならず肉声も無く、お手紙だけという白けたものでした。・・・つまり、来週の横浜ダービーっぽい試合に来るわけだな。
開始早々から圧倒的に攻勢に出たマリノス。3トップと山瀬が有機的に絡み合い、両SBも果敢に攻撃参加してくる。
やや気になったのはアーリアのポジショニング。相手にボールがある局面では、マークするでもなくスペースを埋めるでもなく、なんとなく中途半端な位置取り。攻撃に転じた際も、河合が良いタイミングで上がっていくためにスペースを埋める動きになってしまう。
こらあ、オマエの持ち味は攻撃じゃないかあ。もっとルーキーっぽくガツガツ行きなさいよー。
と、開始5分、ケズルンダーが右サイドでポストに入り、DFの厳しいチェックをいなしながら左に捌く。受けたアーリアは、一瞬ボールが足元に入り込んだものの、慌てず騒がず右足のアウトで中央へスルーパス。
これを受けて前に出たのが山瀬。とてつもない推進力でまとわりつくDFをちぎりながらGKとの1対1に!そしてGKの鼻先で、軽く流し込む!先制!
飛び上がる人々と大音声を上げて割れる風船。やったぞ、Jリーグが始まった実感が湧いたぞ!
8分、空中戦を挑んだケズルンダーにさっそく警告。もちろんこちらはブーイング。
試合後に本人が語ったところによれば、主審に「手を上げて競ったらすべて警告にする、と言われた」とかなんとか。よっぽど肘あげて競ってるんだろうか。
数分後にも大チャンス。山瀬が粘り強くも軽やかなドリブルで密集地帯を突破。
この日の夜のスーパーサッカーでは、小倉が「山瀬のドリブルはDFがいても何故か彼の足元にボールがこぼれてくる」と言っていたが、そのとおりの粘り強さ。
こぼれたボールをマルクスがダイレクトで落とすと、再度受けた山瀬がダイレクトで右サイドへ。待ち構えたマルケスはこれをスルー。スペースに走りこんだハユマがこれを受けて、縦にちょこん。ハユマに連動して前へダッシュしていたマルケスがこれを受けて、DFとGKの間に鋭いグラウンダー。GK出られず、DFのスライディングも届かず、ファーサイドに抜けたところにケズルンダー!
・・・のスライディングシュートは、ポスト直撃。むぅぅ。
でもでもでも、流れるような攻撃にはただただため息。面白いじゃないか今期のマリノス!
だがしかし、甲府もやられっぱなしでは済まさない。ケズルンダーが空中戦で増嶋からダウンを奪う(またか・・・)と、負けじと山瀬にローキック。やめろぉ、やるならケズルンダーをやってくれぇー!
次第に押されてくる展開に、早野監督も危機感。何度もピッチサイドにハユマを呼びつける。
「今度はなんてダジャレだ!」
サイドに流れたアーリアは、簡単にボールを下げてしまう。
「ばか、そこでアーリアクロスだろー」
「アーリアクロスにマイクパフォーマンス」
そんな早野が大好きです。
後半はますます押されっぱなしの展開。藤田がピッチを縦横無尽に駆け回り、河合・アーリアのWボランチがそれを捕まえられない。
周囲と噛み合っていないマルクスに替えて坂田を投入すると「早野らしからぬ名采配」との声も飛ぶが、逆にこれ以降まったくといっていいほど攻め手無し。
こんなチーム状況にあって、輝いたのはマルケス。FKのこぼれ球を自陣ゴール前でクリア。これを最前線のケズルンダーが競ってこぼれたボールをタッチライン沿いまで奪取して追いかけるのは、これまたマルケス。
カウンターのピンチには、左サイド最前線から猛然と戻って相手ボールを奪い取ると、ドリブルで3人を抜いて前線をうかがい、ファウルを貰う。ああ、最高齢のマルケスがこんなにがんばっているなんて!
「まさかマルケスに替えて乾とかやらねぇだろうなあ」
マルケスに替えて狩野でした。ぎゃあああ。
そして案の定、相手の激しい当たりに尻餅をつく狩野。さすが量産型奥大介。コラァ!気合入れろ!
マリノスも、ほんの時折、良い攻撃。
中澤がドリブルで中央突破を見せ、ハユマのミドルシュートを演出。GK正面だったけれど、4バックの右SBが試合終盤に攻め上がって打ったと思えば、枠にも飛んだし及第点?
続いてまたハユマ、相手に身体を入れられて今にもゴールラインを割りそうなボールを根性で身体を入れ替えて倒れこみながら意地の折り返し。こぼれ球を山瀬が拾って、中央フリーのアーリアへ!高卒ルーキーデビュー戦初ゴールを狙って放ったダイレクトシュートは・・・スタンドにいた父親のそばに飛んでったそうです。
終盤、甲府の長谷川太郎が交代出場。思いもよらぬ〝長谷川.B〟登場に沸き立つスタンド。もちろん、電光掲示板の標記は〝長谷川 太郎〟。
ツマラン!!
そろそろロスタイムというタイミングで、魅せてくれたのはケズルンダー。
左サイドからペナルティエリアに侵入、でもボールが外に出てしまう。急いで取りに来たGKの鼻先で、オールをちょこん。もちろん、遅延行為で警告。2枚目で退場。デビュー戦で退場。(たぶん)スタンドから浴びせられる罵声とブーイング。
あーあ、もう応援できないじゃん。笑
ロスタイム、数的不利を集中力に昇華して、最後はなんとか逃げ切った横浜マリノスの開幕戦でした。
体力的にもポジショニング的にも苦しいなかフル出場したアーリアや、慣れないポジションながら磐石の守備と唐突なビューティフル・クロスを見せた那須は、及第点と言ってよいでしょうね。攻撃サッカーが続けられたのは最初の20分間だけで、まさにスクンブル・アタックという感があったものの、あれが長く保てば・・・と夢を抱ける開幕戦。
次は憎き横浜fc。奥はもちろん、久保の野郎には3年分の恨み辛みを乗せたブーイングを。そして、10年前の横浜ダービーで何の役にも立たなかった(逆に助かったワケだが。笑)大島が、横浜fcを潰してくれるにちがいない。
いずれにしても・・・次節ケズルンダーを見なくて済むのは幸いだ、敵に集中できるからな。笑
さあ、我らのホームスタジアムで偽モノを撃破だ。
※ホンモノの横浜FCはコレとコレ。
開幕です。シーズンは、始まる前がいちばんウキウキするとは言いますが、近年まれに見る期待値の低さで迎えた開幕です。
数か月ぶりの選手紹介、高卒ルーキーながらスタメンに名を連ねた長谷川アーリアジャスールにはひときわ大きな歓声。そして電光掲示板には・・・〝長谷川.A〟の文字。なんだそれは。長谷川Bというのがいるのか。
FWの中央には、案の定鈴木隆行ことケズルンダー。周囲からは歓声があったのか?とりあえず自分はもちろんブーイング。応援なんぞするワケが無い。
まあ、改心して且つ結果を出したなら、そのときこそは応援してやる。以前にも言ったとおり、はじめの1か月で[得点5/警告2/退場0]が彼に(勝手に)課したノルマです。
なお、横浜市長の挨拶は、映像のみならず肉声も無く、お手紙だけという白けたものでした。・・・つまり、来週の横浜ダービーっぽい試合に来るわけだな。
開始早々から圧倒的に攻勢に出たマリノス。3トップと山瀬が有機的に絡み合い、両SBも果敢に攻撃参加してくる。
やや気になったのはアーリアのポジショニング。相手にボールがある局面では、マークするでもなくスペースを埋めるでもなく、なんとなく中途半端な位置取り。攻撃に転じた際も、河合が良いタイミングで上がっていくためにスペースを埋める動きになってしまう。
こらあ、オマエの持ち味は攻撃じゃないかあ。もっとルーキーっぽくガツガツ行きなさいよー。
と、開始5分、ケズルンダーが右サイドでポストに入り、DFの厳しいチェックをいなしながら左に捌く。受けたアーリアは、一瞬ボールが足元に入り込んだものの、慌てず騒がず右足のアウトで中央へスルーパス。
これを受けて前に出たのが山瀬。とてつもない推進力でまとわりつくDFをちぎりながらGKとの1対1に!そしてGKの鼻先で、軽く流し込む!先制!
飛び上がる人々と大音声を上げて割れる風船。やったぞ、Jリーグが始まった実感が湧いたぞ!
8分、空中戦を挑んだケズルンダーにさっそく警告。もちろんこちらはブーイング。
試合後に本人が語ったところによれば、主審に「手を上げて競ったらすべて警告にする、と言われた」とかなんとか。よっぽど肘あげて競ってるんだろうか。
数分後にも大チャンス。山瀬が粘り強くも軽やかなドリブルで密集地帯を突破。
この日の夜のスーパーサッカーでは、小倉が「山瀬のドリブルはDFがいても何故か彼の足元にボールがこぼれてくる」と言っていたが、そのとおりの粘り強さ。
こぼれたボールをマルクスがダイレクトで落とすと、再度受けた山瀬がダイレクトで右サイドへ。待ち構えたマルケスはこれをスルー。スペースに走りこんだハユマがこれを受けて、縦にちょこん。ハユマに連動して前へダッシュしていたマルケスがこれを受けて、DFとGKの間に鋭いグラウンダー。GK出られず、DFのスライディングも届かず、ファーサイドに抜けたところにケズルンダー!
・・・のスライディングシュートは、ポスト直撃。むぅぅ。
でもでもでも、流れるような攻撃にはただただため息。面白いじゃないか今期のマリノス!
だがしかし、甲府もやられっぱなしでは済まさない。ケズルンダーが空中戦で増嶋からダウンを奪う(またか・・・)と、負けじと山瀬にローキック。やめろぉ、やるならケズルンダーをやってくれぇー!
次第に押されてくる展開に、早野監督も危機感。何度もピッチサイドにハユマを呼びつける。
「今度はなんてダジャレだ!」
サイドに流れたアーリアは、簡単にボールを下げてしまう。
「ばか、そこでアーリアクロスだろー」
「アーリアクロスにマイクパフォーマンス」
そんな早野が大好きです。
後半はますます押されっぱなしの展開。藤田がピッチを縦横無尽に駆け回り、河合・アーリアのWボランチがそれを捕まえられない。
周囲と噛み合っていないマルクスに替えて坂田を投入すると「早野らしからぬ名采配」との声も飛ぶが、逆にこれ以降まったくといっていいほど攻め手無し。
こんなチーム状況にあって、輝いたのはマルケス。FKのこぼれ球を自陣ゴール前でクリア。これを最前線のケズルンダーが競ってこぼれたボールをタッチライン沿いまで奪取して追いかけるのは、これまたマルケス。
カウンターのピンチには、左サイド最前線から猛然と戻って相手ボールを奪い取ると、ドリブルで3人を抜いて前線をうかがい、ファウルを貰う。ああ、最高齢のマルケスがこんなにがんばっているなんて!
「まさかマルケスに替えて乾とかやらねぇだろうなあ」
マルケスに替えて狩野でした。ぎゃあああ。
そして案の定、相手の激しい当たりに尻餅をつく狩野。さすが量産型奥大介。コラァ!気合入れろ!
マリノスも、ほんの時折、良い攻撃。
中澤がドリブルで中央突破を見せ、ハユマのミドルシュートを演出。GK正面だったけれど、4バックの右SBが試合終盤に攻め上がって打ったと思えば、枠にも飛んだし及第点?
続いてまたハユマ、相手に身体を入れられて今にもゴールラインを割りそうなボールを根性で身体を入れ替えて倒れこみながら意地の折り返し。こぼれ球を山瀬が拾って、中央フリーのアーリアへ!高卒ルーキーデビュー戦初ゴールを狙って放ったダイレクトシュートは・・・スタンドにいた父親のそばに飛んでったそうです。
終盤、甲府の長谷川太郎が交代出場。思いもよらぬ〝長谷川.B〟登場に沸き立つスタンド。もちろん、電光掲示板の標記は〝長谷川 太郎〟。
ツマラン!!
そろそろロスタイムというタイミングで、魅せてくれたのはケズルンダー。
左サイドからペナルティエリアに侵入、でもボールが外に出てしまう。急いで取りに来たGKの鼻先で、オールをちょこん。もちろん、遅延行為で警告。2枚目で退場。デビュー戦で退場。(たぶん)スタンドから浴びせられる罵声とブーイング。
あーあ、もう応援できないじゃん。笑
ロスタイム、数的不利を集中力に昇華して、最後はなんとか逃げ切った横浜マリノスの開幕戦でした。
体力的にもポジショニング的にも苦しいなかフル出場したアーリアや、慣れないポジションながら磐石の守備と唐突なビューティフル・クロスを見せた那須は、及第点と言ってよいでしょうね。攻撃サッカーが続けられたのは最初の20分間だけで、まさにスクンブル・アタックという感があったものの、あれが長く保てば・・・と夢を抱ける開幕戦。
次は憎き横浜fc。奥はもちろん、久保の野郎には3年分の恨み辛みを乗せたブーイングを。そして、10年前の横浜ダービーで何の役にも立たなかった(逆に助かったワケだが。笑)大島が、横浜fcを潰してくれるにちがいない。
いずれにしても・・・次節ケズルンダーを見なくて済むのは幸いだ、敵に集中できるからな。笑
さあ、我らのホームスタジアムで偽モノを撃破だ。
※ホンモノの横浜FCはコレとコレ。